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サントリーホール オルガン プロムナード コンサート

日時
2019年5月16日(木) 12:15~12:45(12:00開場)
会場
大ホール

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出演
オルガン:野田美香
曲目
ムッファト:トッカータ 第10番
ダウランド/シャイデマン 編曲:『涙のパヴァーヌ』
ブラームス:前奏曲とフーガ イ短調 WoO 9 
カルク゠エーレルト:『三部作』作品141 より 第1曲「伝説」
出演者プロフィール
オルガン:野田美香

武蔵野音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。横浜みなとみらいホール オルガニスト・インターンシップ・プログラム修了。国内外のマスタークラスにて研鑽を積む。各地のコンサートホールや教会でのソロ活動のほか、オーケストラや吹奏楽団、合唱団との共演を行う。佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラによるディズニーのオフィシャルCD『ディズニー・オン・ブラス』にゲストミュージシャンとして参加。これまでにオルガンを酒井多賀志、池田泉、藤枝照久、三浦はつみ、志村拓生、早島万紀子に師事。現在、昭和音楽大学非常勤講師。トート音楽院渋谷講師。フェリス音楽教室講師。立正佼成会大聖堂オルガニスト。日本オルガニスト協会会員。

聴きどころ
~出演者メッセージ~

 幕開けは、ムッファトの『トッカータ』です。ザルツブルク、ローマやパリなどで学んだムッファトは、イタリアやフランスの様式を得て、作品の中で表現しようとしたため “国際人”といわれます。第10番はゆったりとした付点リズムを伴う導入部に始まり、軽快なフーガ風の部分へと続く、リュリのフランス風序曲を彷彿とさせる壮麗な作品です。
 『涙のパヴァーヌ』は、「流れよ、わが涙」と題されたダウランドのリュート付き歌曲の器楽用作品です。当時ヨーロッパで大流行し、多くの作曲家によって編曲されました。シャイデマンは、伝統を受け継ぎつつ自身の装飾法を駆使して、古典的で静かな曲想に仕上げました。
 1856年、若き23歳のブラームスは、クララ・シューマンに『前奏曲とフーガ イ短調』を贈りました。対位法に熱中していた時に書かれたこの作品では、バッハの初期の前奏曲の影響が色濃く見られます。フーガは主題の反行形や拡大形を用いつつ、音量やリズムにより緊張感を増していくロマン派のフーガです。
 オルガニストとしてのカルク゠エーレルトは、ドイツではなかなか評価を得られず、イギリスやアメリカで多くの演奏活動を行いました。『三部作』は1930年にロンドンで開催されたカルク゠エーレルト・フェスティヴァルのために書かれた作品です。第1曲「伝説」は、ソナタ形式を土台とし、色彩豊かな和声の中に響く5音音階的なモティーフが印象的です。
 私が近年特に興味を持って取り組んでいる4人の作曲家の作品です。お楽しみいただければ幸いです。
(野田美香)

入場
無料 (事前申込不要)
※就学前の小さなお子様をお連れの方は、ブルーローズ(小ホール)の大型スクリーンでご鑑賞いただけます。
主催
サントリーホール
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
お問い合わせ

サントリーホール

0570-55-0017

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