天王山

ここで育まれるおいしくて、清らかな水。
それは、「サントリー山崎蒸溜所」でつくるウイスキーにとって、欠かすことのできない大切な水です。

協定開始:2016年10月
面積:約21ha
対象の工場:
サントリー山崎蒸溜所

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名水を育む森の姿

「天然水の森 天王山」と言えば、竹林。
竹の生命力の強さは時に恐ろしくもあり、
それでいて、空高く伸びる姿は美しくもあります。

鳥が住むところ

鳥がのびのびと暮らせる森、それは森が豊かな証拠。
ここにもたくさんの鳥たちが暮らしています。

(左上)メジロ:よくウグイスに間違えられるが、目の周りが白いのでメジロ
(右上)フクロウ:「夜の狩人」との異名を持ち、夜更けに音を立てず、獲物を捕らえる
(下)フクロウが巣作りをできる巨木のウロがない森に、巣箱を設置しています。写真はその巣箱から顔を出し、外をのぞいている様子をとらえたもの

森と向き合うからこそ、
直面する問題

森ととことん向き合うと、
予想もしなかった問題に直面します。
前例がないものや、まだ解決策が見出せていないもの、など難しい問題もあります。
それでも、サントリーはくじけません。水と生命(いのち)にとっての理想の森にするために。

竹林の拡大

竹林が雑木林を枯らしながら、次々に拡大している。
放置しておけば、多様な植物がなくなり、豊かな森が失われてしまう可能性も。

竹林の拡大を食い止めるために、腰高伐採を実施。
冬の休眠期に1mほどの高さで切ると、地下茎は地上部がないことに気づかず、春に切り口から樹液を吹き出し続け、地下茎に蓄えていた栄養を使い切って枯れてしまう。

数年後、さまざまな樹や草が生え、雑木林が再生しつつある。
このまま経過観察を続け、水と生命(いのち)にとって理想の森に近づけていく。

カブトムシの森プロジェクト

竹を枯らしても、苗が生えない場所では、「カブトムシの森プロジェクト」を実施。
地元の小学生にカブトムシが樹液を好むクヌギ等の苗木の育成と植樹をしてもらっている。

植樹した場所の成長過程。ここから数年かけて、樹液が出るほどの大きさに育っていく。

森づくり最前線について知る

所在地 京都府乙訓郡大山崎町
面積 約21ha
協定年月 2016年10月
協定期間 30年

大山崎町が、複数の土地所有者を取りまとめ、町とサントリーが「天然水の森 天王山」の整備協定を締結。

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