より詳しく知る/切り戻し

植物では茎や枝の上端の芽(頂芽)が、下に位置する葉脇の芽(脇芽)に優先して成長しようとします。
これは、頂芽の先端の成長点で生産されて基部方向に移動するオーキシンという物質が脇芽の成長を抑えるためです。このことを頂芽優勢といいます。
そこで、茎や枝の先端を摘芯(ピンチ)すると、成長点も除去されてオーキシンの供給が止まり、下部の脇芽が成長を開始します。
この性質を利用して、分枝を促進させて生長後の姿を整えたり、花数を増やしたりします。
また、余計な茎の生長を抑えて新しい強い芽を出すために、大胆な切り戻しを行うこともあります。

切り戻しの方法

  • 花が少なくなってきたり、形が乱れ始めたら、切り戻すタイミングです。
  • 思い切って全部の枝を、鉢の周りに沿う形で大胆に切ります。鉢の外周りに沿って行うのが目安です。
  • この時、必ず株元に葉があることを確認してください。葉がない状況で切り戻すと、分枝する脇芽がないため、枯れてしまいますので注意が必要です。
  • 切り戻さなくても花は咲き続けますが、花数が寂しくなり、花を楽しめる期間も短くなります。切り戻した花は切花としても楽しめますので、もったいないと思わずに大胆にピンチしましょう。

再び満開を迎えるために、咲いてくれた花に「ありがとう」の気持ちを込めて、思い切って大胆にカットしましょう。

次の花に栄養をあげるために、鉢に沿うようなラインで花を枝ごと切ります。

サフィニアの場合

切り戻し前

切り戻し後

40日後

セネッティの場合

切り戻し前

切り戻し後

2ヶ月後

切り戻しのよくある質問

切り戻しと摘芯(ピンチ)の違いはなんですか?どのように使い分ければ良いですか?
摘芯(ピンチ)とは、主に成長初期において、生長して鉢からはみ出した枝を切ることです。摘芯(ピンチ)を行うことによって、分枝が促進され、花数も葉の数も増えてボリューム感のある株に仕立てることができます。
切り戻しとは、満開後に花が少なくなってきたり、形が乱れ始めたときに、思い切って全部の枝を鉢の周りに沿う形で大胆にばっさりと切ることです。株の大きさ・草姿を整えたり、分枝を促進してもう一度満開を迎えるために行います。風通しを良くして病害虫を予防する目的もあります。
花の満開が終わりました。長く楽しむためには何をすべきですか?
より長く花を楽しむために、ぜひ切り戻しをしてみてください。切り戻さなくても花は咲き続けますが、花数が寂しくなり、花を楽しめる期間も短くなります。
切り戻しはいつすればよいですか?
以下のタイミングで切り戻しを行なってみましょう
  • 満開後に花が少なくなってきたとき
  • 形が乱れ始めたとき
  • 梅雨入り前
梅雨前に切り戻しをしました。もう一度切り戻しをして、さらに咲かせることはできますか?
花が少なくなってきたら再度切り戻しをしてみましょう。8月下旬までに切り戻しをすれば、10月にもう一度咲かせることができ、長く楽しむことができます。

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