サントリーグループは2011年に
「サントリー東北サンさんプロジェクト」
を立ち上げ
「漁業」「子ども」「チャレンジド・
スポーツ」「文化・スポーツ」の分野を中心に
総額108億円の規模で
復興支援活動に取り組んでいます。

太陽の光がさんさんとふりそそぐように
笑顔と希望をお届けしたいという思いのもと、
これからも東北の皆さまと共に
活動を継続してまいります。

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バークレー音楽大学1年熊谷駿さん(写真右端)から届いた3/26ライブの写真

「TOMODACHIサントリー音楽奨学金」受給生レポート

サントリーグループは「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、米国大使館・米日カウンシル-ジャパンとともに2013年にサントリー音楽奨学金「TOMODACHI Suntory Music Scholarship Fund」を創設しました。米国の著名な音楽大学であるジュリアード学院・バークレー音楽大学・サンフランシスコ音楽院に2014年から2016年に進学する12名(被災3県の学生優先)に対し、4年間奨学金を支給します(総額約1億円)。

2014年度受給生の3名からレポートが届きましたので、ご紹介します。(一部抜粋)

◆バークレー音楽大学1年 齋藤武尊さん(ピアノ専攻・福島県出身)
春休みにとうとう憧れのNYへ行くことができ、毎日ライブハウスやセッションに行って、たくさんの素晴らしいミュージシャンの演奏を聴きました。学生ミュージシャンのレベルが一線を画していたことにとても驚き、刺激を受けました。3月にはバークレー音楽大学で行われた東日本大震災復興イベント(主催:米日カウンシルなど)に参加し、「TOMODACHIサントリー音楽奨学金」受給生の熊谷駿さんと共に「さくら」と復興支援ソング「花は咲く」を演奏しました。音楽という面で日本とボストンの繋がりに貢献できていれば嬉しいです。

◆バークレー音楽大学1年 熊谷駿さん(サックス専攻・宮城県出身)
最近では、たくさんの友達ができ一緒に演奏する機会が増えたため、学校が楽しくて仕方ありません。先日参加した友人のリサイタルでは、普段演奏しているジャズとは別ジャンルのラテンやボレロを中心とした曲を演奏し、自分の改善点を見つける貴重な機会となりました。また、3月の復興支援イベントでは、100名以上が集まり、遠い地であるボストンでも多くの方が関心を抱いていることに驚きました。感謝の気持ちをこめて、齋藤さんとともに演奏しました。少しでも被災地の方々や協力してくださった方に届くことを願っています。

◆ジュリアード学院1年 田島奈央子さん(バイオリン専攻・東京都出身)
 2月にカーネギーホールでジュリアードオーケストラの演奏会に出演し、第一バイオリンを担当しました。今回もオーディションで良い席に座ることができ、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」などを演奏しました。3月には、TOMODACHI Special Invitationを頂き、「Very Young Composers Fukushima-New York Concert」に行きました。10~15歳の福島の子どもたちが作曲した曲をニューヨークフィルハーモニックが演奏してくださいました。恵まれた環境でまた新たな音楽を聴かせて頂き、感動とともにいろいろと勉強になりました。

3月にバークレー音楽大学で開催された復興支援イベントの様子。ピアノが齋藤さん、サックスが熊谷さん