サントリー ワイン スクエア

岩田 渉(いわた わたる)プロフィール

1989年愛知県生まれ。同志社大学在学中、留学先のニュージーランドでワインに魅了され、帰国後の2014年にソムリエ資格を取得。大学卒業後は京都のワインバー「Cave de K」のソムリエとして勤務。キャリア3年で2017年「第8回全日本最優秀ソムリエコンクール」優勝。2018年「第4回A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール」優勝。2019年「第16回A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」で準決勝進出を果たした、いま日本で最も注目されるソムリエの一人。幅広い世代にワインの魅力を伝えていくため、2019年よりサントリーワイン・ブランドアンバサダーに就任。

「ヌーヴォー」ではないボジョレーワイン

2019.12.16記事: 岩田渉(アンバサダー)

ボジョレー ヌーヴォーは旬を楽しめるのが魅力ですが、ぜひ「ヌーヴォー」ではないボジョレーワインも皆様に楽しんでいただきたいのが、私ソムリエ岩田の本音でございます。

ボジョレーワインがうみ出されるボジョレー地区は、フランス・リヨンの北、南北約55kmに広がる丘陵地帯で、畑の個性も実に様々であります。スタンダードなボジョレーワインから、北部10村のクリュ ボジョレーと呼ばれる特級に値する村名ワインまで幅広く、軽やかでエレガントなスタイルのサンタムールから、重厚感があり、飲みごたえのある力強い味わいのムーラン・ナ・ヴァンまで幅広く、食事などに併せて楽しんでいただけます。
この季節は新酒のフレッシュ感溢れるヌーヴォーを楽しんでいただいた後は、クリュ ボジョレーを試してみてはいかがでしょうか?新たな発見があると同時に、ボジョレー地区の深みを体験していただけると思います。
「ジョルジュ デュブッフ」は、ボジョレー ヌーヴォーからクリュ ボジョレーまで充実したラインナップを揃えております。この産地を代表するジョルジュ デュブッフのワインをぜひ、親しい方と一緒にお楽しみください!

「ジョルジュ デュブッフ」のクリュ ボジョレーのワインをご紹介いたします。

ジョルジュ デュブッフ サンタムール 2017

鮮やかな明るいラズベリーレッド。華やかでみずみずしい豊かなフルーツの第一印象。もぎたてのラズベリーやレッドチェリーに牡丹やバラのアクセント。香りの印象をそのままに、味わいもジューシーで軽やか。滑らかなタンニンが液中に溶け込み、スムーズなテクスチャーを与える。全体的に明るく、アプローチのしやすい味わい。

ジョルジュ デュブッフ ムーラン・ナ・ヴァン 2016

中心に若干の深みが見えるラズベリーレッド。やや落ち着いた香りの第一印象。熟れたクランベリーやブルーベリーに、仄かなスイートスパイスの印象を感じさせる甘草やシナモン、そしてアニスのような甘苦いハーブのアクセントと同時に、腐葉土のニュアンス。

ジョルジュ デュブッフ フルーリー 2015

全体的に深みのある濃い目のラズベリーレッドに、中心からエッジにかけて鮮やかなグラデーションが見える。香りは芳醇で複雑。熟したブルーベリーや赤すぐりに発展的な状態を示す、レザーや乾いた肉、ブラウンマッシュルーム、そして土の様な香りを思わせるアーシーなトーン。アタックから甘くて優美なフルーツの濃縮感があり、豊かに口中を広がっていく、全体的に丸みを帯びた味わい。中盤から余韻にかけて、存在感を示すタンニンの力強さが印象的なフルボディなスタイルのボジョレー。