この料理に合うワイン

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1st

サントリー塩尻ワイナリー 岩垂原メルロ<br>※フロムファームにブランド名が変わりました。

サントリー塩尻ワイナリー
岩垂原メルロ
※フロムファームにブランド名が変わりました。

日本
ぶどう品種 メルロ

今日は豪華です!!どどーーーん! と 和牛を1kg焼きます。そうです!ローストビーフです!!!
「え?自宅で出来るの??」と驚かれる方もいらっしゃるかも知れません。でも、大丈夫!豪華ではありますが、難しくはありません。塊りが大きい分、却って簡単かもしれません。

しかもオーブン料理ですから、お客様を招いてのワインパーティーなどでも、お客様が来る前に下拵えしておけば、あとはオーブンが焼いてくれます。「グレーヴィーソースは肉を焼いてから作るのでは?」確かにその通りです。本当は焼いた肉を休ませている間に、焼いたときに出る肉汁を使ってグレーヴィーを作るほうが美味しく出来るのですが時間が無い時はスーパーにも置いてあるローストビーフソースを使っても全然問題ありません。
失敗しないポイントは3つです。

1. 肉は2時間程度室温の場所に置いて肉の中心まで室温に戻す。(夏場は気温も高いので1時間程度で大丈夫です)これが一番大事です。
2. 焼きあがったらアルミホイルに包んで休ませる。
3. 自宅のオーブンの癖を掴む。これは初挑戦の時には当然、判りません。平均的なオーブンでは1kgの塊りで200℃ 40分で丁度頃合に焼けます。が、オーブンにも癖があって、庫内に温度ムラがあったり、表示より温度が高かったり低かったりします。一度200℃ 40分で焼いてみて、ご自分のイメージより焼きがあまいようだったら50分に変更するとか、ちょっと火が入り過ぎてるかなぁ、と思ったら190度に温度を下げたりしてみてください。

さて、この極上ローストビーフにテースティングメンバーが選んだイチオシワインは日本のシングルヴィンヤードのサントリー塩尻ワイナリー 岩垂原メルロ(いわだれはら と 読みます)でした。

日本でメルロの品質が高いと評価されているのが長野県です。なかでも塩尻にある桔梗ヶ原地区はメルロの適地として定評のあるところです。その桔梗ヶ原地区から1kmあまり離れたところに岩垂原はあります。桔梗ヶ原よりさらに数十m標高が高く、冷涼な気候なのがこのワインが生まれた岩垂原地区です。色調は濃いガーネット。香りのボリュームが豊かで、ブルーペリー、プラムなど熟した黒系果実を連想させます。口当たりはやわらかで、味わいには凝縮感があります。きめの細かいタンニンが口全体に広がり、充実感、構造力の大きさを感じるワインです。

ローストビーフと合わせます。ローストビーフを鼻に近づけると和牛の食欲をそそる香りがしてきます。香ばしく焦げた肉の香りと、肉汁たっぷりのジューシーな部分の鉄っぽく、ちょっと媚びるような香りです。脂の甘い香りも漂ってきます。口に運びます。中心部はレアな肉色なのですが、真ん中まで温かく、きちんと火が通っている事がわかります。噛むと肉汁がほとばしり出ます。美味しさのあまりテースティングであることを忘れそうになります。肉をあぐあぐしながらワインの香りを嗅ぎます。ワインだけで香りを嗅いだ時にはベリー系の印象が強かったのが、一変しました。スパイシーな要素や動物的なニュアンスが顔を覗かせます。「香りが複雑になりました」「奥行きが出るんでしょうかね??」「ベリー系の果実中心の香りの構成にスパイスやハーブ、なめし皮みたいな要素が表に出てきました」「ローストビーフと共通の要素を強く感じますね」 ワインを飲みます。岩垂原だけだとかなり力強く、タンニンフルに感じたワインが甘く優しく感じます。「旨いです」「文句無しですね」「料理もワインも一段と美味しく感じます」

「和牛だから腿肉でも細かいサシ(脂肪)があって、その脂肪と岩垂原のリッチなタンニンがマリアージュして甘みに転換するんですね」
ご馳走料理とスペシャルなワイン。気合の入る記念日に是非お試しいただきたい、とても素敵な組み合わせでした。

ボルドーと名醸地ブルゴーニュのピノ・ノワールも高い評価でした。実はブルゴーニュにも素晴らしく美味しい牛があります。シャロレーという名前で、日本の黒毛和牛とは違い白い毛をした牛です。赤身の旨さには定評があり、ステーキやローストビーフで楽しまれています。“ラ ヴィニェ”とローストビーフとは、肉の赤い部分の素直な旨味を柔らかいピノ・ノワールが、まっすぐに引き出す感じの合い方でした。

2nd

ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

ブシャール ペール エ フィス
ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

フランス
ぶどう品種 ピノ・ノワール

塩尻は日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きく、さらに降水量が少ないという恵まれたエリアです。この地で育てたマスカット・ベーリーAは凝縮感があり、豊かな果実香があります。普通のマスAを飲みなれた方にこのサントリージャパンプレミアム 塩尻マスカット・ベーリーAを試していただくと「うわ、濃い」「凝縮感が凄い」「色だけ見ても全然違う」と驚いていただくことが多いです。ローストビーフの豊かな旨味に負けない厚みと複雑さを持ったワインでした。

3rd

サントリー塩尻ワイナリー 塩尻マスカット・ベーリーA ※フロムファームにブランド名が変わりました。

サントリー塩尻ワイナリー 塩尻マスカット・ベーリーA
※フロムファームにブランド名が変わりました。

日本
ぶどう品種 マスカット・ベーリーA

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