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サンゴリアスをもっと楽しむコラム

2014年10月 9日

トップリーグ1stステージプールB 第6節vs近鉄ライナーズ戦の見どころ!

いつもサンゴリアスへの暖かいご声援ありがとうございます。

 
アジア大会開催のため2週間のショートブレイクに入ったトップリーグですが、いよいよ今週末に第6節を迎えます。ファーストステージも残り2試合となり、プレーオフ進出を争う2ndステージグループAへの進出を目指し、どのチームもプール戦での4強入りに全力を注ぎます。サンゴリアスはここまで4勝1敗で勝ち点を18とし、プールBの2位につけています。プールB首位は5戦全勝の神戸製鋼コベルコスティーラーズ(勝ち点23)。3位以下は順にキヤノンイーグルス(同17)、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(同16)、近鉄ライナーズ(同15)と2位のサンゴリアスから5位まで4チームが勝ち点1差ずつの僅差で争う状況です。昨シーズンの1stステージの結果を見ると、1stステージ終了時点で4位の勝ち点がプールAは22、プールBは20(5位も20で得失点差で4位が決定)であり、現在5位の近鉄ライナーズまでは充分に4強入りの可能性を残しています。神戸製鋼が頭ひとつ出ている中、4チームで残りの3席を争う形となりそうです。

 
そんな中行われる今週末の第6節。サンゴリアスは5位の近鉄ライナーズと生き残りをかけた直接対決となります。お互いにこの試合に勝利すると1stステージ4強入りが大きく近づき、逆に負けてしまうと4強入りに黄色信号が点灯する非常に重要な一戦です。最終節を待たずに4強入りを決める為にも、しっかりと準備をして試合に臨まなければなりません。サンゴリアスにとってはアウェーとなる花園ラグビー場での対戦となりますが、チーム一丸となってアグレッシブアタッキングラグビーを展開し、勝ち点5獲得を目指してこの試合に臨みたいと思います。

 
1stステージプールB第6節の登録メンバー23名が発表になりました。前節の神戸製鋼戦で今シーズン初黒星を喫したサンゴリアスですが、徐々にアタッキング・ラグビーを展開する時間が増えてきており、この2週間でどこまでチームを修正出来たか、真価の問われる試合となります。ショートブレイクの期間に行われた3試合(ホンダ、帝京大学、NEC)では、本来のサンゴリアスらしいラグビーを展開する事が出来ました。第6節の試合でもキックオフからアグレッシブに攻め続け、80分間を通して攻める姿勢をグラウンドで表現できれば、サンゴリアスの勝利は大きく近づいてくるはずです。試合の最初の10分でペースを掴む事が出来るかどうかが非常に重要なポイントとなります。1つでも多くの勝ち点を取るために、4トライ以上のボーナスポイントも視野に入れ、アグレッシブに攻め続けるラグビーを展開したいと思います。

この試合、1人目の注目選手はLO#4篠塚公史。サンゴリアス不動の背番号4の印象が強い9年目のプレーヤーで、既にサンゴリアスでの出場キャップは100を超えるベテランプレーヤーですが、今シーズンはなかなかコンディションが整わず、開幕から5試合はメンバーに入る事が出来ませんでした。その間は1つ先輩で10年目の田原太一が5試合スターティングメンバーで出場していましたが、この試合で今シーズン初の出場を掴みました。チーム内で良い争いが出来ている4番のポジションですが、篠塚にとっては絶好のアピールの場となります。ラインアウトの統率を中心に、ここまで出場できなかった鬱憤を晴らすようなプレーを期待したいところです。

 
2人目はNO.8竹本隼太郎。サンゴリアスの前キャプテンが久々に8番のジャージに袖を通します。今シーズン初のメンバー入りとなりました。持ち味は安定感のあるキャッチングスキルや、フラットでパスを受けてからのボディーコントロール。ゲインライン近くでの仕事量が増えれば、サンゴリアスのアタックが加速します。ひたむきに泥臭く、サンゴリアスのフォワードとしての役割が期待されます。

 
CTB#13にはニコラス・ライアン。今シーズンよりフランカーへのコンバートにチャレンジし、第2節のトヨタ自動車戦はリザーブでフランカーとして出場、第5節の神戸製鋼戦では#12センターとして出場しています。フォワードでの経験がバックスでのプレーにも活かされており、どちらで出場してもこれまで以上にブレイクダウンでの仕事の質が向上しています。この試合は#13センターでの出場となりましたが、試合中のメンバーチェンジで途中からフォワードにポジションを変える事も考えられるため、チームとしてのメンバーセレクションの幅も広がります。フォワードとバックスの二足の草鞋を履くニコラス・ライアンに注目下さい。

 
FB#15には松島幸太朗が開幕戦以来となるメンバー入りを果たしました。今シーズンの開幕戦で満を持してトップリーグデビューを果たしましたが、その後はコンディションを崩していました。しかし、このトップリーグの中断期間で行われたトレーニングマッチでは限られた出場時間の中でも大きく存在感を示すプレーを見せ、第6節のスターティングメンバーに返り咲きました。なんと言っても持ち味は圧倒的なスピードと変幻自在のステップで相手ディフェンス網を切り裂くランニングです。この試合をリスタートに位置づけ、チームの中心選手への成長が期待される期待のニューフェイスにご注目下さい。

 
リザーブ#23には大島佐利がメンバー入り。昨シーズンの2ndステージ第7節でNo.8で出場して以来のトップリーグの舞台となります。今シーズンは主にセンターとしてプレーしている大島ですが、フォワード第3列の経験もあり、力強いランニングとキックオフボールのキャッチングスキルはチームでも1、2を争う逸材です。出場の機会がめぐってくれば久々のトップリーグでのプレーになりますが、チームに貢献するプレーで存在感を示してくれると思います。

 
今シーズン初めての大阪でのゲームとなります。花園ラグビー場では2試合が開催され、第1試合は首位の神戸製鋼vs4位のトヨタ自動車ということで、こちらも目の離せない好カードです。是非多くのラグビーファンの方にご来場頂ければと思います。皆様のご来場を花園でお待ちしております。
 

 
■ジャパンラグビートップリーグ2014-2015 1stステージ プールB 第6節
サントリーサンゴリアス(2位)vs.近鉄ライナーズ(5位)
2014年10月11日(土) 14:05キックオフ
大阪府・近鉄花園ラグビー場

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