主催者からのレポートをお届けします。
　2011年の東日本大震災からの復興を祈念して、アジアの国々から寄付された90余台の楽器をもとに、2012年３月11日に第1回演奏会を開催してから、１２年目の演奏会。現団員は、当時のメンバーとすっかり変わって迎えた演奏会でした。

　新型コロナの影響で練習もままならない中、初めてステージに立つメンバーもありながらも、立派に2時間弱の演奏会を終えることができました。

　ずっとお世話になっていた、ぐんまジュニアのメンバーや、どさんこジュニアのお手伝いもない、という不安もありましたが、今回は第1回からのメンバーを中心とした社会人や大学生のOB、OGが駆けつけてくれて、立派に当日のステージを支えてくれました。

　これも10年余りの活動の成果と、大変うれしく思っています。

　これまでの活動には、地元花巻はもとより全国からいろいろな方々のご協力を頂いており、演奏の機会や資金面の援助、楽器のご提供をいただき、あらためて感謝しております。

　宮沢賢治の里として注目されているここ花巻で、子供たちのオーケストラ活動を長く行いながら、東日本大震災の被害と、そこからの復興を願った世界中の方々の思いを、音楽を通じて伝え続けていこうと思います。