白州蒸溜所便り

「白州蒸溜所ツアー」へ参加されたお客様のお声をご紹介♪

2016年5月31日

こんにちは、森川ユタカです。
新緑の美しい季節になりました。ここ白州蒸溜所では日頃の喧騒を離れ、爽やかな木々の香りを感じたり、鳥のさえずりなどを聴くことができ、気持ちがとても落ち着いてきます。

今回は、今年1月よりスタートし大変ご好評いただいている「白州蒸溜所ツアー」についてご紹介！2月の記事では見所を中心にお伝えしましたが、今回は実際に参加いただいたお客様のお声を交えて、ツアーの様子をご紹介します。ご来場の際、ぜひ参考にしてみてくださいね。

新緑がとても綺麗ですよ♪

「白州蒸溜所ツアー」は定員25名と小人数での催行にて、約80分間を通して製造工程見学と本格的なテイスティングをお楽しみいただける内容となっています。五感を使って白州蒸溜所ならではのウイスキーづくりのこだわりを体感いただけるツアーです。
それでは早速、お客様のお声をご紹介しながら、ツアー内容をご紹介します。

まずはモルトウイスキーの原料である「大麦麦芽」について。
ここでは「ピーテッド麦芽」と通常の「麦芽」、2つの麦芽の香り比べが楽しめます！ピートを使って乾燥させた「ピーテッド麦芽」を手に取った方からは、「けむりっぽい香りがする」、「燻製みたい！」というお声が挙がっていました。体験したお客様も驚かれるほど、はっきりと香りの違いがわかります。

一見、同じ「麦芽」の様ですが、しっかりと香りの違いを体感いただけます

続いて仕込・発酵が行われるエリアへ。
一歩足を踏み入れると、現場の熱気に皆さん驚かれます。稼動時は今の季節でも30度以上になることも！汗ばむほどの熱気に包まれています。
さらに発酵槽の近くまでくると、発酵工程特有の甘酸っぱい香りが漂い、お客様からは「甘酒の様な甘い香りがする」、「ウイスキーの香りとは違いますね」といったお声をいただくこともあります。
発酵槽は全て木でつくられた木桶。その木桶に触れてみるとほんのりあたたかく、「お酒が生きているのを感じます」とおっしゃる方もいました。つくりの現場ならではの臨場感を味わいながら、お客様同士でも感じられたことをお話しつつ進んでいきます♪

発酵の初期段階は特に強く香りを感じられます

その後、蒸溜に使われるポットスチル（蒸溜釜）を目の前にしたお客様は、形や大きさが違う大迫力の釜に釘付け！「すごい迫力」「キラキラして綺麗」など驚きの声や、「蒸溜って何ですか？」といった素朴な疑問も挙がります。こうしたお客様からの質問にもお答えしながらご案内しますので、疑問に思ったことはどんどん案内スタッフに質問してくださいね。

ガラスの仕切り越しですが、ポットスチルも間近でご覧いただけます

続いてはバスに乗って貯蔵庫へと出発。車窓からは、場内を彩る様々な草花を楽しむことができますよ。白州の森にたたずむ貯蔵庫への期待も高まります。

場内の草花たちも皆様のご来場をお待ちしています

貯蔵庫に入ると、真っ先に香りの変化を実感します。「仕込・発酵や蒸溜工程と香りが全く違うんですね！」「すごく好きな香りです。ウイスキーボンボンの中にいるみたい」と皆さん興奮された様子。貯蔵庫内は温度調節をしていないため、季節を変えて来場いただくとその時期ごとの室温の違いも感じていただけますよ。
樽の部材や樽づくりについてのご案内に続き、奥の通路に進むと、沢山の樽が貯蔵されており、「どうやって樽を取り出しているの？」、「樽を全部チェックしているのですか？」などの質問が多く挙がります。樽は中身の原酒の変化だけではなく、漏れが無いか等、全てチェックしているんですよ。
つくり手たちの手間を惜しまない作業や匠の技を知り、「長い時間と、つくり手の技でウイスキーはつくられているんですね」と感銘を受ける方もいらっしゃいます。

多くの樽が眠る貯蔵庫で、熟成の神秘を実感できます

つくりの現場を後にし、いよいよテイスティング！
シングルモルトウイスキー「白州」や希少なモルトウイスキー原酒を、本格的なテイスティングスタイルで楽しめます。特に「白州」を構成する代表的な原酒とともに「白州」をテイスティングすることで、これまで出会えなかった「白州」の一面を発見できるかもしれませんよ。
「香りを探しながらテイスティングをするのは初めてです」や「原酒によって個性が全く違うのが分かりました」といった感想をいただきます。
最後には皆さんと一緒に「白州森香るハイボール」をつくって乾杯します。「今日、つくったハイボールが今までで1番美味しかった」という大変嬉しいお声もいただいています♪

最後はテイスティングをお楽しみいただきます