天然水の森 南アルプス

「天然水の森 南アルプス」とは

「サントリー天然水の森 南アルプス」は、<>と<サントリー白州蒸溜所>の水源涵養エリアに設定した森です。「やまなし森づくりコミッション」と協力し、森林の地権者である北杜市、鳥原三耕地財産管理会、そして地元森林組合との間で森林整備に関する協定を締結。ユネスコエコパーク*に登録承認される南アルプスの一画で、先進の知見と技術を駆使した多角的な調査・研究、施業を実施する他、育林材を利活用する炭焼き施設を地元集落に設置するなど、より総合的な活動を行いながら、“水と生命(いのち)の未来を守る”森づくりを進めています。

所在地 山梨県北杜市白州町鳥原
面積 約180ha
契約年月 2008年10月
契約期間 契約締結から30年

*「ユネスコエコパーク」について
正式名称は、「BR:Biosphere Reserves・生物圏保存地域」。豊かな生態系や生物多様性の保全と人間社会の営みとの調和・共生を、持続的に可能にする目的で、ユネスコが全世界で推進する取り組みです。南アルプスは、2014年6月、BR:ユネスコエコパークに登録承認されました。

森の紹介
サントリー天然水の森 南アルプス

●2010年度「環境goo大賞」動画部門賞受賞作品
“ITVA-日本CONTEST 2003”広報・PR部門グランプリ受賞作品

撮影地 山梨県北杜市白州町
撮影時期 2010年5月〜2012年8月

「サントリー天然水の森 南アルプス」は、
“サントリー天然水白州工場”と“サントリー白州蒸溜所”の
水源涵養エリアにあたる、約180haにおよぶ森です。
南アルプスの麓の地下深いところに、絶えることなく
清冽な地下水をもたらしてきた森の姿。
そして、その水と森を、これからもずっと守って行くための、
私たちの活動の一端を、ご覧いただきたいと思います。

「天然水の森 南アルプス」森の姿のいろいろ

「天然水の森 南アルプス」は、甲斐駒ヶ岳を中心とする巨大な花崗岩の山塊の、裾の部分に位置しています。エリア内の標高差、およそ700m。一部には、なだらかな丘状地や稜線もありますが、全体としては急傾斜で、ところどころに基岩が露出した崖地も見られる山肌を、幾筋かの沢がぬうように走る、変化に富んだ地形をしています。

植生はどうでしょう。エリア全域に分布するミズナラをはじめ、ヤマザクラ、ケヤキ、さまざまなカエデ類、サワグルミ、比較的標高の高いところにはツガやモミ、あるいはカラマツやアカマツの人工林……。多種多様な樹種、群落・群集が見られる森は、一見とても豊かです。けれども足下に目を向けると、問題点もあることがわかります。本来、地表をおおっているはずの植生が貧弱で、大切な土壌が失われやすい状態にあることです。原因は、花崗岩という風化しやすい地質条件。そして、今、日本各地の森に共通して見られる、あまりにも増えすぎたシカによる採食圧です。

そこで「天然水の森 南アルプス」では、“土壌流出の防止”、“シカによる採食圧対策”、“荒れた土地の緑化”を大きなテーマに、斜面の土壌の動きを観察する実験区やシカ柵、階段工を設置するなど、多様な対策を計画・実行し、数十年、百年先を視野に入れた森林整備をつづけています。

  • ミズナラ群落
  • ケヤキ群落
  • ツガ群集
  • 山肌のそこここからしみ出す岩清水は…
  • やがて渓流に