2023.08.23
営業でも人事でも! 共通する考え方って?(サントリーで歩むキャリアの話~営業→人事編②~)

サントリーは「人が命」の会社。
「人材は全社の財産。全社で個を育成する」という考えのもと、本人の能力を最大限活かす視点で、会社や事業・部門をまたがるジョブローテーションも積極的に行っています。
今回、営業から人事へ転向した、ふじはる先輩に話を聞きました。
大きな環境変化に対し、何を考え、どんな想いでキャリアを選択してきたのでしょうか。ぜひ最後までご覧ください!
先輩のキャリアを教えてください!

ふじはる先輩
2013年(新卒)入社
人事
2013
- 量販店営業
- 清涼飲料担当
2017
- 人事部
- 食品事業の採用・人材育成担当
2021
- 人事部
- 全社の新卒採用・経験者採用担当
これまでのキャリアはどんな想いで選択してきましたか?
もともと好きな製品がたくさんあったサントリー。エントリーの決め手は「これからグローバルに舵を切り、世界中に活躍できる場が拡がる」と会社説明会で聞いたことでした。とてもワクワクしたことを覚えています。
入社後は自分を成長させるため、まずは営業をしたいと伝えたところ、北海道の営業に配属されました。
営業としてお客様やお得意先が抱える課題に向き合う中で、自分の考えたアイデアが採用、店頭で実現され、お客様へ価値を提供できることにやりがいを感じるようになりました。
次は、東京や大阪といった今までとは異なるエリアで営業として活躍し、さらに多くのお客様へ価値を届けていきたいと考えていた中、まさに青天の霹靂で、食品事業の人事部に異動が決まりました。
北海道の営業から人事へ転向した先輩は周りに居らず、当初は「どうして自分が人事に?」と疑問に思いましたが……。
いま思えば、人事部の仕事の一つは、求職者へ“サントリーの魅力を伝え、価値を届けること”。悩みや困りごとを引き出し、気づきを伝えることで選考へ繋げたり、安心して入社してもらえる環境を整えたりという、価値提案の役割もあります。根っこの部分は営業と共通している事柄もあり、ある意味希望を叶えてもらったと言えるのかもしれません。
人事部では、全国の社員から経営層まで、社内のさまざまな関係者とやりとりすることが多く、視野が広がりました。視座も上がったように感じています。
そして、全社的な経営課題に関与する仕事が多くあることを知ってからは、“より近いところで、経営課題の解決に貢献したい!”と考えるようになり、キャリアビジョン面談でその思いを伝えました。
結果、ホールディングスの人事部へ異動、新卒・経験者の採用担当になりました。
ホールディングスへ移ったことで、食品事業でこれまで担当していたマーケティング・営業・スタッフ部門だけでなく、酒類・ウエルネス事業やコーポレートスタッフ、デジタル、宣伝、デザイン、SCMなどの機能系の部署など、関わる人や部署の範囲が格段に広がりました。
その中で、DX戦略推進やウエルネス事業拡大のためには欠かせない経験者採用のメイン担当になり、全社的な経営課題の解決に貢献できる仕事に携わっています。
これまで、“こういうことをしたい・こういう人になりたい”という想いを常に持ちながら、キャリアを歩んでこれました。異動による環境変化は、自分の興味関心の幅を広げ、また一歩先のやりたいこと・なりたい姿に繋がっていくんだと実感しています。
キャリアビジョン面談では、上司とどんなコミュニケーションをとってきましたか?
キャリアビジョンは毎年迷ってしまい、壁打ちのように話を聞いてもらっています。
“こういうことをしたい・こういう人になりたい”という想いを伝えると、「それはどうして?」「具体的には?」とどんどん掘り下げてくれます。コミュニケーションを通して自分の想いや考えが整理され、やりたいことが明確になっていくことが多いです。
また、「こうしたほうが良い」という答えではなく、「こんな選択肢や考え方もあるよ」という気づきを与えてくれるので、自分の視野もぐっと広がります。
一方で、自分のやりたい仕事を任せてもらうためにはもちろん、任せるに足る信頼関係を築くことが大切です。
自身の業務に真摯に取り組み、一つひとつ成果を残してきたことが、さまざまな機会や選択肢をもらうことに繋がっていると感じています。
今後のキャリアビジョンについて教えてください!
入社当時、興味関心のベクトルは自分の内面に向いていましたが、いろんな経験を通して、お客様やお得意先への貢献に、そして今では全社的な経営課題解決へも広がりました。
経験者採用では、さまざまな分厚い課題に対し、苦しみながらも多くの方と連携して乗り越えてきたことが、大きなやりがいに繋がっています。
また、今進めているDXプロジェクトでは、社会課題の解決に挑戦しています。ここでしっかり成果を出し、より多くの方の役に立てる・社会課題の解決ができる人に、一歩近づきたいと思っています。
いずれは、自身の発想や想いを形にし、社会に役立つ価値を生み出せる人になることが目標です。
※内容・社員の所属は取材当時のものです。