この料理に合うワイン

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1st

ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

ブシャール ペール エ フィス
ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”

フランス
ぶどう品種 ピノ・ノワール

みなさんは、きんめ鯛のポワレと聞くと、合わせるワインは白を思い浮かべますか?それとも赤ですか?きんめ鯛は白身で美味しい魚です。繊細でありながら旨みと脂があります。見た目に美しい魚です。目はぱっちりと大きく、色鮮やかで艶やかな朱色です。白身の魚なので、白ワイン?と思われた方も多いかと思いますが、本日のイチオシは赤ワインです。
ぽってりと良く太ったきんめ鯛の切り身に火を入れていきます。白身の部分は少し透き通る様な象牙色で、ところどころ七色に輝いています。火を入れるのは皮目からだけです。皮をぱりっと、こんがりと、が、この料理の一番のポイントです。
この日、比較テースティング用に準備した18種類のワインの中から自信を持ってお奨めするイチオシはブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ ピノ・ノワール ”ラ ヴィニェ”でした。
春キャベツの上に鎮座ましましたきんめ鯛をひとかじりします。きんめの皮目に前歯が当たるとぱりっとした触感が心地良いです。白身の側はジューシーです。表面は蒸し焼き状に軽く火が入っています。少し歯が入って行くとそこはレア。更に進むと刺身を思わせるむっちりとした歯ごたえです。ひとかじりの中に触感だけでこの変化です。
かじると肉汁が口に広がります。繊細だけれどしっかりとした旨みです。”ラ ヴィニェ”を合わせます。
”ラ ヴィニェ”の香りは上品でプラムを連想させるフルーティーな香りです。あまり強く主張してくるタイプではありません。この日の11種類の赤のなかでも控えめなグループでした。きんめを食べてグラスを近づけると”ラ ヴィニェ”の表情が変化しました。「香りのボリュームが増えますね」「樽からのオークのニュアンスも顔を見せますね」「きんめと合わせた方が香りが華やかで複雑になる気がします」 「きんめって旨みの強い魚なんですね、私は赤の方が好きです」「赤はボディの強いワインのほうが合う気がしませんか?」
”ラ ヴィニェ”は味わいでも同じような変化を見せました。「きんめと一緒のほうが”ラ ヴィニェ”の力が増す気がします」「口の中のバランスが良いですよね」「”ラ ヴィニェ”って控えめに見えるけれど本当は芯が強いんですね」
ブシャール ペール エ フィスは「薄化粧」をモットーとする生産者。ワインの美味しさはテロワールから由来すべきもの、樽など人間が手を加える部分はあくまで本来の美しさを引き出す手助けであるべきだ、と、考えています。”ラ ヴィニェ”が芯の部分で持っている本来の強さを実感させてくれるテースティングでした。

白で一番評価が高かったのはウィリアム フェーブル シャブリでした。すっと寄り添い、きんめの美味しさを引き立てる。脇役に徹するのかと思いきや、余韻のところでシャブリらしいミネラル感がふっと出てきて、さりげなく「ワインはシャブリでしたぁ・・・」と主張します。流石の味わいです。

2nd

ウィリアム フェーブル シャブリ

ウィリアム フェーブル
シャブリ

フランス
ぶどう品種 シャルドネ

濃厚タイプの赤は全般的に高い評価。なかでも高得点だったのはラフィットグループがチリで醸す赤の上級バージョン、ロス ヴァスコス グランド レゼルブでした。きんめとの味のバランスの良さは当然のこと、春キャベツやエスタラゴンの力のある、少し青々しいニュアンスとのハーモニーが特に素晴らしかったです。

3rd

ロス ヴァスコス グランド レゼルブ

ロス ヴァスコス
グランド レゼルブ

チリ
ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネール

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