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山崎蒸溜所 2019年2月5日

 「山崎倶楽部プレミアムセミナー2018」
イベントレポート

さまざまな体験を通じて知る山崎のこだわり。
三部構成の贅沢なプレミアムセミナーを開催。

12月16日(日)、1年半ぶり第2回目の山崎倶楽部プレミアムセミナーを山崎蒸溜所にて開催しました。

ご応募総数約3000人の中から、山崎倶楽部会員38名様がご参加くださいました。
第一部は藤井敬久工場長と巡るプレミアム蒸溜所ツアー、
第二部はマスター・オブ・ウイスキー 佐々木太一によるプレミアムレクチャー。
さらに今回は、第三部として山崎をお好きな飲み方で、お愉しみいただく懇親会の場をご用意。
豪華三部構成のプレミアムセミナーとなりました。

〜第一部〜
藤井工場長が案内する山崎蒸溜所ツアー

開始時間は午前10時30分。会場のセミナールームに、ご参加者の期待感が満ち溢れる中、
プレミアムセミナーは蒸溜所ツアーからスタートしました。

<仕込み工程>

ご参加の方々が最初に目にするのは、大きな仕込み槽。
粉砕した麦芽に山崎の名水を加えて糖化させ、発酵前の麦汁を作る工程です。

「ここで大事なのは、透明感のある甘い麦汁をつくること。濁ると、発酵工程で華やかな香りが出にくいので、
できるだけ濁らないようゆっくり撹拌しながら約8時間かけて仕込みます。スコッチウイスキーには3時間で仕込むものもありますから、
いかに長い時間をかけているか、おわかりいただけますよね」

<発酵工程>

発酵工程を見学する前に、もろみと麦汁が入った2種のグラスを用意。
通常の山崎蒸溜所ツアーにはないスペシャルな計らいです。
ご参加の皆さんは順番にグラスを回し、なかなか嗅ぐことのできないもろみの香りを確かめます。

続く発酵槽が並ぶ部屋は、通常のツアーではガラス越しでの見学となるところ、この日は特別に中へご案内。
室内は温かく、吟醸香のようなフルーティーな香りが充満しています。
「これは発酵が始まったばかりの麦汁。表面にわずかな泡があり、まだ粉っぽい香りがあります。
10時間経過したものはだいぶ泡が増えて青りんごのような香りに。さらに時間が経つと泡が吹き出さんばかりの勢いです」
山崎の発酵時間は、平均65時間、最長で72時間。発酵を終えたアルコール分7%のもろみは、蒸溜釜へ。次は、蒸溜室の見学です。

<蒸溜工程>

ずらりと並ぶ蒸溜釜は、初溜釜6基、再溜釜6基の計12基。内、2基は2018年に新しく更新された釜です。
山崎の複雑な味わいは、多彩な原酒にありますが、この蒸溜工程でも原酒のつくり分けが行われます。

「いろんな形の蒸溜釜がありますよね。まっすぐで太くて短い蒸溜釜からはボディのある、
複雑な形をした蒸溜釜からは繊細なニューポットが得られます」
ニューポットとは、蒸溜直後の無色透明な、生まれたてのウイスキーのこと。

「蒸溜釜の上部の液体は香りが非常に強く、下部の液体は麦芽から出る油っぽさやえぐみがある。
蒸溜後に樽に詰めるのは真ん中の部分だけです。では上下の部分は捨ててしまうかというと、そうではなく、新たなもろみを加えて再び蒸溜する。
うなぎ屋の秘伝のたれのようなものですね」

<貯蔵工程>

貯蔵庫では樽についての説明がありました。
「ここにあるのは貯蔵中のウイスキーのごく一部、約2000〜3000樽です。サントリー全体では約120万樽を所有しています。
アメリカ産のホワイトオークで作られるパンチョンを筆頭に、ホッグスヘッド、シェリー、ミズナラとさまざまな樽で原酒を貯蔵。
山崎の複雑な味わいは、異なる樽から生まれるバラエティ豊かな原酒が生み出します。
サントリーは自前で樽工場を持つ世界でも稀なウイスキーメーカーです」

この日のウイスキーの製造工程の見学は、ウイスキーができるまでの香りを旅する時間でもありました。
藤井工場長の解説は、製造現場のディテールへの言及がふんだんに盛り込まれたもので、ご参加の皆さまにとっても、頭の中の知識が整理され、肉付けされるひとときであったようです。

〜第二部〜
特別な試飲アイテムでのプレミアムレクチャー

ツアーは第二部、佐々木によるプレミアムレクチャーに移ります。
テーブルには6種のテイスティングアイテムがあらかじめ用意されていました。
この日は、ホワイトオーク(パンチョン)、ワイン、シェリー、ミズナラの4種の構成原酒と、山崎12年、18年の計6種。
テイスティングアイテムもプレミアムです。

「せっかくの機会ですので、今日はブレンダーと同じ方法でテイスティングしていきましょう」

佐々木よりテイスティング方法の解説があります。
「まず色を見てください。次にグラスを傾けて戻し、内面に垂れるレッグ(脚)で粘性を確かめます。
アルコール度数は約55%、そのままでは香りが取りにくいので、わずかに加水します。香りはワインのようにグラスに鼻を近付けず、鼻の前を通すように。味わうときも一気に飲み込まず、しばし舌の上に置いて、舌先から舌全体へ、飲み込んだ後に鼻から息を吐いて、トップからアフターテイストまでを感じ取ってみてください」

ホワイトオーク、シェリー、ミズナラと構成原酒をテイスティングしながら、それぞれの味わいの特長に加え、樽材の性質、製法の違いなどについても詳細に解説されました。
シェリーを例にとると、木材はスペイン産オーク材の産地であるスペイン北部で伐採され、現地で乾燥させた後に南部に集中するシェリー産地に運び、そこでシェリーを詰めて3年間のシーズニングを行い、日本に運んで初めてウイスキーが入る、という具合に。
「ミズナラは樽材ができる木に成長するまで200年かかります。そのうえ1本の木からつくれる樽はわずか数樽です」

ワイン樽熟成原酒をテイスティングしながら、若い構成原酒に関する話も。
「ワイン樽はフランスで赤ワインの熟成に使っていたものが中心です。
いきなりウイスキーを詰めると渋みが出すぎてしまうので、ホワイトオークに数年詰めた後にワイン樽に1年ほどと、組み合わせて使うことで芳醇な甘さの原酒が得られる。これはかなり前から研究を重ね、わずか数年前にわかったことです。その原酒をメインに作ったのがノンヴィンテージの山崎です」

一同から感嘆のため息が漏れます。
「山崎もノンヴィンテージをリリースしましたように、スコッチをはじめ世界的にノンヴィンテージのウイスキーは増えています。
それは、こうした研究が進み、また樽使いや技術革新も進み、若い構成原酒で上質なウイスキーが作れるようになったという背景があるのです」

最後に佐々木より、スペシャルアイテム紹介のアナウンスが。
会場全体が一気に期待に沸きあがります。テーブルに運ばれてきたのは、山崎25年。
「これはご自身でテイスティングしてください。まずは加水しないで、ぜひ」

とびきりのサプライズを最後に、充実した内容のプレミアムセミナーは、歓喜に包まれ幕を閉じました。

  • この日のお土産は、山崎蒸溜所オリジナルシングルモルトウイスキー(300ml)、それぞれのお名前を刻んだウイスキーボトル用のネームプレートに山崎の樽材を使ったボールペンのセット。

〜第三部〜
くつろいだ雰囲気の中、山崎について語らう懇親会

第三部は、懇親会。山崎蒸溜所で開催されるイベントでは初の試みです。
山崎ファンの皆様と交流を深められたらと、会には藤井工場長、佐々木太一、山崎蒸溜所の中島技師長、工藤課長、そして山崎倶楽部事務局メンバーも参加させていただきました。
藤井工場長や中島技師長らとウイスキーについて語らう特別なひととき。
会場は時間が経つごとに、賑わいを増していきます。

多くの参加者の方々から「蒸溜所ツアーからプレミアムセミナーまで、贅沢すぎる内容」
「工場長や蒸溜所の方と直接話すことができて嬉しかった」「まさかテイスティングに山崎25年が出るとは思わなかった。忘れられない味わい」
「山崎好きの方と山崎について語ることができて、有意義な時間でした。また開催してほしい」と、この日一日を振り返って、大変満足との声が飛び交います。
声を聞くまでもなく、表情もよろこびに溢れています。

「こんな機会は私も初めてのこと。お一人お一人が、山崎をどれだけ愛してくださっているかが伝わってきて、非常に胸がいっぱいです。
工場のスタッフ全員に、今日のことを伝えたいと思います」
懇親会を終えた藤井工場長の感想です。

あっという間の60分。山崎を中心に、飲み手とつくり手が一体となったかけがえのないひとときになりました。

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