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音楽による福島まち造り実行委員会音楽による福島まち造り2015年「日中韓音楽祭・東アジアの響き」

  • 実施日時

    2015年3月6日(金)18:30開演

  • 実施場所
    福島市音楽堂大ホール
  • プログラム

    <古典>

    日本:平調調子=笙
    韓国:ダスルム(プレリュード)=コムンゴ
    中国:夕陽笛鼓(夕陽簫鼓)=ピパ


    <現代曲>

    ウー・マン:夜想、秋舞葉=ピパ(日本初演)
    斉木由美:アントモフォ二―Ⅶ=笙
    ジン・ヒ・キム:インフルエンシャル・ダンス=コムンゴ(日本初演)
    ネッド・ローゼンバーグ:雲海=笙、ピパ、コムンゴ(委嘱・日本初演)

  • 出演

    ウー・マン (ピパ)
    ジン・ヒ・キム (コムンゴ)
    宮田まゆみ (笙)


    ※コンサートのほか、次を実施
    17:30~ プレコンサート・レクチャー『東アジアと日本』
      講演 小和田恆判事
    20:00~ ふれあい交流会(古関裕而記念館サロンにて)
       小和田判事、演奏家、福島市長等を交えた懇談交流会

主催者からのレポートをお届けします。
今年度の、音楽による福島まち造り実行委員会主催「音楽による福島まち造り2015年・日中韓音楽祭・東アジアの響き」<ミュージック・フロム・ジャパン40周年記念音楽祭・福島>は、第3回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞の助成を受けて、福島市音楽堂大ホールにて開催されました。
まず、会場大ホールにて、サントリー芸術財団の専務理事から「第3回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」の賞状の授与がありました。
引き続き、実行委員会代表・三浦から、このコンサートは第3回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞の助成を受けて開催します、との挨拶からコンサートが始まりました。日中韓3カ国の伝統楽器の名手を招聘してのコンサートは、2月のニューヨークと、ワシントンDCの米国公演も、ニューヨークタイムス紙などに高い評価を得ており、福島での公演も広範囲な関心を集め、素晴らしい演奏でした。会場に集まった中国人、韓国人、そして日本人の聴衆は、それぞれの国の伝統曲に深く聴き入り、また米国人作曲家による委嘱新作を3名が合奏する姿に多民族文化の融合を感じとり、拍手を惜しみませんでした。
コンサート終了後、会場を古関裕而記念館サロンに移して開催された交流会では、小和田判事、演奏家、福島市長等を含めての懇談が和やかに行われました。
今回の音楽祭を大成功裡に終了することができましたのも、偏にウィ-ン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞の助成のおかげと、深く感謝しております。
また、福島放送、朝日新聞福島、読売新聞福島、毎日新聞福島、河北新報、福島民報、福島民友新聞等のマスメディアで大きく報道された上に、福島テレビは「和の音楽 世界への旅~ミュージック・フロム・ジャパン40周年~」と題する30分の報道番組を制作放映したことを特記します。
来年度は、東日本大震災5周目の記念の年となるため、福島の復興のために作詞作曲された作品のみを取り上げたコンサートを企画したいと願っています。