サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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人間国宝の大角先生からアドバイスを受ける様子

宮城県石巻市で、人間国宝の大角先生による「おもしろびじゅつ教室」を開催

サントリーグループでは、東日本大震災の復興支援活動「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、「サントリー&日本工芸会『おもしろびじゅつ教室in東北』」を2013年から行っています。

今年度の最終回となる12月15日には、今年、女性の金工作家として初めて重要無形文化財保持者【鍛金(たんきん)】(人間国宝)に認定された大角幸枝先生をはじめとする計3名の方々を講師に迎え、宮城県石巻市立万石浦小学校で「金工(鍛金)」の授業を実施。6年生約60名が参加し、「金工」の「鍛金」という技法を使って、錫の板の小皿づくりに挑戦しました。

「鍛金」とは、金属のたたくとのびて広がるという性質を利用した技法です。はじめに大角先生から「金工」についての説明があった後、事前授業で学んだ日本の文様をもとに考えた小皿のデザインを、ボールペンを使って直径約12cmの錫の円板に写しとり、釘を使って模様をつけていきます。そして、実際に金工作家が使っている「木槌」と「砂袋」という道具を使って「鍛金」の工程に挑戦。砂袋の上に錫の板を置き、木槌でたたきながら小皿の形にしていきます。
教室には錫の板をたたく「カーン!カーン!」という音が響き渡り、教室は子どもたちの熱気で溢れていました。先生方の丁寧なアドバイスやサポートで、子どもたちは見事に小皿を完成。出来上がった作品を全員で鑑賞し、講師への質問コーナーでは、「人間国宝に選ばれてどう思いましたか?」「これまで作った中で気に入っている作品は?」「どうして金工の道を選んだのですか?」など次々質問があがりました。

終了後は、「錫が小皿の形になるのが不思議だと思いました。とても楽しかったので、また作りたいと思いました」「もっと金工について知りたくなったし、もっと作りたくなった」など嬉しい感想をいただきました。

3年間にわたって実施してきた本教室も今年で一区切りとなります。日本工芸会、各市町村教育委員会をはじめ関係各位の多大なご協力のもと、3年間で計18校、約1140名に参加いただき、伝統工芸作家や日本美術との出会いを通じて、たくさんの子どもたちの笑顔に出会うことができました。

この3年間で蒔いてきた「おもしろびじゅつ」の種が子どもたちの心に育ち、花開いて、心が豊かになることで、更なる復興への活力に繋がっていきますよう、心より願っています。 
             
(撮影:加藤英明)