全国の「天然水の森」

天然水の森 とうきょう秋川

「天然水の森 とうきょう秋川」は「サントリー 〈天然水のビール工場〉 東京・武蔵野」「サントリープロダクツ(株) 多摩川工場」の水源涵養エリアに位置しています。この森では、さまざまな分野の専門家と共に整備を進めています。

このページでは「天然水の森 とうきょう秋川」の取り組みをご紹介します。

協定開始
2014年12月
面積
約81ha
対象の工場
サントリー 〈天然水のビール工場〉 東京・武蔵野
サントリープロダクツ(株) 多摩川工場
森の協定地情報を詳しく見る

都会のすぐそばにも、こんな豊かな森が

この森は、人気の総合レジャー施設「東京サマーランド」の裏山で、土地所有者は、株式会社東京サマーランドの親会社である東京都競馬株式会社です。

東京サマーランド

周辺でオオタカやノスリが営巣しており、上空を舞う姿を普通に見ることができます。フクロウの巣箱も設置しており、ここ数年、連続で営巣し子育てに成功しています。

「天然水の森 とうきょう秋川」の巣箱に営巣したフクロウ

この活動に携わる専門家

藤井 幹

(公財)日本鳥類保護連盟 調査研究室 室長

また東京都農林水産振興財団が推進している「花粉の少ない森づくり」に協力し、花粉の少ないスギと、カエデやウワミズザクラ、アカシデ、ホオノキなどを植樹しているエリア(約1ヘクタール)もあります。

課題は、ナラ枯れと、シカの食害

いま全国で広がっているナラ枯れ。この森も例外ではありません。そのため、作業道や遊歩道沿いで枯れてしまったコナラやクヌギを伐り倒す作業を定期的に行っています

病虫害対策を見る

意外かもしれませんが、こんなに都会に近い森なのに、やはりここでもシカが増えています。そのため、植樹した苗がまだ小さいエリアや、ナラ枯れ後に広々と空間が空いてしまったエリアなどを柵で囲って、シカから守っています

設置したシカ柵
獣害対策について見る

「天然水の森」で行う社員の森林整備体験

この森の主役は、コナラやヤマザクラ、カエデ、シデなどの落葉広葉樹の高木です。ところが、「天然水の森」の活動開始前、長い間手入れをされてこなかったため、地表には、ヒサカキやアセビなどの常緑低木が繁茂して地面を暗く覆い、明るい落葉樹林に特有な草木の再生を邪魔し始めていました。

そこで、ヒサカキやアセビなどを地際で刈り取る作業を、社員の人事研修として実施しています。作業が終わると、見違えるように明るい森になるため、社員に人気の高い研修になっています。

常緑樹の除伐を行う様子

「天然水の森 とうきょう秋川」に関わりのある製品

「ザ・プレミアム・モルツ」に代表されるサントリーのビール類には、「天然水の森 とうきょう秋川」などで育まれた良質な地下水(=天然水)が使われています。自然の恵みをそのままに、おいしさと安全性にこだわった製品をお届けしています。

「ザ・プレミアム・モルツ」の水のこだわりを見る

協定地の詳細情報

天然水の森 とうきょう秋川
所在地
東京都あきる野市引田字二ノ谷
面積
約81ha
協定年月
2014年12月
協定期間
30年

東京都競馬株式会社、株式会社東京サマーランドと森林整備に関する協定を締結。

認定情報

「天然水の森 とうきょう秋川」は2023年に「自然共生サイト※」に認定されました。
※環境省が認定する、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域の名称

自然共生サイト認定30by30のロゴ
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