2025.07.14

地方転勤、むしろアタリだった! 倍速で成長できる地方拠点営業職の最前線

地方転勤、むしろアタリだった! 倍速で成長できる地方拠点営業職の最前線

人こそが経営の重要な基盤であるという「人本主義」の考えのもと、社員ひとりひとりがイキイキと働けるキャリアの実現を目指しているサントリー。地方都市への配属や、部門や職種を越えた「ビヨンド異動(※)」といった取り組みもその一環です。

今回は、学生時代までを東京で過ごし、社会人生活をスタートすると同時に地方配属を経験された石原大暉さんに、成長機会や地方勤務ならではのやりがいについて、語っていただきました。

※ビヨンド異動:経験していない部門や職種への異動のこと。

支社ならではの距離感と、温かい人間関係が支えに

「生まれも育ちも東京だったので、正直、地方配属に不安がありました」。そう振り返るのは、サントリー株式会社 九州広域支社第2支店の石原大暉さん。初期配属はサントリーフーズ株式会社 中四国支社に配属となり、岡山県内の量販営業(※)担当としてキャリアがスタートしました。

※量販営業:スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどの「量販店」を担当する営業のこと。

石原さん:初期配属先では、岡山県内のスーパーやドラッグストアといった量販店への飲料部門の営業を担当していました。支社は広島市内にあったので、週の半分は広島、もう半分は岡山の現場を実際に回り、担当チェーン様や卸業者様との商談を行いながら、サントリー商品拡売に向けて奔走する毎日でした。

サントリー株式会社 九州広域支社第2支店で営業担当の石原大暉さん。

石原さん:入社時の配属面談では、「全国どこでもいいです!」と伝えていました。

ですが、中四国支社への配属が決まると、初めてのひとり暮らし。土地勘もなく知り合いもいない場所でやっていけるかな……という不安はありましたね。

大学時代はサッカー部に所属していた石原さん。新社会人生活は学生時代までの友人と離れ新天地でスタートすることに。

一方で、社会人としての「自立」という意味では、「いいスタートを切れそうだ!」とも感じていたと石原さんは言います。新天地で新しい生活が始まるワクワク感も大きかったそうです。

石原さん:大都市圏の支社だと社員数の規模も大きく、部署がフロアごとに分かれていることも多いのですが、中四国支社のような地方拠点はワンフロア内にいろいろな部署が集まっています。

自分がいる飲料部門のすぐ隣には酒類部門の人たちがいて、所属部署以外の動きが見えるところも地方拠点の良さのひとつです。組織自体がコンパクトなので、先輩・後輩を問わず人との距離が近いという環境も、営業という仕事をイチから覚えていくうえではとてもよかったです。

また、支社内には自分を含めて5人の同期がいましたが、少人数だからこそ親密に付き合うことができました。初期配属の同期とのつながりは今でも自分の財産になっています。

初期配属地で切磋琢磨した広島時代の同期たち。

地方だからこそ、若手が「倍速」成長ができる!

初期配属から3年後、現部署である九州の酒類部門へ異動となった石原さん。酒類部門という新たなフィールドでの経験を通して、「サントリーの商品理解や営業としての提案力を深めている真っ只中」と語ります。

石原さん:2024年4月にサントリー株式会社 九州広域支社へ異動となり、現在は福岡県内でディスカウントストアなどの酒類営業を担当しています。

福岡への赴任は意外だったそうですが、将来的にはグローバルな舞台で働きたいという目標を持っている石原さんにとって、そこを目指すにあたって非常にいい経験になっているそうです。

石原さん:家族や友人が近くにいない不慣れな環境だったからこそ精神的にも成長できたと感じますし、将来のキャリアも考え自己啓発の時間も確保できました。この期間でTOEICも大幅にスコアアップしました。

また、関東や関西と比較して、九州ではサントリーのシェアはまだまだ大きな伸びしろがあり、より多くのお客様にサントリー製品を手に取ってもらえるように日々邁進しています。

直近では、「サントリーウイスキー角瓶」を九州でさらに盛り上げていきたいという動きのなかで、私が担当しているお得意先様では、角瓶のイメージカラーでもある「黄色」を前面に打ち出した売り場を各店舗で大々的に展開していただくことができました。

結果として全体でプラス40%ほど売り上げを伸ばすことができたことは、福岡での成功体験のひとつとして印象に残っています。

「福岡城さくらまつり」の様子。地元の大きなイベントに仕事で関わることができ、地方勤務ならではの面白さを感じる機会に。

石原さん:早期に地方拠点に配属されるメリットとして、若手社員が「倍」のスピードで成長できる環境があると感じています。

本社などの組織と比べると社員数の規模が小さい分、多くの担当先を任せてもらえたり、若手でも売上規模の大きなお得意先様を担当させてもらえる機会も多く、大きな裁量を持って能動的に働くことができますね。

ダイナミックな取り組みができるのも、地方勤務ならではのやりがいを感じるポイントです。

広島の「ひろしまフラワーフェスティバル」や、福岡の「福岡城さくらまつり」など、地域の代表的な催しに関わる機会も多く、その地域にとって大切なイベントを介してお客様にサントリー商品を楽しんでいただけることや、スポンサーとして地元ならではの行事を盛り上げることができるのは地方勤務ならでは。

東京にいたらできなかった経験を積むことができたと感じています。

新天地でつかんだ、人のつながりと充実した「孤独時間」

地方配属では、仕事面だけでなく、プライベートの過ごし方からも発見が多いという石原さん。趣味のサッカーなどを通じて、人間的に大きな成長ができていると感じているそうです。

石原さん:4歳から続けているサッカーは、初めての土地で人とのつながりを築くうえで大きな力となっています。プライベートでは、広島、福岡のどちらでも社会人チームに所属し、休日はサッカーに全力を費やしています。

また、温泉巡りやラーメンの食べ歩きも好きなので、オフの日はリフレッシュを兼ねてよく足を運んでいます。

現在もローカルのチームに所属しサッカーを続けている石原さん。

石原さん:東京配属だったら、きっと学生時代までの友人などの慣れ親しんだコミュニティから飛び出すことはせずに、今ほど人間関係の広がりを感じることはなかったかもしれません。会社やプライベート以外のサードプレイスで、積極的に人とのつながりを築いていけるようになった点でも、自分も少しは成長できているのかな、と感じますね。

実は、プライベートでの活動が仕事につながった事例もあり、広島で所属していたサッカーチームでのご縁がきっかけで、もみじ饅頭で有名な製菓企業様とサントリー「伊右衛門」のコラボ企画が生まれました。

その後、もみじ饅頭と「伊右衛門」がコラボしたイベントが宮島で開催されると、地元スーパーでの販売まで発展し、広島という地域ならではのチャレンジができた良い経験となりました。

宮島でのもみじ饅頭と「伊右衛門」のイベントの様子。外国人観光客にもサントリー商品を訴求できる場となった。

石原さん:一方で、真逆の感想でもあるのですが、自分としっかり向き合う「孤独時間」が得られることも、地方勤務のいいところだと感じています。

赴任当初など、友だちや家族が近くにいないという環境は、ちょっとした寂しさと向き合ういい機会でもありました。ひとりの時間が増えることで、キャリアビジョンをじっくり考えたり、自分への投資に目を向ける習慣が身につきました。

「第2の故郷」が、サントリアンとしての器を広げてくれた

「地方都市への赴任は、さまざまな地域文化に触れるいい機会にもなっています」と石原さん。各地での経験を通じて、サントリアンとしての知見を深め、将来のキャリアの幅を広げています。

石原さん:学生時代までは縁もゆかりもなかった広島、岡山、福岡という土地が、今となっては第2の故郷のように感じられるようになりました。これまでとはまったく別の地域で働いたからこそ、その土地土地での思い出や経験は自分のなかに色濃く積みあがっていて、大きな糧となっています。

広島、岡山、福岡での仕事や人とのつながりを通し、人間的にも成長できた、と語る石原さん。

石原さん:地方配属は、自分と向き合う時間が確保できるうえに、任せていただける仕事の大きさも相まって、社会人としても人間としても大きな成長機会があります。

今の環境を楽しみながら、将来の選択肢が広がっていく実感を持てる点でも、自分ならではのキャリアを歩めていると実感しています。

※内容・社員の所属は取材当時のものです。


石原大暉

石原大暉Taiki Ishihara

サントリー株式会社
九州広域支社第2支店

2021年入社。サントリーフーズ株式会社中四国支社へ配属され、岡山県のスーパーやドラッグストアの飲料部門の営業を担当。2024年4月よりサントリー株式会社九州広域支社第2支店へ異動となり、現在は福岡県のディスカウントストアなどの酒類部門の営業を担当。

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