ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2020
サントリーホール&ウィーン・フィルの青少年プログラム
ゲルギエフが1996年マリインスキー劇場の芸術総監督に就任して以来、劇場は世界に類がない程の、大規模な劇場とコンサートホールから成る複合施設となった。国際舞台においてゲルギエフは精力的に活躍しており、世界の名だたる歌劇場での公演を成功させ、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ボストン響ほか多数のオーケストラと共演している。1995年から2008年まではロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、07年から15年までロンドン交響楽団の首席指揮者、15年秋からミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、18年の夏からヴェルビエ音楽祭の音楽監督も務めている。ゲルギエフは、「白夜の星」音楽祭、モスクワ復活祭音楽祭、ロッテルダムのゲルギエフ・フェスティバル、ミツケリ音楽祭、ミュンヘンの360度フェスティバルなど、いくつもの格式の高い音楽祭の創設者兼監督であり、11年からはチャイコフスキー国際コンクールの組織委員長も務めている。
ウィーン・フィルの歴史は、1842年、O. ニコライの指揮で行われたコンサートで幕を開ける。当初のコンサートは不定期であったが、1860年エッケルトの指揮で第1回の定期演奏会が開かれ、以来今日まで続けられている。常任指揮者は初代のニコライからエッケルト、デッソフ、リヒター、ヤーン、マーラー、ヘルメスベルガー、ヴァインガルトナー、フルトヴェングラー、クラウスと受け継がれ、1933年からは常任指揮者を置かず、客演指揮者によるコンサートを行っている。フルトヴェングラー、E. クライバー、ワルターなど20世紀のオーケストラの伝統を築いた巨匠たちをはじめ、ショルティ、アバド、C. クライバー、メータ、小澤征爾などの名指揮者が指揮台に立っている。1898~1901年音楽監督を務めたマーラーをはじめ、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、J. シュトラウスII世、ブラームス、R. シュトラウスなどが、時には指揮者またはソリストとして共演し、自らの作品を世に送り出した。
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