ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2018

ダイワハウス スペシャル

フランツ・ウェルザー=メスト指揮

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

2018年11月15日(木)~11月24日(土)

公演情報

2年ぶりとなる
「ウィーン・フィルハーモニー 
ウィーク イン ジャパン」。
本年の公演には、2014年まで
ウィーン国立歌劇場の音楽総監督として活躍し、
ウィーン・フィルと強い信頼関係で結ばれている
フランツ・ウェルザー=メストが登場します。
オープニングとして開催する、
ウィーン・フィルメンバーによる
オペラの名曲を中心とした
室内楽公演にも、
どうぞご期待ください。

ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2018 オープニング

室内楽スペシャル

《ウィーン・フィル オペラを謳う》

今年より、新たに「ウィーン・フィルハーモニー ウィ一ク イン ジャパン」のオープニング公演として、特別な一夜をお届けします。今回開催するのは『室内楽スペシャル』と銘打って、ウィーン・フィルのほぼ全てのパートが出演する豪華な室内楽のコンサートです。
ウィーン・フィルの室内楽の取組みとしてはウィ一ン国立歌劇場、ウィ一ン楽友協会で定期的に演奏会が開催されていますが、日本においてウィーン・フィルとしての公式的な室内楽公演は初めてとなります。ウィ一ン国立歌劇場管弦楽団の精鋭が集まるウィーン・フィルのメンバーならではの、オペラの名曲を中心とした、まさに「オペラを謳う」楽しい室内楽をご堪能ください。

11月19日(月)19:00 開演 ※チケット購入はこちらから

R. シュトラウス
オペラ『カプリッチョ』作品85 より 弦楽六重奏曲
ビゼー
オペラ『カルメン』より(コントラバス四重奏)
ポッパ一
演奏会用ポロネーズ 作品14(チェロ四重奏)
マスカーニ
オペラ『カヴァレリア・ルスティカー ナ』より 間奏曲(チェロ四重奏、ハープ)
ワーグナ一
オペラ『ローエングリン』WWV 75より 前奏曲(ヴァイオリン・アンサンブル)
モーツァルト
ハルモニームジ一クによるオペラ・メドレ一(オペラ『フィガロの結婚』K. 492 より)(木管アンサンブル)
ワーグナ一
『ヴェーゼンドンク歌曲集』WWV 91より第5曲「夢」(室内アンサンブル)
ワーグナ一
『ジ一クフリート牧歌』 WWV 103(室内アンサンブル)
ウェーバー
オペラ『魔弾の射手』J. 277 より「狩人の合唱」(ホルン四重奏)
バーンスタイン
ミュージカル『ウェストサイド•ストーリ一 』より シンフォニック・ダンス(打楽器アンサンブル)
フライベルク
『出航のファンファ一レ』(トロンボーン・アンサンブル)

~ オペラを知り尽くし、室内楽をこよなく愛する「ウィーン・フィルの音楽」~

宮本 明(音楽ライター)

「今年のウィーン・フィルの日本公演を、もし1公演だけ選ばなければならないとしたら、私は絶対に『室内楽スペシャル』を買って聴きに行きますよ。ほんとに」
6月中旬、キュッヒル・クァルテットの一員(第2ヴァイオリン)として「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」に出演した、ウィーン・フィル楽団長のダニエル・フロシャウアーさんは、さも当然とばかりに真顔でそう言いました。楽団長がイチ押しの「室内楽スペシャル」とは──。

もっと見る

2年ぶり16回目の開催となる「ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン」のオープニングを飾るコンサートが、新たな趣向となる楽団員による室内楽公演、「室内楽スペシャル ~ウィーン・フィル オペラを謳う」です(11月19日・大ホール)。
「オペラ」をテーマにした室内楽コンサート。ご存知のとおり、ウィーン・フィルの「本籍地」はウィーン国立歌劇場です。毎晩のように劇場のオーケストラ・ピットで演奏している彼らの音楽作りの根幹には、「歌」や「オペラ」があります。
つまり、ウィーン・フィルの伝統の原点とも言うべき「オペラ」と、これまたオーケストラのアンサンブルの原点である「室内楽」とが融合したのが、この「室内楽スペシャル」なのです。そして、その中身がたいへんに魅力的! さまざまな編成のアンサンブルが次々に登場して、あの手この手でオペラの音楽を楽しませてくれます。「翌日からオーケストラ公演もあるし、ピアノ伴奏のヴァイオリンやチェロでオペラ・アリアでも弾いておけばいいや」という手軽な発想は、彼らには1ミリもないようです。当たり前といえば当たり前ですが、プロ根性も一流のウィーン・フィル!
編成を見てみると、まず弦楽器のアンサンブルが、弦楽六重奏、コントラバス四重奏(!)、チェロ四重奏、ヴァイオリン・アンサンブル。管楽器は、木管アンサンブル、ホルン四重奏、トロンボーン・アンサンブル。もちろん管弦混合のアンサンブルや、さらには 打楽器アンサンブルまで登場します。「私たちの精緻なアンサンブルの秘密を、セクションごとに解剖してお聴かせしますけど、それが何か?」とでもいうような彼らのプライドが伺えると同時に、「室内楽やりたい人!」という呼びかけに、「僕も!」「私も!」とみんな揃って手を挙げる無邪気な音楽キッズの素顔も垣間見えます。19世紀の創立当時からずっとリレーで受け継がれてきた彼らの室内楽の伝統と、楽団員一人ひとりのアンサンブルへの貪欲な興味が、ウィーン・フィルの音と音楽を研ぎ澄ましているのです。
曲目も実に多彩で、オペラと室内楽を絶妙なつながり具合で結んでゆきます。いくつかの例を挙げると、
R. シュトラウス最後のオペラ『カプリッチョ』の、序曲に当たる導入の音楽である弦楽六重奏曲。モーツァルト『フィガロの結婚』によるメドレーは、当時大流行した木管アンサンブル「ハルモニームジーク」の編成です。録音のなかった時代、劇場外でオペラの音楽を楽しむためにも、この編成は大人気でした。ワーグナーの歌曲「夢」のメロディは、同じ時期に書かれた楽劇『トリスタンとイゾルデ』にも使われているものです。同じくワーグナーが、妻コジマへの私的なプレゼントとして作曲したのが『ジークフリート牧歌』。「ジークフリート」は彼らの息子の名前ですが、曲中の旋律素材が、後年書かれた楽劇『ジークフリート』にも転用されています。
濃淡さまざまな「オペラつながり」の選び方は、実に洒落ていて、唸らされます。うーむ、さすが。そこに、彼らの持つ世界最高峰のオペラ経験が反映されるのですから鬼に金棒です。出演者詳細は9月頃に発表される予定ですが、首席奏者クラスが惜しげもなく投入されるに違いありません。オペラを知り尽くし、室内楽をこよなく愛する「ウィーン・フィルの音楽」を楽しみましょう。

フロシャウアー楽団長によれば、こんな凝ったプログラムの室内楽コンサートは、ウィーンでもなかなか実現できないのだそう。
「(定期演奏会以外の時期に)ウィーンにこれだけのメンバーが揃っていることは滅多にないですからね。全員が一緒にいる日本公演だからこそ実現できる企画です。これをウィーンでやろうと思ったら、編成ごとに何回かに分けて演奏して、きっと5年はかかってしまうと思いますよ」
フロシャウアーさんは、「私も1枚予約するので、チケットを取っておいてくださいね」と言って帰っていきました(楽団長、ほんとに自腹!?)。ウィーン・フィルの魅力をぎゅっと濃縮して、そのエッセンスを巧みにふりかけたようなコンサート。なにせウィーン・フィルの「5年分」が聴けるのですから、これは聴き逃せませんね。

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オーケストラ公演

チケットは予定枚数の販売を終了いたしました。
9月23日(日)10時より、二次発売(関係者席開放)を行います。
詳細は下記、公演日をクリックしたページより8月以降ご覧いただけます。

11月20日(火)19:00 開演

モーツァルト オペラ『魔笛』序曲 K. 620
モーツァルト ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K. 491 (ピアノ:ラン・ラン)
ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 作品73

11月23日(金・祝)16:00 開演

ブルックナー 交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105 (ノヴァーク版)

11月24日(土)16:00 開演

ドヴォルジャーク 序曲『謝肉祭』作品92
ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
(ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイデ、チェロ:ペーテル・ソモダリ)
ワーグナー
(ウェルザー゠メスト 編曲)
舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』<第3夜>楽劇「神々の黄昏」より抜粋

サントリーホールとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、「音楽文化の実り豊かな発展」という共通の願いのもと、通常の演奏会のほかに特別プログラムを開催します。

サントリーホール&ウィーン・フィルの青少年プログラム

11月20日(火)11:30 開演

  • フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
  • ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 関係者のみ
  • 中高生を対象とした、学校単位でご参加いただく特別プログラム(要事前申込み)
過去の公演より

ウィーン・フィル首席奏者によるマスタークラス[ファゴット]

11月21日(水)19:00 開始 ※チケット購入はこちらから

講師:
ハラルド・ミュラー
(ファゴット)
  • 通訳付
過去のマスタークラスより

無料公開リハーサル

11月23日(金・祝)10:00~13:00(予定)※ご招待応募はこちらから

  • フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
  • ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 要事前応募
  • 応募期間 9月3日(月)~9月30日(日)必着
過去の公開リハーサルより

プロフィール

他都市公演

川崎公演

日時

11月15日(木)19:00開演

会場

ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目

ドヴォルジャーク:

序曲『謝肉祭』作品92

ブラームス:

ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102(ヴァイオリン:フォルクハルト・シュトイ デ、チェロ:ペーテル・ソモダリ)

ワーグナー(ウェルザー゠メスト 編曲):

舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』<第3夜> 楽劇「神々の黄昏」より抜粋

お問い合わせ

ミューザ川崎シンフォニーホール

044-520-0200

大阪公演

日時

11月16日(金)19:00開演

会場

フェスティバルホール

曲目

モーツァルト:

オペラ『魔笛』序曲 K. 620

モーツァルト:

ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K. 491(ピアノ:ラン・ラン)

ブラームス:

交響曲第2番 ニ長調 作品73

お問い合わせ

フェスティバルホール

06-6231-2221

長野公演

日時

11月18日(日)15:00開演

会場

ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)

曲目

モーツァルト:

オペラ『魔笛』序曲 K. 620

モーツァルト:

ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K. 491(ピアノ:ラン・ラン)

ブラームス:

交響曲第2番 ニ長調 作品73

お問い合わせ

ホクト文化ホール

026-226-0008

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