2024.10.21
「なぜ」を突き詰める研究者魂で未来を切り拓く(サントリーで歩むキャリアの話~基礎研究編~)

サントリーの基礎研究では、一人ひとりが知見や経験をもとに独自のアプローチ方法で研究を進めています。そのため、若手社員も一人の研究員として、活躍できる環境が広がっています。
今回は、「多岐にわたる研究ができることがサントリーで働く醍醐味」と語る、2年目社員の ぐっち先輩に話を聞きました。
先輩のキャリアを教えてください!

ぐっち先輩
2023年(新卒)入社
生産研究部門[基礎研究]
2023
- 研究部
- 新しい健康素材の探索および機能の解明、水分摂取と健康の関係に関する研究
これまでのキャリアはどんな想いで選択してきましたか?
幼少期から研究者に憧れがありました。特に「健康、人体、病気に関する研究」に興味があったため、大学で生物化学を学んだあと、大学院では医学系の研究室に所属しました。
修士1年の夏から始めた就活では、製薬メーカーを中心に見ていました。そんな折、住んでいた京都でサントリーのインターンシップがあることを知り、参加したことが転機となりました。
サントリーは、食品業界では数少ない基礎研究まで手掛ける企業であり、自ら提案して進めていく研究スタイルが魅力的でした。
実際に入社してみて、多岐にわたるテーマに取り組む環境があり、研究員一人ひとりの「やりたいこと」「こうやったら良いのでは」という提案が反映されやすいと感じています。
基礎研究は、「なぜ」を深掘りする研究です。ある事象が「なぜ」発生して、特定の素材が「なぜ」作用しているのかを考えます。
私は小さいころから「なぜ」を追求する好奇心が強いタイプだったので、就活でも基礎研究をしたいという明確な軸がありました。そのため、「基礎研究でサントリーを支える」という志をもって入社をしました。
キャリアビジョン面談では、上司とどんなコミュニケーションをとってきましたか?
配属面談では、どのフェーズの研究がしたいのかという意思を伝えました。具体的には、商品開発に近い基礎研究なのか、基盤的な研究なのか、どの過程で研究をしたいのかという視点です。私は、基盤的な研究がしたいと伝えたところ、幸運なことに希望どおりの部署に配属されました。
サントリーの研究職では、例えば私のように修士で入社した場合、初めの4年間は幅広く学び、5年目ぐらいから次のステップに進むというキャリアステップの考え方がありました。そのため、キャリア面談では、基礎研究を極めたい思いを伝えると同時に、応用的な研究にも挑戦したいことを伝えました。
上司も私の適正を見極めた上で、先輩たちが進めている応用的な研究にも挑戦する機会を与えてくれています。上司や先輩は、研究だけでなく社会人としてもサポートしてくれていますよ。
自分の意思と努力が伴えば、職場の人たちが応援してくれるので、キャリアが充実していく実感があります。
今後のキャリアビジョンについて教えてください!
専門を磨くことで、自分のポジション、オリジナリティを確立したいです。大学院時代に学んだ生物情報系のスキルを活かして業務を進めることができているので、さらに極めていきたい!
所属しているチームでも、研究のゴールは共通に持ちながらも、それぞれが知見や経験を生かしたオリジナルのアプローチで研究を進めています。チーム内で全く同じことをしている人はいないんです。
学生時代と比較すると、研究テーマこそ違うものの、研究の進め方や考え方は今の仕事にも活かされていると感じています。入社してからは自身の興味・関心のみならず「広く社会に役立つ」研究をするという点で視座が高まりました。私は情報・データを扱うことが得意なので、世の中にあるデータを活用しながら成果をだして、会社そして社会に貢献したいです。
※内容・社員の所属は取材当時のものです。