-
「無謀すぎる」地元の周囲の反対。「この国では流行らない」アメリカの方々の反対。それらを押し切って、シングルモルトを世界中に広めたのが創業4代目。ハリウッド映画への露出や、大胆な広告戦略が成功したことが、きっかけと言われます。
-
世界トップレベルの売上を誇りながらも、伝統的な製法を守り続けるために、今でも各工程で専属の職人が技術を磨き後進の育成にも力を入れています。蒸溜釜のメンテナンスをする釜職人が常駐していたり、樽の製造/補修をする製樽工場まで自社で保有しています。
-
グラスに注いでみてください。その瞬間「ふわっ」と洋梨の香りが広がるはず。滑らかで繊細なコク。そしてフルーティーな軽快さ。2つを併せ持つのがグレンフィディックなのです。
-
47歳で蒸溜所の設立を決意した創業者。資金不足のため、妻と9人の子供たちの協力を得て手作りで蒸溜所を作り上げました。その結晶たる最初のウイスキーの一滴は、クリスマスの朝に蒸溜器から滴り落ちました。グレンフィディックにとってクリスマスは特別な日なのです!
-
珍しい三角形のボトル。それはなぜ?理由は、「水」「麦芽」「風土」が三位一体となって生まれるグレンフィディックの味わいを表現しているからです。グレンフィディックは蒸溜所の地名より名付けられ「グレン=谷」「フィディック=鹿」を意味します。だからラベルに「鹿のマーク」がはいっているんです。ボトルにぜひご注目!
-
シングルモルトの中でも別格の存在のザ・マッカラン。それは、ロンドンの老舗高級百貨店が “シングルモルトのロールスロイス”と評すほど。18世紀からはじまる長い伝統と確かな品質を、今に受け継ぎます。
-
ザ・マッカランこだわりのシェリー樽は、スペインでシェリー酒を約2年寝かせてからようやく使用できるようになります。その後、スペインから国境を超えて、シェリー樽はスコットランドへ。ザ・マッカランの熟成のために使用されます。
-
ザ・マッカランはどんな味わい?ぜひ感じていただきたいのが、上品な甘さとまろやかさ、そして華やかな香り。まさに、選ばれしあなたの為のシングルモルト。
-
スコットランド銀行の10ポンド紙幣には、ザ・マッカランの蒸溜所が描かれたことがあります!それは、スペイサイド地区で最小と言われている銅製の蒸溜釜です。創業当時から珍しくて有名で、今もなお最小の蒸溜釜が使用されています。小さな蒸溜釜でじっくりと蒸溜することから、濃厚でリッチなザ・マッカランの味わいが生み出されます。
-
「ウイスキーづくりは樽づくりから」森の管理、木の伐採、樽の製造に至るまですべての工程を自社で手掛ける徹底ぶり。社内には「樽専門のスペシャリスト」までいて、厳しい審査を通った樽だけが「ザ・マッカランの樽」を名乗れるのです。
-
つまり、クセが強いのがラフロイグ。独特な香りと味わいで昔から「好みが分かれる」と評されてきました。…でも、その強すぎる個性が、熱狂的なファンを生んでいるのも事実。
-
薬品を想わせるヨードの様な香り。オイリーで濃厚な味わい。塩っぽくてドライな後味。…まさに「チャレンジモルト」と呼べる一本。
-
シングルモルトを知る人から「ウイスキーを飲みこなせば、辿り着く香味」と語られるほど、かなり一目置かれる、ラフロイグ。ちなみに「女王」は、ダークチョコのような優しい甘みのあるボウモアです。
-
あの「チャールズ国王が最も愛するウイスキー」として有名なラフロイグ。1994年から英国王室御用達に。ラベルには皇太子時代に使用を許可された王室の紋章も刻まれている。
-
「この強烈な個性。自分は苦手かも…」そう思ったあなたもご安心。ラフロイグを牛乳で割ると、飲みやすい美味しいカクテルへと大変身。
-
ボウモアの蒸溜所は、アイラ島の浜辺にあります。海抜0mの海に囲まれた貯蔵庫。そこで、潮風の影響をダイレクトに受けながら熟成。凪の日も嵐の日も海と会話しながら、ボウモアの個性が育まれます。
-
牡蠣と言えばポン酢?いえいえ、ウイスキーです!アイラ島の現地では、生牡蠣にボウモアをスペシャルソースとしてかけて食べるのが有名です。あなたもお試しあれ。
-
ツウなら分かる「潮っぽいスモーキー」という表現。それは、潮風が浸みたピートで燻し、海に囲まれた蒸溜所で熟成するから生まれます。口に含めば、あなたもきっとこの感覚が分かるはず!
-
1779年創業。ボウモアの蒸溜所は、アイラ島最古の蒸溜所。そして、ほとんどの蒸溜所が手放した当時の伝統製法を、職人たちが現在も頑に継承。まさに!スコッチの歴史と伝統を守り続けるシングルモルト。
-
「スモーキー」と「チョコ」そして「潮っぽい」…一体どんな味?少し解説すると、ボウモアならではのスモーキーさがありつつ、甘みが少なくキリッとしたスパイシーなウイスキー。ダークチョコレートを思わせるようなあたたかなコクが口に広がる。…と言いましたが、実際に味わえばその謎は全て解明されます。
-
アウケントッシャン?読み方が難しい??正解は…「オーヘントッシャン」。バーの雰囲気でさらっと言えたら魅力的な大人になること間違いなし!
-
スコットランド随一の大都市グラスゴーから、北西わずか16キロほどに位置する蒸溜所。“urban malt” 都会派ウイスキーとして、若い世代に大人気!
-
オーヘントッシャンは二重人格?!まず、口に含むとスムース。濃いオレンジやライムのような甘さの味わいを感じます。そこから一転、後味はまるでジンジャーのような、ドライな余韻が楽しめます。
-
第二次大戦時、被害を受けたオーヘントッシャンの熟成庫。大量のウイスキーがクライド川に流れ出し、川は一面琥珀色に染まったそう。その際にできた穴を、なんと今では冷却用の池として使っているからまた驚き!
*諸説あり -
よーく見てください。オーヘントッシャンのパッケージ「街」が見えませんか?描かれているのは、グラスゴーの高層ビル群。「都会派ウイスキー」の個性はこんなところにも。
-
どこか懐かしい牧歌的な丘陵地。周辺一帯は大麦の生産地。自然豊かなこの地に、アードモアの蒸溜所はあります。ラベルの鷲は、豊かな大地と蒸溜所を、空高くから見守る守り神なのです。
-
これって両立するの??するんです!同じスモーキーでも、ボウモアの「潮っぽいスモーキー」とは違います。ヒントは「ピート」…でも、ここでは「爽やかなスモーキー」だけ覚えればOKです!
-
大自然で育くまれた麦芽。そこから生まれる「クリーミーでバニラのような」甘みを、アードモアでは味わえます。
-
あの人気スコッチウイスキー「ティーチャーズ」。実は、ティーチャーズのキーモルトがアードモアなんです。ティーチャーズのスモーキーさはこの蒸溜所が醸し出しているんですね。
-
シングルモルトの香りを大きく左右するのが「ピート」。ハイランド地方の大麦地帯から生まれたピートでつくられるアードモア。香りを楽しみ、自然豊かな大地に想いを馳せましょう。