白州蒸溜所は、
山梨県北杜市、
南アルプスの麓にあります。
澄みわたる大気と清冽な天然水に恵まれた
この地で繰り広げられるのは、
人と自然とが描く
ウイスキーづくりのものがたり。


標高およそ700メートルに位置する白州蒸溜所。
初夏の風はひときわ心地よく、
新緑の香りに包まれます。
何十年もの熟成を重ねてもなお、
爽やかな印象が残る「白州」の香りは
森の若葉に例えられます。

白州蒸溜所では、
夏も冬も温度調節を行うことなく、
ゆっくりと時間をかけて原酒を熟成させます。
樽ごとに変わる原酒の個性を確かめ、
熟成のピークを見極めるつくり手。
白州蒸溜所のウイスキーづくりは、
まさに人と自然との共同作業なのです。
2023年、竣工から50周年の節目を迎えた白州蒸溜所では、大規模な改修を行いました。
「白州 Story of the Distillery 2024 EDITION」では、白州の地に蒸溜所を構えるにあたって掲げた
「森林公園工場」というコンセプトを振り返りながら、つくり手たちが受け継いできた想いをご紹介しました。