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日本を代表する甲州ワイン

◆甲州ワインとは

甲州ワインとは、甲州ぶどうで造られたワインのこと。
甲州ぶどうはヨーロッパが起源であると言われる、日本固有品種のぶどうです。栽培の由来については諸説ありますが、千年以上日本で栽培されているとされています。かつて甲州と呼ばれていた山梨県は、言わずと知れたぶどうの名産地。平成27年度の厚生労働省の統計では、畑面積、収穫量ともに全国1位を誇っています。周りを高い山々に囲まれた山梨県は、雨雲ができにくく、日照量が多いため、雨に弱いぶどうの生育には適しています。

甲州ぶどうを利用した甲州ワインの生産が始まったのは、明治時代。山田宥教(やまだ ひろのり)と詫間憲久(たくま のりひさ)という二人の人物が清酒の醸造技術を応用して、甲州ぶどうからワインを生産しました。その後、山梨県の新たな殖産興業としてワインが注目され、大日本山梨葡萄酒会社というワインを醸造・販売する会社が設立されました。本場の技術を学ぶため、高野正誠と土屋竜憲という二人の日本人がフランスに派遣されましたが、品質の問題などから、売り上げが伸びず、会社はすぐに解散することになります。

以後、山梨県のワイン生産者たちは、たゆまぬ努力を続け、甲州ワインの地位向上に努めた結果、甲州ワインは、2010年ワインの国際的審査機関「OIV」に登録されました。日本固有品種の甲州種が、ワイン醸造用ぶどうとして初めて世界に認められました。ワインラベルにも「Koshu(甲州)」の文字で表記されることになり、海外にも「甲州」の良さが、より伝えられるようになりました。

◆甲州ワインの特徴

甲州ワインに使用されている甲州ぶどうは、程良い甘みと酸味の中にわずかに渋みがある味わいが特徴です。
果皮は赤皮を帯びていますが、白ワインの品種として利用されています。

甲州ワインの品質は、ここ15年で飛躍的に向上しています。醸造技術が向上し、甲州ぶどうの良さをしっかり出せるようになりました。日本ワインの繊細で上品な味わいは、甲州ぶどうを使用した甲州ワインで顕著に感じることができます。以前は、甲州ワインの欠点とされてきた苦み・渋み、そして個性に乏しいという評価も、最近では「日本らしさ」「甲州らしさ」として、世界から高い評価を受けています。

一口に甲州ワインと言っても、味と香りには様々なバリエーションがあります。フランスで伝統的に行われている「シュール・リー製法」という醸造方法で造られた甲州ワインは、辛口で味に厚みがあるのが特徴です。
シャルドネなどに用いられる小樽仕込みで造られたワインは、甲州種本来の香りの中に樽特有の香ばしいバニラやナッツのようなフレーバーがするのが特徴です。
最近は辛口が主流の甲州ワインですが、甘口のワインも多数販売されています。その他にも、スパークリング系やアロマティック系などのワインがあります。

◆サントリーと甲州ワイン

(1)サントリーと甲州のあゆみ

1909年、登美農園(現・登美の丘ワイナリー)が開園した当初は、アメリカ系やヨーロッパ系のぶどう品種を栽培していました。時代は流れ、1970年ごろになると、遅摘みしたぶどうで甘口の甲州ワインを造るようになりました。1980年代後半になると、輸入ワインの広まりとともに食生活が豊かになり、消費者の嗜好は甘口から辛口に。

1990年代後半に入ると、日本固有品種で、日本らしさもある甲州ぶどうをもっと世の中の人に知ってもらおうという動きが勝沼を中心に起きてきます。そのころから辛口の甲州ワインが造られ始め、これが甲州ワインの評価を国際的に高めることになります。
サントリーでは、2000年代前半から遅摘み甲州で樽発酵を行った辛口ワイン「樽発酵甲州」を発売、数々の賞を受賞し、2010年ヴィンテージからは「登美の丘甲州」として登美の丘ワイナリーシリーズの定番商品として発売をしており、国内外で高い評価を得ています。

さらに日本で育ったぶどうの良さをもっと広めるべく、ジャパンプレミアム品種シリーズが2010年に発売されます。サントリーが造る甲州ワインは、甲州ぶどうが本来もつさわやかな酸を活かし、繊細でのびやかな日本らしいワインになっています。近年は甲州ワインの人気に応えるため、栽培面積を拡大するとともに新たな垣根栽培にチャレンジする取り組みも行われ、さらなる品質向上に努めています。

(2)サントリーと甲州のあゆみ

<ジャパンプレミアム甲州>

つくり:
山梨県内の南アルプスエリア、勝沼エリア、甲府エリア、穂坂エリアの4つの異なるエリアの甲州ぶどうを使用。それぞれのエリアごとの異なる個性を引き出すため、別々に仕込んでいます。「ジャパンプレミアム甲州」の「フレッシュでいきいきとした酸、自然な甘み、しっとりとした旨み」のバランスは、つくり手がこれらのエリアごとに異なる原酒の個性を見極め、絶妙にアッサンブラージュすることにより生まれます。

味わい:
フレッシュで爽やかな酸味、程良い渋味のあるすっきりとした味わいが特徴。
酸味、甘み、旨みが絶妙なバランスで整えられています。

料理との相性:
和柑橘のさわやかな香りと、フレッシュな酸味、甲州ワイン特有のかすかな渋味が魚の旨みを引き立てます。また、甲州ワインは鉄分含有量が少ないとされており、生臭さを感じることなく、マリアージュを楽しめます。

<登美の丘 甲州>

つくり:
自園産ぶどう100%だからできる「遅摘み」が特長。
果実を完熟した状態で収穫するため、10月末~11月初旬まで収穫を待ちます。完熟することにより、甲州の特徴である皮と実の間の渋味がまろやかになり、ワインもボリューム感がありふくよかなタイプに仕上がります。
樽・タンクで発酵・熟成、それぞれシュールリーを施した原酒を最適なバランスでアッサンブラージュし、ふくよかで厚みのある旨味を引き出しています。

味わい:
穏やかな酸味、ほど良い渋味のあるふくよかな味わいがします。

料理との相性:
完熟甲州から来るボリューム感と樽熟成から来る厚みある味わいは、焼き魚でも調味料で一手間加えた焼き魚がぴったり。調味料が焦げた香ばしい香りはワインの樽香のハーモニーが楽しめます。