サントリー ワイン スクエア
サントリー5人のスペシャリストたちが、ワインにかけたそれぞれの想いを語る。
『ファイブセレクト レゼルブ』よ、日本の食卓に輝く5つの星となれ!
マーケティング担当:東 慶太 keita HIGASHI
これまで国産ワインに求められる価値として“安全・安心”という大きな要因がありましたが、それに加えてお客さまが素直に「あっ、これおいしい!」と感じてくださるような、“味”で選ばれるワインをつくりたい。その想いからこのブランドの開発プロジェクトはスタートしました。
そもそもサントリーには、1907年発売の創業ブランドともいえる『赤玉ポートワイン』以来、“日本人の舌に合う”お酒や飲料の開発を志し、100年以上の永きに亘り脈々と受け継がれてきた不動・普遍のモノづくり精神があります。世界各国から輸入ワインが安価で入るようになった今だからこそ、国産ワインにしかできないこと、サントリーにしかできないことを、改めてワインで表現したいと思いました。
開発期間2年半、ようやく思い描いていた品質に辿りつきました。
毎日気軽にお愉しみいただける、ちょっと贅沢な5つ星ワイン。ぜひ一度ご賞味ください。
原料・品質管理担当:波来谷 綾子 ayako HAKOTANI
世界中のワイン銘醸地を巡って、上質な原酒を探し出すこと。
それが最初に私に与えられたプロジェクトのミッションでした。
サントリーには「良いワインは、よいブドウから。」という古くから語り継がれたワインづくりの鉄則があります。ですから原酒探しといっても、実際にはそのぶどう畑にも足を運び、しっかり品質をチェックしなければなりません。南半球と北半球、年2回の収穫期、延べ1ヵ月近くは畑や醸造所巡りの旅が続きました。
その長い旅を経て、結果的にプロジェクトメンバーで選んだワインが、スペイン、イタリア、チリ、アルゼンチン、オーストラリアの5カ国のワイン。それぞれの国のぶどうの個性を、品質としてしっかり感じられるワインを厳選しました。ワインを口に含んだ瞬間から、最後の余韻に至るまでおいしい。時間の経過とともに、そっと顔を覗かせる5カ国のワインのチャームポイント。皆さまにもぜひ、感じていただければ幸いです。
ジャンルは国産ワインですが、同時に世界を旅する地球ワインでもあるのです。
生産・ブレンド担当:相澤 理丞 risuke AIZAWA
ワイン好きのお客さま、誰が口にしても「おいしい!」と感じられるワインづくり。
私に与えられたミッションの壁はとてつもなく高いものでした。「おいしさ」にもいろいろ種類があります。そこで辿り着いた結論が“ブレンド”という手法でした。
そもそもワインでブレンドといえば、世界に冠たるワイン銘醸地の一つ、フランス・ボルドーワインにその技法があります(因みにフランスでは“アッサンブラージュ”と言います)。私が“ブレンド”で目指したこと、それはどなたにも「飲みやすい」ワインづくりです。言い換えれば5カ国のワインが、それぞれの個性を主張し合うのではなく、5カ国のワインがワンチームとなって調和の取れた1つの味わいを奏でる、そんなワイン。
そもそもサントリーは、ウイスキーやチューハイなど、ブレンド技術には長い歴史と深い知見があります。そうしたブレンドのノウハウを1本のワインに注ぎ込んで生まれたのが、この『ファイブセレクト レゼルブ』なのです。
デザイン担当:森田きよの kiyono MORITA
個人的にもワインは好きで家でもよく飲みますが、ワインの味わいは勿論のこと、ワインが食卓にある時間や空間を楽しむという面も大きいように感じます。
ビールやチューハイなど、炭酸系のお酒は飲むスピードも早いですが、ワインは食事の前から食事が終わった後まで、ゆっくりと楽しめるお酒です。その意味では“味”とともに“気分”も大切にしたいと考え、ラベルのデザインに取り組みました。
『ファイブセレクト レゼルブ』というネーミングが提示されたとき、頭に浮かんだのが、ヨーロッパの5つ星ホテルの看板のイメージでした。5段階の格付けに使用されている「星」をモチーフにすること、そしてプレミアムなイメージを表現する色使いとして紺色にゴールドを合わせ、できるだけシンプルに仕上げてみたいと考え、このデザインが出来上がりました。
このワインを食卓に置いて、5つ星ホテルのような“贅沢感”と“ゆったり気分”も味わっていただければ、デザイナー冥利に尽きるというものです。
企画・シニアスペシャリスト:久保 將 masashi KUBO
1984年から輸入ワイン、日本ワイン、国産ワインと、サントリーのあらゆるワインの最終的な品質評価に関わって来ました。今回の開発プロジェクトのように、国産ワインとして『サントリー』のブランドを冠する以上、品質に一切の妥協は許されません。いつも以上に心を鬼(?)にして、品質評価に臨むよう心がけてきました。
今回の評価基準は、2つありました。まず1つめは本格派の多くがそうであるように、ワインだけ飲んでもワインそのものとしておいしいと感じられること。そして日本の日常的な料理・食事と合わせてもおいしいこと。
この2つの「おいしい」をクリアするには、“華やかさ”だけではなく、しっかり“深み”があること。日本の多くの料理がもつ“旨み”を吸収できる程よい“甘やかさ”があること。幾たびもの試作を重ねて、ようやくその2つのおいしいをクリアできる品質に仕上がりました。その鍵は“ブレンド”にるバランスの追求ともう一つ、心地よい樽感にも似た風味を醸し出す、独自の“フレンチオーク製法”にあると思います。
私たちが創り上げたサントリー品質の国産ワイン、どうぞごゆっくりご賞味ください。
サントリー『ファイブセレクトレゼルブ』は、世界中から選び抜いた5カ国の良質なぶどうを、
サントリーのブレンド技術でバランス良く仕上げた、新しいスタイルのワインです。
サントリー『ファイブセレクトレゼルブ』は、
毎日の食卓をちょっと贅沢に彩るワンランク上のワインです。
赤・白ともに豊かな旨みとコクがあり
和・洋・中どんな料理ともしっくり合わせやすいのも
『ファイブセレクトレゼルブ』の特長です。
お食事どきはもちろん、
ゆっくり過ごす夜にも最適の、じんわり旨い味わいに仕上げました。
しみじみおいしいひとときをお愉しみください。
ファイブセレクトレゼルブ〈赤〉
[ミディアムボディ]フルーティな香りとほどよい渋み、やわらかな口当たりのバランスがとれた、しっかりとした味わいが特長の赤ワインです。
ハンバーグ、ミートボール、トマト煮込み、焼き鳥、肉じゃが、シュウマイ、餃子、たこ焼き、赤身のお刺身などによく合います。
ファイブセレクトレゼルブ〈白〉
[やや辛口]華やかな香りとおだやかな酸味の爽やかさがじんわりと口の中に広がる、まろやかな味わいが特長の白ワインです。
鶏の唐揚げ、サーモンソテー、クリームコロッケ、鶏のもも焼き、肉じゃが、シュウマイ、餃子、たこ焼き、白身のお刺身などによく合います。