Liqueur&Cocktail
 

Story ストーリー

  • チョコレートの歴史

    チョコレートの歴史は、マヤ文明の初期紀元前1100~1400年まで遡ると言われ、1500年代にはスペインの人がカカオ豆をヨーロッパに持ち帰り、その後糖分を加えた甘い飲み物としてヨーロッパで広まりました。当初中央アメリカで勢力を発揮していたマヤ族が「ショコラトル」“Xocolatl”と呼ばれる飲み物を飲んでいたという記録があります。  この「ショコラトル」という言葉が、今日の「チョコレート」の語源と言われています。因みに食べ物としてのチョコレートの歴史は、1800年代からで我々が知っているチョコレートとは、ごく最近になって固形として楽しまれるようになったのです。 ※「ショコラトル」 これは、収穫したカカオ豆を焙煎して粉砕し、それにお湯を加えて楽しむというものでした。また、当時味のバリエーションとして、ヴァニラやチリといった香料が加えられていたとも記されています。

  • 貴重なカカオ

    カカオは、チョコレートを作る上で最も重要な原料です。遥か昔アステカ族の人たちは、カカオ豆が非常に貴重だったので、通貨や薬として既に当時使っていました。ですので、ずーっと昔からカカオはアステカ族の神話に由来し、「神様の食べ物」とも言われ貴重なものとして人間の生活に取り入れられていたのです。なぜカカオ豆はそれ程貴重なのでしょう?それはカカオの木は、非常に繊細で、世界の本当に限られた気候の地域でしか、栽培できないからです。

    (栽培の条件)1.赤道より北緯、南緯20度以内の熱帯地方 2.年間平均気温が常に24度以上 3.高温多湿で、他の高い樹木に囲われた日陰がある場所 (主要産地)中央アフリカ西海岸(コートジボアール、ガーナ) 中央アメリカ(エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、トリニダートトバコ、ブラジル) 東南アジア(インドネシア、フィリピン、セイロン)

  • カカオ豆の品種

    非常に限定された気候を持った地域でしか栽培されないカカオ豆は、品種が少なく3種が源流と言われております。  1. クリオロ種 (中央アメリカ)	カカオの全生産量の5~10% 軽い色合い, マイルドな苦みが特徴。複雑な香りを発揮し、チョコレートに個性を与える役割があります。病気や害虫に弱く、非常に生産量が限られています。 2. フォラステーロ種 (中央アフリカ西海岸) カカオの全体の生産量の80%〜90% 茶褐色の色合い、強い苦みが特徴。香りがシンプルで、ベース作りに最適。 3. トリニターリオ種 (インドネシア, セイロン, 中央アメリカ)	上記の2品種を交配した新しい品種。中間的な香りと味わいを持っています。

    モーツァルト社品質責任者 蒸留マイスター 兼 製菓マイスター ファディンガ―氏のお話 ファディンガ―氏は、蒸留のマイスターとしての資格、チョコレート造りのマイスターとしての資格の両方を持った世界唯一の人です。「カカオの品質が、最もチョコレート作りに大切な影響を与え、それはお酒にしても同じことです。私の大きなミッションは、いかにお酒づくりにふさわしいカカオを厳選するかということにあります。」

  • 製造工程での秘密

    モーツァルト社では、音(もともとは超音波)に関する数年にわたる研究を経て、高周波数が製造の最終攪拌(かくはん)工程において最適な状況を作り出す方法を発見しました。現在、モーツァルトチョコレートリキュールの製造の最終工程(熟成)において、特製のラウドスピーカーでモーツァルトの音楽を2晩にわたって聴かせています。 (※曲目は、“Streichquartett, Köchelverzeichinis 155”弦楽四重奏曲 ケッヘル155)

    モーツァルトチョコレートリキュールは製造工程(熟成)でモーツァルトの音楽を聴かせて作られています

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