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サントリーホール スペシャルステージ 2013
内田光子ピアノ・リサイタル
日時
2013年11月3日(日) 19:00 開演
出演
ピアノ:内田光子
料金
S14,000 A10,000 B7,000 C5,000 学生1,000
*10月27日(日)19:00開始「内田光子スペシャルトーク」に、「内田光子ピアノ・リサイタル」のチケット購入者をご招待します。ブルーローズ(小ホール)。メンバーズ・クラブ会員限定200名様。応募者多数の場合は抽選。受付期間2013年9月2日(月)~9月16日(月・祝)
日時
曲目
  • モーツァルト: ピアノ・ソナタ ヘ長調 K332
  • モーツァルト: アダージョ ロ短調 K540
  • シューマン: ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 op. 22
  • シューベルト: ピアノ・ソナタ ト長調 D894
出演
ピアノ:内田光子
料金
S14,000 A10,000 B7,000 C5,000 学生1,000
*10月27日(日)19:00開始「内田光子スペシャルトーク」に、「内田光子ピアノ・リサイタル」のチケット購入者をご招待します。ブルーローズ(小ホール)。メンバーズ・クラブ会員限定200名様。応募者多数の場合は抽選。受付期間2013年9月2日(月)~9月16日(月・祝)
会場
大ホール
主催
サントリーホール
協力
スタインウェイ・ジャパン株式会社、ユニバーサル ミュージック
お問い合わせ
サントリーホール 0570-55-0017
内田光子
内田光子は、真実と美の姿を独自に追及しながら、自らが奏でる音楽の世界を深く掘り下げている演奏家である。2013/14シーズンのハイライトは、ラトル指揮ベルリン・フィル、フライシャー指揮クリーヴランド管、ムーティ指揮シカゴ響、ヤンソンス指揮バイエルン放響、ヤノフスキ指揮ロンドン・フィルなどとの共演を予定。またシャンゼリゼ劇場、ムジークフェライン、カーネギーホールそして日本国内でのリサイタルを予定している。長年にわたり若い演奏家の成長を支援し、ボルレッティ=ブイトーニ財団の理事、リチャード・グードと共にマールボロ音楽祭のコ・ディレクターも務めている。2009年には大英帝国勲章「デイム」の称号が授与された。11年度グラミー賞最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞。12年ロイヤル・フィルハーモニック協会より金賞を受賞。サントリーホール アソシエイト・アーティスト。
http://www.mitsukouchida.com
【エッセー】
深く成熟するときのままに
-内田光子の現在を聴く
強くみつめることと、深く聴き入ることは、どのように結びつくのか。内田光子の演奏にふれるとき、凝視と傾聴は、思索に迫る強度で、私たちに終始鋭く問いかけてくる。
モーツァルト、シューベルト、そしてシューマン。内田光子がことに情熱を集中させるオーストリアやドイツの畏るべき音楽創作から、今回もまた美しいプログラムが織り上げられている。失敬な言いかたになるかも知れないが、愛する作曲家の作品たちを、ピアニストはともすれば彼ら自身の生涯よりも長い歳月をかけてみつめ続ける。内田光子の演奏が、熟慮と練磨の賜物として、彼女自身の見解から説得力をもって語られ、音楽として高い精神の自由を精緻に輝かせるのは、そうした不断の尽きせぬ探求の継続があってこそだ。
サントリーホールのステージには、彼女の最新の音楽的関心がいつも濃密に籠められる。今年のひとつの焦点はシューマンで、2009年の『幻想曲』op.17、11年の『ダヴィッド同盟舞曲集』op.6(とピアノ五重奏曲op.44)に続き、今回は異なる時節に書かれた3作が採り上げられる。10代で作曲した歌曲から生まれたト短調ソナタop.22は、最終的には1838年に完成。『森の情景』op.82はその10年後から、『暁の歌』op.133はさらに5年後の創作で、後者には晩年の極点の煌めきがある。シューベルトのト長調ソナタは夢想的な抒情性も魅力だが、「形式と精神においてもっとも完全な作品だ」とシューマンは絶賛した。モーツァルトからは、結婚の翌年に書かれたへ長調ソナタと、厳しく痛切なロ短調のアダージョが選ばれている。そして、バッハとシェーンベルクが過去と未来を告げる。
2010年のクリーヴランド管弦楽団の弾き振りから「スペシャルステージ」を謳い、11年にはハーゲン・クァルテットとの共演も組まれたが、今年のシリーズは2つのソロ・リサイタルに強く絞りこまれている。いずれにせよ、こうして一人の傑出した音楽家の全容が少しずつ、ていねいに明かされていくのは、同じ時代を生きる聴き手にとって、なんと豊かな楽しみだろう。
青澤隆明(音楽評論)
 
 
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