2023.08.09
海外駐在員として働くとは? どんな挑戦ができるの?(サントリーで歩むキャリアの話~オランダ駐在員編~)

サントリーでは、自ら手を挙げキャリアを切り拓く制度(グローバルチャレンジ制度、海外トレーニー制度など)を利用して、海外へ挑戦するようなキャリアも描けます。海外の仲間たちとの協働は相乗効果を生み、専門性がさらに磨かれるとともに、語学力・コミュニケーション力・異文化対応力やリーダーシップを修得できます。
今回、海外トレーニー制度を利用して海外経験を積んだ後、駐在員となって今も挑戦を続けている、オランジーナちゃん先輩に話を聞きました!
どんな想いでキャリアを選択してきたのか、ぜひ最後までご覧ください。
先輩のキャリアを教えてください!

オランジーナちゃん先輩
2014年(新卒)入社
人事・オランダ駐在員
2014
- 家庭用営業
- スーパー等担当
2015
- 家庭用営業 企画部
- RTD※ 担当
2018
- 人事部(日本)
- 新入社員研修担当
2021
- 海外トレーニー・人事部(フランス)
- Talent担当
2023
- 海外駐在員・人事部(オランダ)
- Talent・Learning担当
※RTD:Ready to Drinkの略。ふたを開けてすぐにそのまま飲める缶やペットボトル入り飲料などの総称。
これまでのキャリアはどんな想いで選択してきましたか?
将来、サントリー商品を世界中に広めていく仕事がしたいと思い、入社しました。
そのために、まずは日本でお客様の声を聴き、商品の魅力を伝えられるようになりたいと考えていたので、初めての配属先が家庭用営業だと聞いて嬉しかったのを覚えています。
仕事に対する向き合い方を学んだ、営業企画部時代
営業は大変なこともありましたが多くの学びにあふれていました。次は本部の営業担当になることを予想していた中で、1年後に任されたのは営業企画部のRTD担当。仕事内容が最初はあまりわからず戸惑いもあったものの、上司や先輩方が熱心に仕事を教えてくれ、また、自分自身もどうやったらRTDの魅力をお客様にお届け出来るかを四六時中考えていくうちに、どんどん企画部の魅力に引き込まれていきました。営業部、物流部、マーケティング部等の色々な部署と関わることができる点も大きな学びになりました。
企画部での3年間が、今の自分の仕事に対する向き合い方を作っていると思います。
“いつか海外へ”──人事部への転向
その後、“いつか海外で活躍したい!”という入社時からの想いがあり、海外と多く関わりがあるグローバル人事部等の部署への異動を希望しました。結果、国内ではあったのですが、人事部への異動が決まり、新入社員研修担当になりました。今まで携わってきた仕事とは全く異なる領域です。
サントリーを選んでくれ、一緒に働く仲間となった新入社員の皆が活躍するために、何が出来るだろうと考える日々は、とてもやりがいに満ちていました。
“いつか海外で”という想いは変わらず、6年目にトレーニー制度へ応募。
希望叶って海外派遣が決まりましたが、コロナウイルス感染症拡大の影響ですぐには行けず、2年半ほど待ちました。派遣を待つ間、オンラインで海外の仕事に関わったり、英語の勉強を進めたり……。ずっと英語圏に行くものと思っていたのですが、派遣先がフランスに決まったのは、出発のわずか数ヵ月前のことでした。
壁を越えた先で掴んだもの
フランスでの最初の3ヵ月間は、たくさんの壁に突き当たりました。
主に英語を使って仕事をすると聞いていたものの、やはりフランスのオフィスなので、ランチや月次会議、全体連絡等は全てフランス語です。フランス語が一切話せなかった私は全く内容が分からず、寝る間を惜しんで勉強をする日々でした。
また、これまで携わったことのない分野が担当になったため、仕事内容も分からないことばかり。それでも、英語でできるものは積極的に取りにいき、がむしゃらに取り組みました。その甲斐あって、現地の仲間から受け入れてもらうことができたと感じています。企画部時代のデータ分析や資料作成の経験も、私を助けてくれました。
たくさんの壁を乗り越えたことは、“もうどこでも働けるし、何でも出来る”という自信に繋がりました。
1年間のトレーニーの後、フランス人の上司から「ヨーロッパに駐在員として残らないか?」と声をかけてもらい、今はオランダで駐在員として日々奮闘しています。
振り返ると、自分が当初希望していなかった部署や国へ配属になって戸惑うこともありました。しかし、今の自分に足りない部分を必死に学び、前向きに取り組むことで、今ではそれが自分の強みに変わりました。仕事の幅がぐんと拡がり、最終的には活躍の場を拡げることに繋がったなと実感しています。
キャリアビジョン面談では、上司とどんなコミュニケーションをとってきましたか?
「いつか海外で働きたい」と話したら、どの上司も「なぜ海外が良いのか、海外で何がしたいのか」と親身になって一緒に考えてくれました。壁打ち相手になってくれるだけでなく、自分の強みや弱みを真剣に考え、一つひとつ丁寧に教えてくれました。
長期的な視点でやりたいこと・学びたいことを考えるきっかけになり、「いつか海外で働きたい」という漠然とした気持ちを、「自分がどう貢献できるのか」という考え方へ落とし込むことができました。
今後のキャリアビジョンについて教えてください!
今はオランダに来たばかりなので、まずは現業で仕事の仕方の違いや文化の違いを学びつつ、成果を出したいと思っています。
人事といっても採用や研修だけでなく、制度設計、報酬等色々な分野があるので、まずは5年後に向けて人事のスペシャリストを目指していきたいです。
10年後はまだはっきり描けていませんが、さまざまな部門に挑戦できるのもサントリーの大きな魅力の一つなので、人事以外の分野にももう一度挑戦できたら……と思っています。
※内容・社員の所属は取材当時のものです。