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女のウイスキー編

『アンナ・クリスティ』

ANNA CHRISTIE
映画史上に残る名セリフ
大女優グレタ・ガルボが初めて口にした言葉は
「キブ・ミー・ウイスキー」

アンナ・クリスティ

(1930 アメリカ)
製作・監督/クラレンス・ブラウン 
出演/グレタ・ガルボ、チャールズ・ビックフォード

(ストーリー)
スウェーデン出身の美貌の大スター、グレタ・ガルボの記念すべきトーキー映画第1作『アンナ・クリスティ』。娼婦の生活に疲れたアンナ(グレタ・ガルボ)は故郷に戻ってくる。ある日アンナは溺れかけた水夫のマット(チャールズ・ビックフォード)を助けたのが縁で恋に落ちていく。しかしアンナが過 去を打ち明けるとマットは失望して、彼女の元から去っていく。アンナに幸せは訪れないのだろうか・・・。

そこは酒場。「ウイスキーをちょうだい、ジンジャエールとね」とアンナは椅子に腰掛けると酒場の太った主人に注文する。そして「ケチらないでね」と付け加えると主人が「バケツで持ってこようか」とすかさず切り返す。

「願ってもないことだわ」と呟くアンナのテーブルに、主人は小さなショット・グラスに入ったウイスキーと、それよりも大きめのショット・グラスに入ったジンジャエールを持ってくる。

「やっと一息つけたわ」とアンナはウイスキーを口にしながら、また呟く。ひと口飲んだだけで長い列車での旅の疲れが、一瞬で消えていきそうな爽やかな味わい。隣のテーブルで一人ビールを飲んでいる老女が、アンナがあまりにも美味しそうにウイスキーを飲んでいる姿を見て思わず舌なめずりをする。

「もう一杯飲むわ。私におごらせて」と老女をテーブルに誘うアンナ。

アンナは2杯目のウイスキーとジンジャエールも、ウイスキーから口にする。

アンナはチェイサーとして水ではなくジンジャエールを選んだけれど、ジンジャエールをあまり飲んでなかった。

乾杯!はスウェーデン語で「スコール!」。ハスキー・ボイスでささやくグレタ・ガルボが美しい。ハスキー・ボイスで呟く「ウイスキーをちょうだい。ジンジャエールもね」というセリフは20世紀の映画史上に残る名セリフとされている。


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