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2014.09.25up

山崎の、新たな挑戦。

新蒸溜釜を導入して、1年が経ちました。

2014.09.25up

2013年、山崎蒸溜所に45年ぶりに新蒸溜釜が増設されました。
導入から1年、その様子を藤井敬久工場長に聞きました。

新しい蒸溜釜を導入した背景とは。

「ハイボールの人気にはじまり、おかげさまでウイスキーが世の中の多くの皆さまに再びお愉しみいただけるようになりました。また、山崎をはじめとするサントリーウイスキーのブランドが近年、国際的な酒類コンペティションで名誉ある賞を受賞し、海外でも高い評価をいただいています。とはいえ、品質向上へのチャレンジはこれからも続いていきますし、ウイスキーはつくってから世に出るまで何年もかかります。より良い原酒を生み出し、日本、そして世界のウイスキーファンに愉しんでいただきたい、新蒸溜釜の導入はそうした思いから決断しました。」

初めてのニューポットをテイスティング、そのクオリティにほっとしました。

新蒸溜釜でつくられた初めてのニューポットをテイスティングしたとき、その味わいに安堵したと藤井工場長は話します。
「テイスティングしてみると、まず、そのクオリティにほっとしましたし、クリーンなベースの上に心地よいモルトの香味が感じられる出来栄えにうれしくなりました。ウイスキーを深みのある味わいにするために、原酒にいろいろな香味を持たせる努力を続けてきましたが、ベースがきれいでないと、香味が浮かび上がってこない。質の高いきれいな原酒を得ることができて、第一段階はクリアしたという思いでした。」

新蒸溜釜でつくられた原酒で、深みを増していく山崎。

これからつくられる山崎の味わいに、新蒸溜釜はどのような影響を与えるのでしょうか。
「山崎をはじめウイスキーの魅力は、いろいろな原酒をブレンドすることで生まれる複雑さにあります。新蒸溜釜の導入でこれまでになかった原酒が加わることで選択肢が増え、複雑さはより深みを増すことでしょう。そして技師たちが新蒸溜釜を使い込んでいくうちに、できる原酒にもさらによい変化が見られるはずです。例えば鉄のフライパンなどは、扱うのは難しいけれど使い込むほどに馴染んで良いものになるといいますが、蒸溜釜にもそういった側面があります。」

ウイスキーは様々な年代につくられた原酒が、時を超えて一つになります。ウイスキーづくりにおいて、工場長がいつも心がけていること。それは、「私は常々、安全で楽しい現場からでないと、飲んでくださる方々に喜んでいただける酒はつくれないと考えています。協力会社を含め全従業員が気持ちよく働くことができる環境づくりが私の第一の仕事。その上で、現状維持ではなく新しいことにチャレンジし、品質を高める努力を続けていきたいです。」

45年ぶりの新蒸溜釜の導入で、山崎蒸溜所は新たなスタート地点に立ちました。 「新釜で蒸溜した原酒は予想以上にクリーンで豊かな味わいです。何年か後には、この原酒を使った山崎をお届けできると思います。楽しみにお待ちいただけたらと思います。山崎を愛してくださる方々にご満足いただけるよう今後ともがんばってまいりますので、これからも温かく見守っていただけたら幸いです。」

藤井敬久(ふじい たかひさ)

1962年、大阪府生まれ。
サントリー酒類株式会社 山崎蒸溜所工場長。
1985年、サントリー株式会社入社。ウイスキー研究室に配属、樽貯蔵技術開発・原酒開発を担当。2000年よりブレンダー室、2003年主席ブレンダーに。2010年より現職。

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