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くまもと音楽復興支援100人委員会 「熊本地震復興祈念コンサート第2弾 ベートーヴェン/交響曲第9番 ほか」

  • 実施日時

    2018年 4月16日(月)18:00 開演

  • 実施場所
    熊本県立劇場 コンサートホール
  • プログラム

    第一部 熊本の未来を担う子供と若きアーティスト
    「オーケストラとの共演〜才能の芽を咲かせよう」


    ペツォールト(小山和彦:編曲):ピアノ三重奏曲2つのメヌエット
    ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調「街の歌」Op.11第3楽章
    モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調KV.467第1楽章
    木﨑春菜(一般)、磨 椋平(大2)、古荘 瑛大(小6)

    第二部
    ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.125

  • 出演

    広上淳一(京都市交響楽団常任指揮者 兼 ミュージック・アドヴァイザー)
    高橋絵里(ソプラノ) 清水華澄(メゾソプラノ) 城 宏憲(テノール) 甲斐栄次郎(バリトン)
    九州交響楽団を中心に全国のプロ 熊本の音楽家で編成 九州の有志(合唱)

主催者からのレポートをお届けします。
 熊本地震本震から二年目にあたる2018年4月16日に、熊本の若い音楽家とプロの共演からなる第一部、ベートーヴェンの交響曲第9番の第二部からなる第2回熊本地震復興祈念コンサートを開催しました。震度7の地震に2回襲われた熊本。地震直後から熊本の人同士はもちろんのこと、県外からも海外からも多くの力が寄せられました。
「時代が作った分断をあなたの不思議な力が再びつなぎ、すべての人が兄弟となる。」という第九の歌詞が聴衆にも伝わるよう、オリジナルに字幕を作成してスクリーンに映し出しました。聴衆にもメッセージがストレートに伝わることとなり、会場中が深い感動に包まれました。
「復活」「第九」ともに大傑作ですが、特別な機会に演奏者が特別な気持ちをもって演奏し、聴衆もそれぞれの思いを胸に音楽に接することで、マーラーやベートーヴェンの感動が演奏者を通じて聴衆に伝わり、その場にいるすべての人に大きな生きる力を与えることができたと思っております。
さらに、熊本地震からの復興に音楽の力は小さくないことを強く感じました。関連死も含め200人以上地震の犠牲となった方々へ引き続き思いを寄せたいと思います。