献奏

  • 日時
    2014年9月29日(月)10:00
  • 場所
    八沢地区慰霊碑(菩薩像前)南海老グラウンド跡地
  • 曲目

    ネスラー:オペラ『ゼッキンゲンのトランペット吹き』から
    「神様があなたをお守りくださいますように」

  • 出演

    ヴァイオリン:ダニエル・フロシャウアー、マリアン・レシュコ

    ヴィオラ:マリオ・カルヴァン

    チェロ:ラファエル・フリーダー

    コントラバス:ヘルベルト・マイヤー

    フルート:ディーター・フルーリー

    オーボエ:アレクサンダー・エールベルガー

    トランペット:ハンス・ペーター・シュー

    トロンボーン:ディートマル・キューブルベック

一行は、仙台よりバスで約2時間に位置する八沢地区慰霊碑へ向いました。その車中では、まだ震災の爪痕の残る場所や、復興作業に向う多くの工事車両などを見ながら、真剣な表情で思い思いに語り合っていました。八沢地区は海に近く、この慰霊碑の地点からは海が見えませんが、震災ではここまで津波が来て、およそ70名の方が犠牲となりました。澄み渡る青空の下、近隣の方々が見守る中、献花・黙とうに続いて、9名で海に向かう形に並んで献奏を行いました。奏者を代表してフルート奏者のディーター・フルーリー氏は、新聞やテレビの取材に「こちらへ来る道のりで、自然の威力をこの目で見ました。被害を受けた方を思い、また残った方々には大きな希望を持って生きて欲しいと思い、音楽が助けになるよう願って演奏しました。」と応じました。