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キャンペーン・イベント 2019年8月1日

「山崎倶楽部プレミアムセミナー 2019初夏」
開催レポート

2019年6月9日(日)、第3回目の山崎倶楽部プレミアムセミナーを山崎蒸溜所にて開催しました。

全三部構成のプレミアムセミナーで
見て、聞いて、味わって知る山崎のこだわり

プレミアムセミナーは、三部構成。第一部は藤井敬久工場長と巡る山崎蒸溜所プレミアムツアー、
第二部はマスター・オブ・ウイスキー、佐々木太一によるテイスティングセミナー。
そして第三部は、つくり手を交えた懇親会の場をご用意。ご応募総数は、約3000名様。
その中から抽選の結果選ばれた、30名様がご参加くださいました。

藤井敬久工場長とめぐる
山崎蒸溜所プレミアムツアー

当日は朝まで降っていた雨はあがり、からりとした晴天に。
午後1時、いよいよセミナーが始まりました。まずは藤井敬久工場長と巡る山崎蒸溜所プレミアムツアーです。
前回もご好評いただいたこのツアーですが、今回はさらに現場で実際に山崎の製造に携わる中島技師長、
前村専任部長の2人のつくり手も同行し、お客様のご質問に答えながらのツアーとなりました。

<仕込み工程>

仕込み、発酵、蒸溜、熟成の順に見学していきます。藤井工場長が、各工程における山崎ならではのつくりのこだわりを説明します。

「麦芽を粉砕して仕込み水を加えた麦汁は、短時間でつくることもできますが、山崎ではあえて時間をかけてじっくり、
濁りのない無色透明の麦汁に仕上げます。この透明な麦汁から、華やかな香りが生まれるからです」

かける時間は、一般的なスコッチウイスキーの2倍以上にあたるといいます。

<発酵工程>

今回、特別に木桶の発酵槽が並ぶ部屋に入り、発酵初期のもろみと、発酵が進んだもろみの桶を順に見学します。
通常の見学ツアーでは見られないエリアを見学できるのがプレミアムツアーの醍醐味。

「こちらは発酵が進んだもの。青りんごやバナナ、それから味噌のような香りが感じられると思います」

微生物が自由に活動できる環境でゆっくり発酵させることで、複雑な香気、味わいを生み出していきます。

<蒸溜工程>

続いて、初溜釜6基、再溜釜6基の計12基のポットスチル(蒸溜釜)が並ぶ蒸溜室を見学。

山崎蒸溜所の特長のひとつは多彩な原酒づくりにありますが、この蒸溜工程でも、
ポットスチルの形による原酒のつくり分けが行われています。

「いろんな形がありますね。太くて短い蒸溜釜からはボディのある、ちょっと複雑な形をした蒸溜釜からは繊細なニューポットが得られます」
ニューポットとは、蒸溜直後の無色透明な生まれたてのウイスキーのことを言います。

「樽に詰めるのは“真ん中の部分”だけです。蒸溜の最初の方は香りがきつすぎ、最後の方は油っぽさやえぐみを感じるので」
最初と最後の部分は取っておき、新たなもろみを蒸溜する時に一緒に加えるのだといいます。

「うなぎ屋の秘伝のたれのようなものですね」
藤井工場長のたとえに、一同がわっと笑いに沸きます。

<熟成工程>

貯蔵庫に一歩足を踏み入れると、ひんやりとした空気に包まれます。

「気持ちいいですね。だから夏場の蒸溜所ツアーではここで一番長くしゃべることにしているんです(笑)」

「サントリーは自社で樽工場を持つ世界でも稀なウイスキーメーカーです。
アメリカ産のホワイトオークでつくられるパンチョン樽を筆頭に、ホックスヘッド、シェリー、ミズナラと、
それぞれの樽に特長、役割があります。これも、多彩な原酒づくりのためですね」

藤井工場長が繰り返し強調したのは、原酒のつくり分け。数多くのタイプの原酒をつくり分け、
それらをブレンドすることで、味わいに山崎ならではの複雑さと奥行きを持たせるのが、山崎蒸溜所の大きな特長。
それは、仕込み、発酵、蒸溜、熟成と、すべての工程を通して行われます。

貯蔵庫から庭に出ると、強い陽射しが木々の緑を照らしていました。
ほの暗い貯蔵庫とは対照的な景色に、わっと歓声が上がります。ここでうれしいサプライズが。
天然記念物のモリアオガエルが卵を産んでいたのです。

「皆さんとてもラッキーですね。私も何回かしか見たことないんですよ」と、藤井工場長。

マスター・オブ・ウイスキー、佐々木太一による
テイスティングセミナー

蒸溜所ツアーからセミナールームに戻った後は、高橋技師長より、瓶詰め工程の説明が。
山崎蒸溜所は、サントリーの蒸溜所の中でも、原酒づくりから瓶詰までを一貫して行う唯一の蒸溜所。

「美味は美装によって完成する」と、美味づくりだけでなく、美装にかけても完璧を目指すのが山崎蒸溜所の精神。
ラベルは美しく貼られているか、余計な 糊が少しでも出ていないか、
キャップシールにわずかでもシワはないか、キャップシールからラベルまですべて正面が揃っているか。
段ボールに入れる時も、特別な器具を使ってラベルなどに傷がつかないよう、細心の注意を払います。
「味わうときに、少しだけ思い出していただけたら」という高橋技師長の言葉に、美装にかける想いが伝わってきます。

短い休憩を挟んで、マスター・オブ・ウイスキー、佐々木太一によるテイスティングセミナーの開始です。
マスター・オブ・ウイスキーは、日本にわずか9人しかいない(2019年6月現在)ウイスキーのスペシャリストで、佐々木はその第一号。
まず、ウイスキーの概論について、プロジェクターを使って解説を進めます。中でも興味を引いたのは、ミズナラ樽の話でした。

「ミズナラは樽材ができる木に成長するまで約200年かかります。アメリカのホワイトオークは約80年、スペイン産オークが約120年。
比較するといかに希少な木かがわかりますよね。そのうえ1本の木からつくれる樽はたった数樽なんです」

ウイスキーを育む時間は、樽熟成の間だけではありません。
100年〜200年かけて木が育ち、それを伐採し、数年かけて乾燥させ、樽にし、それにニューポットを詰めて、長い年月熟成させる。
参加者の皆様それぞれが、長い時の流れに想いを馳せました。

後半は、お愉しみのテイスティングタイム。テーブルには6種のテイスティングアイテムが用意されました。
この日は、ホワイトオーク(パンチョン)、ワイン、シェリー、ミズナラの4種の構成原酒と、山崎12年、18年の計6種。

佐々木が基本的なテイスティング方法を解説しながら、皆様をリードします。
「最初はワインのようにグラスに鼻を近付けすぎず、鼻の前を通すように香りを嗅いでください。ごく少量の加水をすると、香りが変化します。
味わうときも、一気に流し込まず少量を舌の上に置いて、舌先から舌全体へ行き渡らせ、
飲み込んだ後に鼻から息を吐き、アフターテイストまでを感じ取ってみてください」

ホワイトオーク原酒は完熟りんごや洋ナシの香りが華やか。
構成原酒の中で一段と色が濃いシェリー樽原酒はレーズンやドライイチジクの香りが濃厚で、味わいにはタンニン、苦みも感じます。
テイスティングする皆様の表情は、真剣そのもの。

ワイン樽原酒はイチゴや桃の香り、ミズナラ樽原酒は香木のような香りが特長。
原酒をテイスティングしてから山崎12年、18年を味わうと、複雑さ、深み、バランスが生む味の広がりなどがよくわかります。

ここでサプライズが。特別試飲アイテムとして山崎25年が登場。会場が歓声でどよめきます。

「これは加水しない方がいいでしょう。いい香りですね」
さまざまなドライフルーツの香り、イチゴジャムのような濃縮感のある果実香にローズマリーなどのハーブ香り。
たぐいまれな味わいを、皆様に堪能していただけたことと思います。

つくり手も交えて、
山崎を語らう懇親会

第三部は、懇親会。日頃のご愛顧に感謝を込めて、
山崎倶楽部の皆様と交流を深められたらと、藤井工場長、佐々木太一に加え、山崎の製造の責任者である中島技師長、高橋技師長、
白州蒸溜所の工場長も務めた前村専任部長が参加しました。

まずは、山崎ハイボールで乾杯。その後は、山崎をお好きな飲み方で心ゆくまでお愉しみいただきながら、
つくり手とご参加の皆様が一体となって、山崎について大いに語らっていただきました。

皆様からは、このセミナーを振り返って様々なご感想が。
「山崎蒸溜所の見学ツアーには何度も来ているけれど、藤井工場長の解説はとにかく面白くて、深くて。時間がもっと欲しかったほど」

「山崎に出会ってウイスキーが好きになった。私にとって原点であり、生きる活力。プレミアムセミナーは夢のような内容でした」

会場の一角に用意された寄せ書きには、「一生山崎のファンです」「つくり手の皆様、スタッフの皆様ありがとう!」と嬉しい言葉が連なります。

「お集まりくださったのは筋金入りの山崎ラヴァー。皆さんが真剣に、全力で楽しんでくださっている様子に、
我々も驚きながら、深い感銘を受けました」と、前村。

山崎のラインナップを並べたフォトスポットは、藤井工場長らとの2ショットや、
この日知り合ったお客様同士で撮影する方々が途切れることのない盛況ぶり。

見学ツアーやセミナーを通して、山崎をこれまで以上に知っていただくとともに、山崎ファンの皆様とつくり手が、
そしてファンの皆様同士が大いに交流を深めていただけた一日となりました。

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