ゆっくりと清冽な水へ
森に降り注ぐ雨を
大地は優しく受けとめる。
そして、ゆっくりゆっくり時間をかけて、
清らかな水へと磨き上げていきます。
凛と咲く
一輪の花は、たった一度しか咲かない。
大地の恵みを受け、凛と生きています。
(左上)ホオノキ:大人の手のひらほどの大きな杯型の花を咲かせる。
(右上)キクザキイチゲ:早春に、菊のような花を咲かせ、1本の茎に1輪なので「菊咲一華」という。
(左下)ウスバサイシン:根の近くに紫褐色の花をつける。根や根茎は薬用としても有名。
(右下)ウワミズザクラ:ふわふわとブラシのように白い花をつける。蕾を食用にする地域も。
花崗岩に支えられ
プレート移動、マグマの上昇、隆起。
数千万年をかけて、花崗岩中心の山に。
実は今も、すこしずつ変化し続けています。
鳥が住むところ
鳥がのびのびと暮らせる森、それは森が豊かな証拠。
ここにもたくさんの鳥たちが暮らしています。
(左上)オオタカ:名前の由来は大きさではなく、羽色が青みがかった灰色「蒼鷹(アオタカ)」から。
(右上)キビタキ:オスは水仙の橙色や黄色のようなはなやかな色を持つ鳥。
(下)ハチクマ:ハチの巣を襲って幼虫を食べる、刺されても平気(?)なタフなタカ。