この料理に合うワイン

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1st

フレシネ セミセコ ロゼ

フレシネ
セミセコ ロゼ

スペイン
ぶどう品種 トレパット、ガルナーチャ

今回はタイ料理です。写真をご覧いただくとお判りかと思いますが、タイのさつま揚げと言った風情の料理です。トートは揚げる、で、マンは丸です。そしてプラーは魚、魚醤を指すナンプラーのプラーというわけです。つまり、魚を丸めて揚げた料理なんですね。海老で作るとトート・マン・クンになります。
「色が赤いのが気に掛かる・・・・」そうです。レッドカレーペーストを練りこんであります。夏にぴったり、そしてワインにぴったりのおつまみです。
さあて、今回のイチオシワインは何でしょう?前回は真っ二つに割れました、が、なんと、今回は一位二位ともに満場一致、そしてともにフレシネでした。全員が自信を持ってイチオシに選んだのはセミセコ ロゼ、そして、全員が二番手に選んだのはコルドン ネグロ、ここまで完璧に意見の一致を見るのは大変珍しい事です。
トート・マン・プラーをしげしげと見ると色鮮やかにキツネ色に揚がっています。キツネ色の中に普通のさつま揚げよりもずっと赤みが強く感じられます。よく見ると細かく刻まれた唐辛子の赤があるのが見て取れます。ふんわりとこぶみかんの葉っぱの香りがしてきます。少し山椒を連想させる香りです。ヒト齧りします。ぷりぷりとした白身魚の練り製品の歯ごたえがあります。スパイシーな香りや味わいが口の中に広がります。レッドカレーペーストが練りこんであるからでしょうね。
ここでフレシネ セミセコ ロゼを合わせます。豊かなベリー系、ブルーベリーやさくらんぼ、フランボワーズを連想させる香り立ちです。こぶみかんの葉っぱの香りがベリー系と渾然一体となって香りのハーモニーを奏でます。白身魚の練り物の旨味がしっかりとあります。そこにピリ辛の刺激感を伴ったスパイシーさが加わっています。揚げ立てだと「あっちっち、カラ!カラ!」と、口の中が大忙しになる所をセミセコ ロゼの爽やかで優しい甘さが癒してくれます。
「すごい、旨いですね」「辛い料理とセミセコ ロゼっていつも本当に良く合いますね」「白ワインと合わせると、こぶみかんが個性を主張しすぎるニュアンスがあるんだけど、ロゼは丁度良いバランス感です」「付けダレの甘酢のきゅうりも、まくわうりを彷彿させる味わいに変わりますね」
「しかし、ロゼって本当に何にでも良く合いますね」
フレシネ セミセコ ロゼの万能性を再確認したテースティングでした。

爽やかさの際立つマリアージュでした。同じフレシネでもコルドン ネグロは、こぶみかんのニュアンスを強調するように変化しました。山椒の木の方向から涼しい風が吹いている、そんな感じの組み合わせでした。

2nd

フレシネ コルドン ネグロ

フレシネ
コルドン ネグロ

スペイン
ぶどう品種 サレーロ(チャレロ)、マカベオ、パレラーダ

白身の魚のもつ旨味をしっかりと感じる組み合わせでした。カステルのシャルドネが持つ、ほんのりとした完熟葡萄果実の甘みがとても心地良く感じられました。

3rd

カステル シャルドネ<br>※終売しました。

カステル
シャルドネ
※終売しました。

フランス
ぶどう品種 シャルドネ

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