2008年3月31日
「少年サンゴリアス」 Vol.7 エディー ジョーンズ
『ラグビー"一生の愛"の始まり』
子供の頃の僕はスピードがなかったです。でも喋りは速かったし(笑)よく喋る子供でした。頭も大丈夫でしたよ(笑)。スポーツはラグビーとクリケットをやっていました。
初めてラグビーをプレーした時、コーチに教わってボールを持って走ることを中心にプレーして、そのことがラグビーへの"一生の愛"の始まりでした。13歳の時でした。学校があるところは、シドニーの東の郊外で、ゴルフコースもビーチも多いとても美しいエリアでした。
その時、一緒にプレーしていた選手たちは、今でも親友です。学校は普通の公立の学校で、特別なグラウンドではなかったし普通のグラウンドでしたけれど、コーチがボールを動かすこと、スピード、そしてそのスキルがどれだけ大事かということを、みんなに凄く意識させてプレーさせました。それがとても印象的です。
そのコーチは体育の先生で、次の4年間、僕らの体育の授業はタッチフットボールしかやりませんでした。そして僕らはタッチフットボールを、学校が始まる前、昼休み、放課後もずっとやっていました。みんなプレーすることが大好きでした。
そのコーチは、僕らが"プレーしたくなる"ように指導しました。練習が楽しく、どういうプレーをするかを細かく話すのが凄く上手い人で、彼は"喋り"で教えてくれました。
彼はずっと野球をやっていて、オーストラリア代表でプレーしていた方です。34歳の時に僕の学校へやって来て、ラグビーをコーチしたいということで、その歳でラグビーをプレーし始めました。とてもインスピレーションがある話だと思います。
彼に教わったメンバーの中で、3人は海外でもコーチングしていますし、4~5人ぐらいはオーストラリア代表でもプレーする選手になりました。また何人かはニューサウスウェールズ州代表でプレーしました。そういう凄いメンバーが育ちました。このことはコーチがどれだけ選手に影響を与えることが出来るかということの、証明になると思います。
僕がコーチになった直接のきっかけではありませんが、間接的には彼の存在がきっかけになったと思います。人の人生に影響を及ぼすということも、彼からいろいろと学びました。
今でも機会があれば彼のところへ寄って、いろいろ話しています。彼と僕とは違いますが、違うけれども彼の様に僕も数々の選手やチームに、良い影響を及ぼしたと思いたいですね。
エディさん5歳のとき