01

公益財団法人 仙台ひと・まち交流財団仙台市宮城野区文化センター Music from PaToNa 第2章(vol.7、vol.8)

Music from PaToNa Vol.7「よりそう」

  • 実施日時
    2015年11月5日(木)19時開演
  • 実施場所
    仙台市宮城野区文化センター PaToNaホール
  • プログラム

    ドホナーニ:弦楽三重奏のためのセレナード ハ長調 op.10
    マーラー:ピアノ四重奏曲 イ短調「断章」
    シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.114,D.667「鱒」

  • 出演

    西本幸弘(ヴァイオリン)
    柳瀬省太(ヴィオラ)
    三宅進(チェロ/音楽監修)
    助川龍(コントラバス/プランナー)
    菅野潤(ピアノ)

Music from PaToNa Vol.8「ひろがる」

  • 実施日時
    2016年2月28日(日)15時開演
  • 実施場所
    仙台市宮城野区文化センター PaToNaホール
  • プログラム

    ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調

    イーベル:三重奏のための5つの小品

    モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285

    ダンツィ:木管五重奏曲 変ロ長調 op.56-1

  • 出演

    西本幸弘(ヴァイオリン)
    井野邉大輔(ヴィオラ)
    三宅進(チェロ/音楽監修)
    助川龍(コントラバス/プランナー)
    宮嵜英美(フルート)
    西沢澄博(オーボエ/プランナー)
    副島謙二(クラリネット)
    水野一英(ファゴット)
    齋藤雄介(ホルン)

<関連事業>第7回オープンゼミナール「三宅&助川が語る「鱒」の魅力」

  • 実施日時
    2015年10月16日(金)11時~12時
  • 実施場所
    仙台市宮城野区文化センター リハーサル室
  • 出演

    講師

    三宅進(チェロ/音楽監修)
    助川龍(コントラバス/プランナー)

<関連事業>第8回オープンゼミナール「これがMusic from PaToNaの“ウラ側”です」

  • 実施日時
    2016年1月25日(月)10時半~12時
  • 実施場所
    仙台市宮城野区文化センター PaToNaホール
  • プログラム

    講師

    我妻雅崇(仙台フィルハーモ二―管弦楽団 インスペクター)
    三宅進(チェロ/音楽監修)
    西沢澄博(オーボエ/プランナー)

<関連事業>管楽器アンサンブルワンポイントクリニック

  • 実施日時
    2015年11月21日(土)13時~16時
  • 実施場所
    仙台市宮城野区文化センター リハーサル室
  • 出演

    講師

    戸田敦(フルート)
    西沢澄博(オーボエ/プランナー)
    下路詞子(クラリネット)
    水野一英(ファゴット)
    須田一之(ホルン)

主催者からのレポートをお届けします。
東日本大震災で津波被害を大きく受けた宮城野区に、震災後開館した当館ですがコンサートホールは優れた音響特性を持ち、弦楽器等の演奏が美しく響くこと、客席の規模が384席という席数も含め、特に「室内楽」に適したホールとして演奏家の方々から高い評価を得ております。そこで、良い響きのホールで、良質な音楽を、かつ低廉な料金で提供する機会を設け、地域への文化芸術の普及、および醸成の契機とするための室内楽コンサートを平成26年度から年4回開催してまいりました。そして、コンサートの前にはクラシックコンサートの楽しみ方を学ぶ、参加費無料の「オープンゼミナール」を開催、また、リハーサルを一般に無料で公開する「公開リハーサル」(7月のみ)を実施し、クラシックの普及に努めております。さらに、宮城野区内の中学校、高校の生徒を対象に、仙台フィルの奏者がアンサンブルの演奏をする際のアドバイスを行う「管楽器アンサンブルワンポイントクリニック」を開催し、若い世代の人材育成に取り組むなど、鑑賞だけに終わらない工夫をしております。

第7回オープンゼミナール「三宅&助川が語る「鱒」の魅力」
このコンサートの監修をお願いしている仙台フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者の三宅進氏とコンサートのプランナーをお願いしている仙台フィルハーモニー管弦楽団コントラバス・ソロ首席奏者の助川龍氏が講師となり、シューベルトの「鱒」について、時代背景やシューベルトにまつわるエピソードを交えながら、曲の楽しみ方を演奏者の視点でお話しいただきました。

Music from PaToNa Vol.7「よりそう」
この日、サントリー芸術財団の勝田様にお越しいただき、開演の前に第4回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞の記念の盾の授与が行われました。関係者一同心から嬉しく思い、今後の活動の励みとなりました。
いつもの様に、開演を合図する「Music from PaToNaのためのプレリュード」の演奏が始まりコンサートがスタートしました。このコンサートは、曲の解説を演奏者が行うのも特徴の一つです。コンサートのプランナーを務める助川氏と西沢氏がユーモアのある説明を織り交ぜながら分りやすく解説してくださいました。
公演にはヴァイオリンの西本幸弘氏、チェロの三宅進氏、コントラバスの助川龍氏、さらにゲストにビオラの柳瀬省太氏、ピアノの菅野潤氏をお招きし、ドホナーニの弦楽三重奏のためのセレナード、マーラーのピアノ四重奏曲イ短調「断章」、そして、シューベルトのピアノ五重奏曲イ長調「鱒」が演奏されました。公演後にアンケートを実施したところ、多くの方から「素晴しかった」とコメントをいただきました。

管楽器アンサンブルワンポイントクリニック
仙台市宮城野区内の中学校や高校に参加を呼び掛け、3校から5つのグループに参加していただきました。講師には、仙台フィルハーモニー管弦楽団から、5人の方々にお越しいただき、熱く指導していただきました。
はじめは生徒の皆さんも緊張していましたが、指導していただくと、どんどん上手になって、成長していく様子が手に取るようにわかるので、生徒の皆さんの呑み込みの速さに驚き、講師の皆さんの熱い指導に感動しました。

第8回オープンゼミナール「これがMusic from PaToNaの“ウラ側”です」
この回はいつもとちょっと違いコンサートホールを会場に、仙台フィルのインスペクターの我妻雅崇氏を講師に迎え、コンサートのウラ側を紹介するゼミとなりました。楽屋にはケータリングなども再現し、出演者の方々がコンサートの際にどのような環境で準備しているのか想像しながら舞台裏を見ていただきました。また演奏者にステージの前と後ろで演奏していただき音の違いを比べたり、席もいろいろ座って音の違いを聴き比べしてみました。普段はなかなかできない体験だったと思います。

Music from PaToNa Vol.8「ひろがる」
今年度最後のコンサート。今回は日曜日の昼間に開催という事で、初めて来場するお客様も多くいらっしゃいました。
演目はロッシーニのチェロとコントラバスのための二重奏曲、イーベルの三重奏のための5つの小品、モーツァルトのフルート四重奏曲第1番、ダンツィの木管五重奏曲、最後はシュポアの九重奏曲と演奏者が増えていくという演出でした。「楽器が増える毎に、広がり、深まる音色が体感できて楽しかった。」と多くのお客様から感想をいただきました。

2016年も3rdシーズンの開催が決まり、4月28日には、Vol.9「きらめく」を開催いたします。これからも多くの方々に音楽の素晴らしさをお届けしたいと思っております。