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掲載日:2018/08/24|広島 山口 岡山 鳥取 島根 香川 愛媛 徳島 高知

【第40回サントリー地域文化賞】村上水軍の歴史と先人への敬意や感謝が込められた「因島水軍まつり」

かつて村上水軍が拠点とした因島では、水軍にちなんだイベントが住民総出で開催されています。島、海、火をテーマにした3つの「まつり」で、地域の文化や先人の知恵を学び、継承する場となっています。
地域が誇る「まつり」で中心となって活躍する「因島水軍まつり実行委員会」が、「第40回サントリー地域文化賞」を受賞しました!



■サントリー地域文化賞とは


※昨年の授賞式の様子


サントリー文化財団は、全国各地に広がる地域文化活動の発展・向上を応援したいという想いから、芸術、文学、伝統の保存・継承、衣食住での文化創出、環境美化、国際交流などの活動を通じて、地域の文化向上と活性化に貢献した個人や団体に、毎年「サントリー地域文化賞」を贈呈しています。
1979年の創設以来、全国すべての都道府県より受賞者が生まれてきており、第39回(2017年度)までの総数は209件に達しました。30年以上にわたり、全国の地域文化活動を対象に評価、顕彰を行っています。



■「因島水軍まつり」とは?
瀬戸内海西部の芸予諸島に位置し、瀬戸内航路の要衝とされる因島。南北朝時代から戦国時代に活躍した村上水軍の本拠地として知られています。水軍ゆかりの史跡が数多く残されているこの島ですが、実は村上水軍に関する記録は少なく、未だ不明な点も多いのだとか。そんな中、1974年に島の住民が中心となり、古文書をもとに村上水軍の陣太鼓の再現に成功します。
続く1980年には、青年会議所が開催した「ちびっこ水軍まつり」で陣太鼓の披露が行われました。


当時の因島は、中心産業であった造船業が不況に見舞われ、地域振興の核になるものが模索されていました。その中で、地域の誇りである村上水軍の歴史を活かしたイベントの開催が検討されるようになったのです。


1991年、国の「ふるさと創生事業」の基金を活用して、水軍の甲冑(かっちゅう)と木造の伝令船である「小早(こはや)」を復元。同年、第1回「因島水軍まつり」を開催します。祭りでは、太鼓のリズムに合わせて小早舟をこぎ、速さを競う、水軍さながらのレースを行いました。
その後も島の歴史を彷彿とさせるイベントを考案し、1993年には島、海、火をテーマとする3部構成の祭りのスタイルが定着しました。



■「因島水軍まつり」ってどんな「まつり」?
「因島水軍まつり」は、島、海、火をテーマとする3部から構成されています。


・武士たちの出陣式を再現「島まつり」


初夏に行われるオープニングイベント「島まつり」は、水軍まつりの成功を祈り、先人に感謝するまつりです。島内の公民館や史跡を「城」と定めて、全町内会が参加して甲冑を着た武士たちの出陣式を行います。
出陣式では各城主より、小早や跳楽舞の参加チームに参加許可の割札が与えられます。参加者たちが集い、いざ出陣の勝ち鬨(かちどき)をあげて、今年の水軍まつりの成功を誓います。


・小早舟レース「海まつり」


続いて8月に開催される「海まつり」では、村上水軍が伝令船として使用した木造船「小早」を復元し、それによるレースが行われます。一般の部、レディースの部、小学生の部、中学生の部に分かれ白熱したレースが繰り広げられます。


・まつりのフィナーレ「火まつり」


フィナーレの「火まつり」は、任務を終えた水軍の帰還を迎える儀式です。
水軍太鼓の演奏や勝利を祝ったとされる「跳楽舞(ちょうらくまい)」を再現した踊りのコンテストを行います。



松明を持った武者が舟で帰還し、小早隊が浜に入陣します。松明と大筒花火で海辺が彩られる美しい情景はまさに圧巻です。
そして会場が一体となる跳楽舞「喜びの総踊り」で、火まつりは幕を閉じます。



■広がりをみせる「因島水軍まつり」と新たな取り組み

「因島水軍まつり」は島のすべての町内会が参加する、地域住民が誇るまつりです。官民一体となって支える島の一大イベントは、現在では3つの祭りを通じて、約6万人が訪れる大規模なものとなっています。
2006年に因島市が尾道市と合併した後は、島外の学校からの参加者も増えました。


2012年には、「全国水軍まつり」が開催され、毛利水軍(山口県萩市)や熊野水軍(和歌山県新宮市)、松浦水軍(長崎県松浦市)に扮したそれぞれの地域の人々が、因島に集まって武者行列を行うなど、同様の歴史を持つ地域間の交流にもつながっています。



さらに新しい取り組みも始まっています。2018年で4回目を迎える「シグナルフラッグ」は、家族や友人などの大切な人へ、普段伝えられない想いを旗にして届けるプロジェクト。
因島の基幹である、水軍=旗印、造船=船旗、航路=信号旗をキーワードにした「旗」にそれぞれの特別な想いや写真を印刷し、尾道市因島大浜町にある「しなまみビーチ」の砂浜に一斉に掲げて発信します。


「因島水軍まつり」は、海上の秩序を維持した村上水軍の歴史とそれに対する敬意や、今生きていることへの感謝、そして人の和の大切さを改めて実感することのできる、貴重な機会となっています。今後も地域住民の誇りとして、永く続いていくことでしょう。


これからもサントリー文化財団は地域文化の発展を応援していきます!


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▼ 関連リンク

サントリー文化財団「地域文化賞」のサイト
第40回 サントリー地域文化賞決定(ニュースリリース)

対象都道府県 広島山口岡山鳥取島根香川愛媛徳島高知
タグ 第40回サントリー地域文化賞

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