天然水の森 南アルプス

「天然水の森 南アルプス」とは

「サントリー天然水の森 南アルプス」は、山梨県北杜市にある<>と<サントリー白州蒸溜所>の水源涵養エリアに設定した森。地権者の違いで、2つの区域に分かれています。1つは、「やまなし森づくりコミッション」と協力して、北杜市、鳥原三耕地財産管理会、地元森林組合との間で森林整備に関する協定を結んだ約180haのエリア。もう1つは、山梨県と「育水の推進等に関する連携協定」を結んだ約1,847haの県有恩賜林エリア。いずれもユネスコエコパーク*¹に登録承認される南アルプスの一画にある約2,027haの森で、先進の知見と技術を駆使した多角的な調査・研究、施業を実施する他、育林材*²を利活用する炭焼き施設を地元集落に設置するなど、より総合的な活動を行いながら、“水と生命(いのち)の未来を守る”森づくりを進めています。

*1:ユネスコエコパーク
正式名称は、「BR:Biosphere Reserves・生物圏保存地域」。豊かな生態系や生物多様性の保全と人間社会の営みとの調和・共生を、持続的に可能にする目的で、ユネスコが全世界で推進する取り組みです。南アルプスは、2014年6月、BR:ユネスコエコパークに登録承認されました。

*2:育林材
伐採など森林整備を進める際に得られる木材を〝育林材〟と呼び、可能な限り利活用しています。

森の紹介
サントリー天然水の森 南アルプス

●2010年度「環境goo大賞」動画部門賞受賞作品
“ITVA-日本CONTEST 2003”広報・PR部門グランプリ受賞作品

撮影地 山梨県北杜市白州町
撮影時期 2010年5月〜2012年8月

「サントリー天然水の森 南アルプス」は、
“サントリー天然水白州工場”と“サントリー白州蒸溜所”の
水源涵養エリアにあたる、約180haにおよぶ森です。
南アルプスの麓の地下深いところに、絶えることなく
清冽な地下水をもたらしてきた森の姿。
そして、その水と森を、これからもずっと守って行くための、
私たちの活動の一端を、ご覧いただきたいと思います。

「天然水の森 南アルプス」森の姿のいろいろ

❶北杜市白州町鳥原エリア

このエリアは、甲斐駒ヶ岳を中心とする巨大な花崗岩の山塊の裾の部分に位置しています。エリア内の標高差、およそ700m。一部にはなだらかな丘状地や稜線もありますが、全体としては急傾斜で、ところどころに基岩が露出した崖地も見られる山肌を、幾筋かの沢がぬうように走る、変化に富んだ地形です。

植生はどうでしょう。エリア全域に分布するミズナラをはじめ、ヤマザクラ、ケヤキ、さまざまなカエデ類、サワグルミ、比較的標高の高いところにはツガやモミ、あるいはカラマツやアカマツの人工林もあります。多種多様な樹種、群落・群集が見られる森は、一見とても豊かです。けれども足下に目を向けると、問題点があることもわかります。本来、地表をおおっているはずの植生が貧弱で、大切な土壌が失われやすい状態にあることです。原因は、花崗岩という風化しやすい地質条件。そして今、日本各地の森に共通して見られる、あまりにも増えすぎたシカによる採食圧です。

そこでこのエリアでは、“土壌流出の防止”、“シカによる採食圧対策”、“荒れた土地の緑化”を大きなテーマに、斜面の土壌の動きを観察する実験区やシカ柵、階段工を設置するなど、多様な対策を計画・実行。数十年、百年先を視野に入れた森林整備を、十数年来つづけています。

所在地 山梨県北杜市白州町鳥原
面積 約180ha
契約年月 2008年10月
契約期間 契約締結から30年
  • ミズナラ群落
  • ケヤキ群落
  • ツガ群集
  • 山肌のそこここからしみ出す岩清水は…
  • やがて渓流に

❷県有恩賜林エリア

山梨県と新たな連携協定を締結
「サントリー天然水の森 南アルプス」のエリアを大幅に拡大

2019年6月10日(月)。サントリーは、山梨県と「育水の推進に関する連携協定」を締結しました。約1,847haの森が加わることで、「サントリー天然水の森 南アルプス」の水源涵養エリアは2,000haを超える広さになると共に、「サントリー 天然水の森」全体では、<2020年目標>として掲げてきた“サントリーグループ国内工場で汲み上げる地下水量の2倍の水を涵養する”という計画を一年早く達成することになりました。

  • 協定書への署名の様子。向かって右、長崎幸太郎 山梨県知事。左、サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副社長 鳥井信宏。
  • 署名後、県知事から、今回の協定の意義と期待の言葉をいただきました。
  • 続いて弊社・鳥井信宏からも、県知事の言葉にお応えするご挨拶をいたしました。
  • 写真は、当社チーフスペシャリスト・山田健による「サントリー天然水の森」の活動に関するプレゼンテーションの様子。
    多数のメディアの方に取材に来ていただいたことがお分かりいただけると思います。
  • 式典終了後も、活発な囲み取材が続きました。
  • 〝育水日本一〟を目指す山梨県と〝水と生きる〟サントリーが連携して進める、水源涵養機能と生物多様性の向上のための活動に、今後もご注目ください。
所在地 山梨県北杜市白州町
面積 約1,847ha
契約年月 2019年6月
契約期間 5年(今後数十年に亘って更新予定)