宮古コンサート

  • 日時
    2015年10月5日(月)18:30~19:30
  • 場所
    宮古市民文化会館 大ホール
  • 曲目

    シャルパンティエ:テ・デウム(凱旋行進曲と前奏曲)

    ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1

    モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K285 第1楽章アレグロ

    モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K370 第3楽章ロンド、アレグロ

    モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K622 第1楽章アレグロ

    シューベルト:八重奏曲 D803 第1楽章

    (アンコール)シューベルト:白鳥の歌から第4曲セレナーデ

  • 出演

    ヴァイオリン:ダニエル・フロシャウアー、ミラン・シェテーナ

    ヴィオラ:ヴォルフ=ディーター・ラート

    チェロ:ラファエル・フリーダー

    コントラバス:ミヒャエル・ブラーデラー

    フルート:ヴォルフガング・リンデンタール

    オーボエ:ヘルベルト・マダータナー

    クラリネット:マティアス・ショルン

    ファゴット:ソフィー・ダハティガロング

    ホルン:ヴォルフガング・リントナー

    トランペット:ハンス・ペーター・シュー

夜は、東日本大震災による津波で被災し休館を余儀なくされ、平成26年12月に再開された宮古市民文化会館でのコンサートを開催しました。開場前に、ジュニアアンサンブルみやこの8名とダニエル・フロシャウアー氏、ミラン・シェテーナ氏(ヴァイオリン)ラファエル・フリーダー氏(チェロ)でパッヘルベルのカノンを他のウィーン・フィルメンバーが見守るなか演奏し、フロシャウアー氏による指導も行われました。小学校2年生から6年生で、弾き始めて4ヶ月という8名に、楽しく笑顔で弾く大切さが伝わったようです。プレ・コンサートで演奏の「きらきら星」では、少し笑顔も見えてきました。

いよいよ、コンサートの開幕です。こどもたちからお年寄りまで幅広い年代の約350名のお客様にご来場いただきました。1時間余りの演奏でしたが、1曲ごとに暖かく大きな拍手が贈られました。お客様からは「心が洗われるようなきれいな音でした。」「2年前の山田町のコンサートへ行き感動し、クラシックファンになりました。今回を心待ちにしていました。最高です。」「素晴らしい音色で豊かな気持ちになりました。ありがとうございました。」など、皆さん笑顔で語ってくださいました。また、フロシャウアー氏は、「音楽を楽しんでいる様子が伝わってきて嬉しく、感謝しています。2年前より皆さんが前向きで楽しそうに感じられました。今回は、楽器の種類も多かったので、オーケストラに匹敵するような音楽を楽しんでもらおうと選曲しました。何回か参加しているメンバーも初参加のメンバーも、そして観客の皆さんも、一体となり音楽を共有出来たと感じます。」と取材に応じました。翌日からは、サントリーホールでのコンサートというハードスケジュールの中の活動でした。

皆さん、ありがとうございました。5年間継続の公演事業は、来年が最後の年となります。