ぎふ東白川

ここで育まれるおいしくて、清らかな水。
それは「サントリープロダクツ(株)木曽川工場」でつくる清涼飲料にとって欠かすことのできない大切な水です。

協定開始:2010年
面積:約631ha
エリア対象の工場:
サントリープロダクツ(株)木曽川工場

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ヒノキ林が教えてくれること

ここ一帯は、ヒノキの名産地。
きれいなヒノキ林が広がっています。

きちんと手入れをし、木材を利用し、子どもにとっては遊び場となり…。ここに住む人たちは、森と共に生きている、そんな様子がうかがえます。

森を彩る、樹

ヒノキ林に彩りを添える、
日本だからこそ見られる樹も。

(左)ハナノキ:ここ一帯のシンボルツリー。自生地がごく限られたカエデの一種。
(右)マルバノキ:丸みを帯びたハート型の葉をつけ、青や赤さまざまな色に紅葉する。

ひょっこりのぞく
カモシカ

森にそっとたたずみ、あたりを見回すと、
こんな動物にも出会えます。

ニホンカモシカ:名前に”シカ”がついているけれど、実はウシ科の生き物。

鳥が住むところ

鳥がのびのびと暮らせる森、それは森が豊かな証拠。
ここにもたくさんの鳥たちが暮らしています。

(左上)ミソサザイ:全長10.5cmほどの日本で最も小さい鳥のひとつ。さえずりが素晴らしく美しい。
(右上)イスカ: くちばしが交差しているのが特徴。
(左下)ツグミ:10月ごろシベリアからやってくる冬鳥。
(右下)ヤマガラ:人によく懐き、かつては神社の「おみくじ引き」などの芸を披露していた。

森と向き合うからこそ、
直面する問題

森ととことん向き合うと、
予想もしなかった問題に直面します。
前例がないものや、まだ解決策が見出せていないもの、など難しい問題もあります。
それでも、サントリーはくじけません。水と生命(いのち)にとっての理想の森にするために。

より豊かな森へ

理想の森は、さまざまな種類の植物や動物が生きる森。ヒノキだけが植えられた林は、樹種はもちろん昆虫や動物の種類も少なく、多様性に乏しいという問題を抱えている。

森の調査結果やヒノキの生産量などを考慮し、ヒノキの強度伐採や広葉樹の植樹を実施。多様性のある、豊かな森を目指す。

徐々に広葉樹が成長し、多様な植物が育つ森になっている。このエリアが他の人工林のモデルとなるように、森林整備を続けている。

渓畔林にも多様性を

木材生産を最優先したため、渓流沿いにもスギやヒノキが植えられた。スギはともかく、この湿潤な環境はヒノキには適さない。渓畔本来の多様性も損なわれている。

綿密な調査の下、スギやヒノキを伐採し、すでに生えている広葉樹の成長を促したり、周囲から飛んできた種での再生をめざした。

広葉樹の樹高はまだ低いものの、多様性のある豊かな渓畔林として再生しつつある。

森づくり最前線について知る

森の近くでも

おいしい水を育む森づくりを、
次の世代に受け継ぐために。
森の近くで育つ子どもたちと、
森と水について考える時間をつくっています。

東白川中学校の生徒と、森や水について学ぶ課外学習を実施。
実際に森にも入り、森と触れ合いながら、森が育む水のことや良いヒノキの育て方などを学ぶ。

サントリーお台場オフィスにある「サントリー大学」の机は、東白川村のヒノキで作られている。東白川中学校の生徒たちに来てもらい、自分たちが住む村でできたヒノキが、遠い東京でも使われているという「つながり」を体感してもらった。

所在地 岐阜県加茂郡東白川村越原越原国有林
面積 約381ha
協定年月 2010年12月
協定期間 5年(数十年にわたって更新予定)

林野庁の「社会貢献の森」協定制度を利用。

所在地 岐阜県加茂郡東白川村
①神土 新巣村有林
②越原 曲坂村有林
面積 約250ha
協定年月 ①2012年3月
②2015年12月
協定期間 30年

①「岐阜県企業の森」事業へ参画し、東白川村および岐阜県と森林整備に関する協定を締結。
②東白川村と独自の森林整備に関する協定を締結。

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