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ドイツフランクフルトの南西、
ライン川の河片の町「ヴォルムス」。
いまも美しい大聖堂や教会が
立ち並ぶこの町が、マドンナのふるさとです。
ローマ帝国の昔から、王国の都になったり王宮が
置かれたり。中世の人たちが楽しみに聞いた
英雄伝説「ニーベルンゲンの歌」の舞台でもあり、
マルティン・ルターの宗教革命の
発端にもなった町です。 -
この町はぶどうの栽培、ワインづくりも盛ん。
中でも「リープフラウエンキルヒ」という名の
聖母教会の修道僧がつくったワインは格別でした。
その奇跡のような美味しさからでしょうか、
いつしか「リープフラウミルヒ(聖母の乳)」と
呼ばれるようになり、世界中に名を馳せ、
この地方の高級ワインのタイプの
名前になったのです。 -
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『マドンナ』は、本家の聖母教会のぶどう園を
1800年代はじめにゆずりうけたファルケンベルク社が、
リープフラウミルヒの元祖ワインとして名付けたもの。
ヨーロッパの英雄を、旅人を町人を微笑ませてきた
ワインのルーツなのです。