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サントリーホール オルガン プロムナード コンサート
日時 2013年2月14日(木) 12:15開演 (12:00開場/12:45終演予定)
出演
モニカ・メルツォーヴァ(Org)
料金
入場無料
日時
曲目
  • ブクステフーデ: 前奏曲 イ短調 BuxWV 153
    : シャコンヌ ホ短調 BuxWV 160
  • ベルト・マター: 『若い娘』のテーマによるファンタジー
  • 『愛の讃歌』による即興演奏
出演
モニカ・メルツォーヴァ(Org)
料金
入場無料
会場
大ホール
主催
サントリーホール
支援
平成24年度文化庁優れた劇場音楽堂からの創造発信事業
後援
港区
お問い合わせ
サントリーホール 0570-55-0017
オルガン:モニカ・メルツォーヴァ

photo: Marie France
1974年、スロヴァキア生まれ。コシチェ音楽院でピアノとオルガンを学んだ後、ウィーン国立音楽大学でハンス・ハーゼルベックとミヒャエル・ラドゥレスクに師事し、優秀な成績で修士号を取得、オーストリア政府栄誉賞を受賞する。その後、パリ国立高等音楽院の専門課程でオリヴィエ・ラトリーとミシェル・ブヴァールに師事し、チャールズ・レオポルド・メイヤー財団からの援助やソシエテ・ジェネラル音楽奨学金を得た。さらに、ナディア&リリー・ブーランジェ国際基金からの奨学金により、リヨン国立高等音楽院の即興のクラスで研鑽を積む。97年、ブリュージュ音楽祭で名誉ディプロマ、ツィリナ音楽祭で聴衆賞、2000年、リスボンのユネスコ・コンクールで特別賞を受賞。オーストリア放送協会等で放送録音も行っている。
02年、第5代札幌コンサートホール専属オルガニストに就任し、1年間、演奏家としての活動とともにオルガンの指導にも携わる。以来、日本国内での演奏会にたびたび出演しているほか、札幌でオルガンマスタークラスの指導も継続して行っている。国内では、サントリーホール、東京芸術劇場等で演奏。ヨーロッパの様々な国でも演奏活動を行っており、パリのノートルダム大聖堂、マドレーヌ寺院、リスボンのセ大聖堂、グラナダの王室礼拝堂等で演奏している。
現在はガストン・リテーズ音楽院のオルガンクラス、サン・セバスティアン高等音楽院の即興クラスを担当している。また、12年フランスで開催されたシャルトル国際オルガンコンクールに審査員として招かれている。
プログラム・ノート
ブクステフーデは、J. S.バッハ以前の北ヨーロッパ音楽に多大な貢献を果たし、もっとも高名なオルガン奏者です。数多く残された作品、特にブクステフーデの名を世界的なものとしたオルガン作品は、オルガン・レパートリーのなかで類まれな創造性を示しています。 
 『前奏曲』と『シャコンヌ』はハーモニーとコントラストに富んだ作品です。『前奏曲』は北ドイツの典型的な“スティルス・ファンタスティク(幻想様式)”で書かれ、雰囲気の異なる2つのフーガを伴います。ブクステフーデによって多彩なオルガン・レジストレーションが披露されたことでしょう。『シャコンヌ』は、4拍子のテーマに基づく変奏曲スタイルの作品です。穏やかなモティーフは、全曲にわたって繰り返される下降4音からなるバスにのって、ハーモニーのなかでゆるやかに発展していきます。この宝石のような作品を、私はサントリーホールにいらっしゃるお客様へのヴァレンタイン・プレゼントとして演奏したいと思います。

 ベルト・マターの『ファンタジー』は、ミニマル・ミュージックの技法でフレーズが反復される幻想的な作品です。1575年に発見されたフランスの有名なシャンソン『若い娘』をテーマとしたファンタジーで、このテーマはフルート管で、クレッシェンドしながら演奏されます。
 マターは1937年生まれのオランダのオルガン奏者・作曲家で、1969年から2002年春まで、オランダ・ズトフェンの聖ワルブルガ教会のオルガニストを務めました。彼はこの教会のオルガンから多くを学び、特にそのフルート管のすばらしさを称賛しています。

 マターは、オランダの著名な作曲家・オルガン奏者のコール・キーに学び、即興演奏の名手としても知られています。彼の即興は、“ルール”に沿って始まり、“気の向くまま”展開していくのが常でしたが、教会の聴衆は彼の流儀を心から楽しんでいました。
マターが、現在暮らす郊外に移ることになったとき、彼は自分の生徒たちに楽譜の蔵書一式を寄贈しました。お返しに、生徒たちはマターによる作品のCDを作って、師に捧げたのです。
マターに敬意を表して、最後に、ヴァレンタインにふさわしいエディット・ピアフのシャンソン『愛の讃歌』をもとに、即興演奏をお楽しみいただきたいと思います。
(モニカ・メルツォーヴァ)
 
 
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