ウイスキーづくりに適した条件が揃う山崎。
天王山などのふもと、
桂川・宇治川・木津川の三川が
合流する場所にあります。
水温が異なることから
絶えず霧が立ち込める山崎の気候は、
ウイスキーの熟成に良い影響を
もたらすものでした。
山崎蒸溜所からほど近い場所にある
水の名所、水無瀬の滝。
天王山の断層がつくり出したこの滝は、
これまで水枯れをしたことがないと伝わっています。
涼やかに周辺を包みこみ、
清らかな水音が響く美しき水の名所は、
古くから歌人たちに愛され、
たくさんの和歌に詠まれてきました。


水無瀬神宮に湧き出る
名水百選にも選ばれた「離宮の水」。
「山崎」の仕込み水と源流を同じくする
この清らかな水は、
茶道の歴史が始まるとともに、
茶の湯としても親しまれてきました。
水無瀬神宮の境内には、
現在もその水を汲みに多くの人が訪れます。

山崎蒸溜所の貯蔵庫では、
年間を通して温度管理を行いません。
モルト原酒たちは、山崎の湿潤な気候とともに
ゆっくりと熟成を深め、個性を育みます。
日本最古のモルトウイスキー蒸溜所の建設に
着手してから100年の大きな節目となった2023年。
山崎蒸溜所は未来を見据えた
大規模な改修工事を行いました。
「山崎 Story of the Distillery 2024 EDITION」では、
次の100年に向けて歩みはじめた山崎蒸溜所の姿や、
妥協なくものづくりに向き合う
つくり手たちの取り組みをご紹介しました。
サントリー創業者・鳥井信治郎の「日本人の舌に合う繊細なウイスキーをつくる」という思いから始まったジャパニーズウイスキーの歴史。山崎蒸溜所は開拓者として、長きにわたり美味品質を追求してきました。
「山崎 Story of the Distillery 2025 EDITION」では、逆風に吹かれながらも研鑽を重ねた日々や、つくり手の繊細な技術から生まれる「山崎」の歴史をご紹介しました。ラベルや化粧箱には蒸溜所の開設当初をものがたるキルン(乾燥塔)を描きました。