2022.09.21
先輩インタビューVol.3 上司・先輩との忘れられない思い出~"自信をもって"編~

CASE1

きのこ先輩
2011年(新卒)入社
スタッフ
サントリーらしい、熱いコミュニケーション
私が業務用営業(消費者とのブランド接点の場である飲食店に対し、経営方針に沿った提案営業を行うBtoBtoCの仕事)をしていた時のこと。
思うように営業成績が伸びず、自分が会社に貢献できていないのではないかと、仕事に対して完全に自信を失っていました。
そんな私を先輩はちゃんと見ていてくれたのでしょう。「最近元気ないけど大丈夫か?」と声を掛けてもらったのですが、私は強がって「そんなことないですよ!」と笑顔で答えてしまいました。誰が見ても自信がなさそうなのに、意地っ張りで素直じゃない後輩ですよね(笑)。
その日先輩が飲みに誘ってくれました。初めは仕事以外の話をしていたのですが、お酒が進むにつれてだんだん仕事の話に……ついに心に溜め込んでいたものが飛び出してしまったのです!
仕事の悩みをすべてぶちまけた私に対し、先輩は真っ正面からこう言ってくれました。
「そんなことはない、自分に自信を持て!」
まるで何かの熱血ドラマみたいに。
恥ずかし気もなく先輩は熱い言葉をかけ続けてくれ、酔っていたこともあって私の胸に熱いものが込み上げてきました。もう泣きそうでした(泣いていたかもしれません……笑)。
先輩とのこの飲み会のおかげで、次の日から人が変わったように前向きに仕事に取り組めるようになりました。思えば「大丈夫です!」と意地を張ったから、余計に心配してくれたんだと思います。
シンプルだけど、真っ直ぐで熱い言葉。先輩のあの一言は、今でも私の心を燃やしてくれるエネルギーになっています。
CASE2

よっしー先輩
2000年(新卒)入社
マーケティング
社会人が先輩の真似をするのは悪いこと?
「なにを言ってるの?」
予想外の返事に、私は言葉を失いました。入社2年目。あこがれの先輩のようになりたくて、その立ち振る舞いや仕事の仕方を一生懸命覚えて実践しているのに、一向に先輩に近づけないと涙ながらに訴えた時のことです。
「どんなに人の真似をしたって、その人にはなれないでしょ。あなたにはあなたの良いところがあるんだから、あなたというベースに真似したスキルが乗っかるのだから、“別モノ”にしかならないのよ。」
普段は厳しい口調の先輩がそう優しく語りかけてくれ、私の涙腺は崩壊寸前……。
「人の良いところを見つけて真似しながら自分に付加価値をつけていくのが社会人としての生き方。つまり、少しずつでも真似できている(新しいスキルが身についている)あなたのほうが、私よりすごい可能性があるよ」
この言葉は今も大切な、私の宝物です。