この料理に合うワイン

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1st

コーベル ブリュット<br>※終売しました。

コーベル
ブリュット
※終売しました。

アメリカ
ぶどう品種 ピノ・ノワール、シャルドネ、シュナン・ブラン

かぶは冬に美味しい根菜です。この季節にはころころと丸く、真っ白で可愛らしい姿を八百屋さんの店頭などで良く見かけます。かぶはアブラナ科の植物で、大根の親戚です。このかぶと大根の親戚関係はちょっとややこしいです。一般的にかぶは丸く、大根は長いという理解で正しいのですが、なかには丸い大根や長いかぶもあります。丸い大根の代表格は皆様もよくご存知の聖護院大根や桜島大根です。長いかぶの方はそんなにしょっちゅうは見かけないかもしれませんが日野菜かぶや品川かぶなどがあります。品川かぶは江戸時代に品川の宿周辺で漬物などにしてよく食べられていたそうです。一時期作られなくなってしまったのですが最近になって江戸野菜を復活させようという農家の方々の努力で復活しているかぶです。かぶと大根を見分けるときは葉っぱを見るとよいといわれています。切れ込みがぎざぎざとあるのが大根、かぶは丸みをおびた葉っぱです。

今日使ったかぶは普通の丸く白いかぶです。そのかぶでポタージュを作ります。玉ねぎとかぶをバター炒めて、コンソメで煮ます。牛乳をいれてミキサーにかけます。滑らかになったら生クリームをいれる・・・・・簡単でしょ♪ ここでワインスクエアらしく一工夫です。美味しいベーコンをカリカリに焼いて添えるのです。カリカリに焼くコツはとにかく弱火で焦らずじっくりじっくり焼くことです。ベーコンはちょっぴり奢って良いベーコンを選びましょう。それを心持ち厚切りにすればベストです。
いよいよ試食です。温かく立ち昇る湯気からかぶの良い香りがします。ベーコンの薫香と白こしょうの香りとがかぐわしく鼻腔をくすぐります。口に入れると柔らか味があります。かぶ独特の大地のニュアンスと生クリームの濃いミルクのタッチがよく溶け合っています。
このかぶのポタージュにテースティングメンバーが選んだイチオシはアメリカのスパークリングワインの名門コーベル社のコーベル ブリュットでした。大リーグ優勝の祝賀会にもよく使用されるスパークリングワインです。

迫力のあるボトル、シャンパンと同じくピノ・ノワール、シャルドネなどを中心に醸されています。グラスに注ぐとやや濃い目のシャンパンゴールドです。複雑な香り立ちで、よく熟した蜜入りリンゴを思わせる甘い香りや、よく焼いたトーストのようなパングリエとわずかにモカのニュアンスがあります。ポタージュを一口食べてコーベルを合わせます。かぶのミネラル感がコーベルにより一層の複雑さをあたえる感じです。ポタージュの豊かな乳脂肪の柔らかなタッチとコーベルの旨みと共鳴している気がします。「ふっくらとたっぷりとした良い感じのバランスですね」「なにか優雅でリッチになった雰囲気です」更にベーコンを齧ってコーベルを合わせると「!!」「おっ!良いですね」「ベーコンのスモーキーなニュアンスがぐっと引き立ちます」「スパークリングワインの香りの量がドンと増える気がします」「プレステージュクラスの複雑さに思えますね」共に高めあう絶妙なマリアージュを実感できたテースティングでした。

ブシャール社のワイン醸造におけるモットーは「ワインの美味しさはぶどうそのものにある。人間の行う醸造的なテクニックは必要最小限にとどめるべきだ」というものです。ですから樽熟成を行う場合でも、あまり樽の香りが強く主張することがないように注意しています。このブルゴーニュ シャルドネ “ラ ヴィニェ”もワインだけで試飲してもそんなに強くは樽の存在を感じません。ところがベーコンをかじってポタージュと“ラ ヴィニェ”とを合わせると、あら不思議、樽のニュアンスがはっきりと判りました。それもベーコンのスモークしたチップと相乗効果でとても心地よい香りに感じられました。

2nd

ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

ブシャール ペール エ フィス
ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

フランス
ぶどう品種 シャルドネ

マスカット・ベーリーAにもハーブを思わせる香りや土っぽいタッチがあります。この素敵な色のマスカット・ベーリーA ロゼにもその個性的な香りがあります。かぶの香りとあいまって大地のもつ力強さ、豊かさを感じさせてくれました。

3rd

サントリージャパンプレミアム マスカット・ベーリーA ロゼ<br>※フロムファームにブランド名が変わりました。

サントリージャパンプレミアム
マスカット・ベーリーA ロゼ
※フロムファームにブランド名が変わりました。

日本
ぶどう品種 マスカット・ベーリーA

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