このチーズに合うワイン

夏に美味しい、きりっと冷えた軽やかな白ワインにもピッタリ!中でも同郷スペイン、スパークリングワインで名高いフレシネ社がつくる白ワイン「フレシネ アシュツリー エステート シャルドネ/マカベオ」は、是非お試し頂きたい組み合わせです。「アシュツリー」とはフレシネ社の社名の由来である「ラ フレシネーダ(トネリコの木)」の意味で、ラベルデザインにもなっています。
注目したいのは、醸造家が日本女性だということ。日本人ならではの繊細な味覚感性を持つ佐藤陽子さんが醸造を手がける「アシュツリー エステート」のこだわりは、フルーティさと適度な酸のバランス。佐藤さんの「スペイン地場品種を世界へ広げたい」という熱意のもと、土着品種マカベオ50%に、フランス原産品種シャルドネを50%ブレンド。「クリア&スムース」の洗練された味わいは食事にあわせやすく、日本の食卓でも大活躍するワインに仕上がっています。
色は淡いレモンイエロー。白い花や柑橘系の果物を連想させる香り。口に含むと完熟した果実のようなやわらかみが感じられ、チーズの甘さを際立たせます。また、ワインの爽やかで心地よい酸味が、チーズのほのかな酸味とも自然にマッチします。

ティスティング会のメンバーからは、
「どちらもシンプルですっきりしているので、暑い季節でも体に負担無く楽しめそう。」
「食欲のない日、生ハムとバゲット、果物とテティージャを準備してアシュツリー エステートを一杯なんていいですね。」
と、「夏のマリアージュ」として高評価でした。暑さで食欲が落ちるこの時期、栄養バランスが良く、火を使わずに手軽に食べられるチーズは、夏バテ防止の観点からもワインのお供として最適です。
浴衣を着て花火大会でこの組み合わせを楽しむのも粋でしょう。日差しが落ち着いて来た夕方に、テラスでアペリティフというのも洒落ています。暑い夏には、夏だけの楽しみを満喫したいですね。

素直な味わいの「テティージャ」には絶対に白ワイン。今までそう信じて疑いませんでしたが、そんな固定観念を覆してくれたのが、「サントリージャパンプレミアム メルロ」です。
「日本にしかないワイン」を目指すジャパンプレミアムシリーズは、サントリーが厳選した国産ブドウ100%を用いています。「メルロ」は、タンニンがなめらかで果実味あふれる赤ワインを生み出す欧州系品種。このヨーロッパ生まれのブドウが持つ本来の特徴を大切にしながら、「日本育ちのメルロ」としての独自の個性を最大限引き出しています。果実味としなやかなタンニンが心地よく調和した、やわらかな味わいは「上品」という表現がぴったり。チーズとワインを合わせると、メルロに感じ取れるカカオのような香りが「テティージャ」のキャラメルのような風味を引き出してくれ、ミルキーさが後からどんどん膨らんできます。口にしているのは素朴な「テティージャ」のはずなのに、ワインが一つ上の贅沢なチーズに感じさせてくれる、そんな組み合わせです。他の赤ワインなら「テティージャ」が負けてしまいそうですが、こんなに風に相乗効果がもたらされるのは、日本という土地で一つ一つ丁寧に作り上げられたこのワインの上品さ故でしょう。ワインもチーズも冷やしすぎず常温くらいの方が、口の中で両者のまろやかさが際立ちそうです。

皆様ご存知でしょうか、今年は日本スペイン交流400周年の記念年です。400年前は、大和撫子が遠いスペインで「葡萄酒」を作るなんて誰が考えたでしょう。そしてスペインの国民的チーズに、「酒 SAKE」の国で作られたワインを合わせるなんて想像さえしなかったでしょう。
夏の間は良く冷やした「フレシネ アシュツリー エステート シャルドネ/マカベオ」を、そして秋の気配を感じ始めたら「サントリージャパンプレミアム メルロ」を用意して、「テティージャ」をつまみながらこの交流年に乾杯しましょう!

1st

フレシネ アシュツリー エステート  シャルドネ/マカベオ

フレシネ アシュツリー エステート
シャルドネ/マカベオ

スペイン
ぶどう品種 シャルドネ、マカベオ

淡いレモンイエローの色合い。白い花、柑橘系のような香り。爽やかな酸、心地よい口当たりが魅力のワインです。

2nd

 

サントリージャパンプレミアム
メルロ

日本
ぶどう品種 メルロ、その他

日本で育てた欧州系品種「メルロ」ならではの、上品な果実の香り。果実味としなやかなタンニンが心地よく調和した、やわらかな味わいの赤ワインです。