イェルク・ヴィトマン(1973- )

クラリネット奏者、作曲家、指揮者として活躍するイェルク・ヴィトマンは、今日最も魅惑的で多面的なアーティストの一人である。ミュンヘン音楽演劇大学でゲルト・シュタルケに、ジュリアード音楽院でチャールズ・ナイディックにクラリネットを学ぶ。ソリストとして、さらに室内楽奏者として内外の著名オーケストラに客演、多くの国際的名手たちと共演している。またヴォルフガング・リームなど、さまざまな作曲家からクラリネット協奏曲を献呈され、多数の新作クラリネット協奏曲を初演している。
作曲家としての活躍も目覚しく、これまでリンカーン・センター室内楽協会のElise L. Stoeger賞をはじめ名立たる賞を受賞。世界の主要なホール、オーケストラから次々と新曲を委嘱されている。2009年には、パリ・オペラ座バスティーユ開館20周年を記念して、アンゼルム・キーファーとの舞台作品『Am Anfang』が初演されたが、その際作曲家およびクラリネット奏者として務めただけでなく、指揮者としてもデビューを果たした。
今シーズンには初のゲヴァントハウス・コンポーザーとして、シーズンを通して作品が披露されている。現在、フライブルク音楽大学、バレンボイム・サイード・アカデミー作曲科教授。アイルランド室内管弦楽団首席指揮者。

カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)

ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者、批評家。ドイツにおけるロマン主義運動の先駆者として、音楽史上、重要な位置づけにある。幼い頃より父の率いる巡業歌劇団とともに各地をめぐり、その先々で著名な音楽家に学んだ。ブレスラウ歌劇場楽長、カールスルーエ宮廷音楽監督、プラハ歌劇場音楽監督を経て、1817年ドレスデンのザクセン宮廷楽長に就任する。その過程で幅広い知識を培い、イタリア・オペラ全盛期の中、ドイツ・オペラの発展を目指す。1821年ベルリンで発表したオペラ『魔弾の射手』は自身の代表作となり、ドイツの題材をドイツ語で歌い上げる真の国民的オペラ、且つ真のロマン主義的オペラとして、ドイツ初のロマン派オペラの様式を確立した。オペラや声楽曲に顕著な愛国的作品の他に、様々な楽曲に見られる管楽器の支配的な使用もまた、ウェーバー作品の特徴に挙げられる。管楽器を巧みに用いることで音楽に豊かな色彩感をもたらしただけでなく、叙情的旋律と超絶技巧を兼ね備えた管楽作品の傑作を数多く生み出した点も注目に値する。「ドイツ国民オペラの祖」と呼ばれるウェーバーの作曲技法や管弦楽法は、とりわけワーグナーに多大な影響を与えた。

ヤン・エスラ・クール(1988- )

1988年トリーア(ドイツ)に生まれる。フライブルク音楽大学で作曲をイェルク・ヴィトマンとブリス・ポゼ、オルガンをマルティン・シュメーディングに学んだ後、ケルン音楽大学でヨハネス・シェルホルンに師事。フライブルク音楽大学講師(音楽理論)を務める傍ら、ヴォルフガング・リームによる指導のもと、カールスルーエ音楽大学でディプロームを取得予定。オルガン曲を自作自演することに証されるように、クールにとってオルガンは重要な創作の源となっている。その音楽を特徴づける厚いテクスチュアの静的な進行、調性をほのめかしながら微妙に転じるホモフォニーの明暗には一種の荘厳さすら宿っている。2014年、エルンスト・フォン・ジーメンス財団から委嘱を受けた『弦楽四重奏のためのシークエンス』がアルミーダ弦楽四重奏団によって初演。15年度アカデミー・シュロス・ソリテュード奨学生。16年、管弦楽曲『アンド・アゲイン』がアート・メンター・ファンデーション・ルツェルン若手作曲家賞を受賞、ジェイムズ・ガフィガン指揮ルツェルン交響楽団によって初演された。今回披露される『アゲイン』は、『アンド・アゲイン』と強い関連があるとクール自身述べている。

イェルク・ヴィトマン(クラリネット・指揮)

クラリネット奏者、作曲家、指揮者として活躍するイェルク・ヴィトマンは、今日最も魅惑的で多面的なアーティストの一人である。ミュンヘン音楽演劇大学でゲルト・シュタルケに、ジュリアード音楽院でチャールズ・ナイディックにクラリネットを学ぶ。ソリストとして、さらに室内楽奏者として内外の著名オーケストラに客演、多くの国際的名手たちと共演している。またヴォルフガング・リームなど、さまざまな作曲家からクラリネット協奏曲を献呈され、多数の新作クラリネット協奏曲を初演している。
作曲家としての活躍も目覚しく、これまでリンカーン・センター室内楽協会のElise L. Stoeger賞をはじめ名立たる賞を受賞。世界の主要なホール、オーケストラから次々と新曲を委嘱されている。2009年には、パリ・オペラ座バスティーユ開館20周年を記念して、アンゼルム・キーファーとの舞台作品『Am Anfang』が初演されたが、その際作曲家およびクラリネット奏者として務めただけでなく、指揮者としてもデビューを果たした。
今シーズンには初のゲヴァントハウス・コンポーザーとして、シーズンを通して作品が披露されている。現在、フライブルク音楽大学、バレンボイム・サイード・アカデミー作曲科教授。アイルランド室内管弦楽団首席指揮者。

カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)

ミュンヘン生まれ。ソロから室内楽、協奏曲まで精力的に取り組む。兄のイェルク・ヴィトマンの作品などを収録したデビューCDでドイツ・レコード批評家賞のクリティクス・チョイス・オブ・ザ・イヤー、国際クラシック音楽賞(ICMA)のアーティスト・オブ・ザ・イヤー、メンデルスゾーンとシューマン作品の録音で同協奏曲部門など、数々の受賞歴を誇る。これまでラトル、シャイー、ノリントンなど著名な指揮者たち、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フィルハーモニア管、BBC響ほかと共演。2006年よりライプツィヒ音楽演劇大学教授を務める。

キハラ良尚(ピアノ)

東京藝術大学附属音楽高校ピアノ科卒業と同時に渡欧。グラーツ国立音楽大学指揮科、同大学大学院修士課程オーケストラ指揮科、合唱指揮科、コレペティツィオン科修了。ベルリン芸術大学大学院オーケストラ指揮科研究課程修了。グラーツ国立音楽大学より学業奨励賞。オーストリア、ドイツの歌劇場にて研鑽を積む。これまでにポーランド国立放送響、ベルリン・ドイツ響、マクデブルク歌劇場管ほかを指揮。ローム ミュージック ファンデーション奨学生、本庄国際奨学財団奨学生、文化庁新進芸術家海外研修員。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。

福川伸陽(ホルン)

NHK交響楽団首席奏者。第77回日本音楽コンクールホルン部門第1位受賞。ソリストとして、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、京都市交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団ほか多くのオーケストラと共演している。日本各地やアメリカ、ヨーロッパなどに数多く招かれており、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、東京・春・音楽祭をはじめとする音楽祭にもソリストとして多数出演。

吉井瑞穂(オーボエ)

甘い音色と豊かな音楽性で世界の聴衆を魅了する国際派オーボエ奏者。2000年から、マーラー室内管弦楽団の首席オーボエ奏者として欧州を拠点に活動。アバド、ブーレーズ、ハーディングら世界的巨匠のもと演奏を重ね、欧州の主要音楽祭に出演。ルツェルン祝祭管弦楽団メンバーおよび欧州の主要オーケストラの客演首席奏者を務め、室内楽ではテツラフ・カルテット、アンスネス、フレストらと共演。欧州を中心に、ニューヨークのマンハッタン音楽院などでマスタークラスの教授として招かれ、後進の指導にあたっている。東京藝術大学非常勤講師。

小山莉絵(ファゴット)

シュトゥットガルト生まれ。2013年、ミュンヘン国際音楽コンクールで2位(1位なし)とコンクール委嘱新作最優秀賞を受賞したのをはじめ、これまでに参加した24のコンクールすべてで最高位受賞。ソリストとして、ミュンヘン放送管弦楽団、ボン・ベートーヴェン管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団などと共演。ベルリン・フィルハーモニー、シャンゼリゼ劇場、アムステルダム・コンセルトへボウ、ウィーン楽友協会などで演奏。15年より、パーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者。

弦楽四重奏
辺見康孝(ヴァイオリン)、亀井庸州(ヴァイオリン)、安田貴裕(ヴィオラ)、多井智紀(チェロ)

現代の作品を得意とする奏者の弦楽合奏団で公称はない。これまでに細川俊夫、ヘルムート・ラッヘンマン、ジャコモ・マンゾーニ、ゲオルク・フリードリヒ・ハースなどとの協働で東京オペラシティ「コンポージアム」、「ポリーニ・パースペクティヴ」、サントリー芸術財団サマーフェスティバルなどに出演し好評を博す。木下正道のプロデュースで松平頼暁個展などの自主企画を開催。川島素晴プロデュースでは若い世代の作曲家の新作に取り組むなど、これまでに数々の初演を行ってきた。

東京都交響楽団(管弦楽)

東京オリンピックの記念文化事業として1965年東京都が設立(略称:都響)。定期演奏会を中心に、小中学生への音楽鑑賞教室、多摩・島しょ地域での訪問演奏や福祉施設での出張演奏など、多彩な活動を展開。大野和士が音楽監督を務める。2015年には創立50周年を迎え、ベルリン・ウィーンなど5ヶ国6都市をめぐるヨーロッパ・ツアーを行い、各地で熱烈な喝采を浴びた。「首都東京の音楽大使」として、来たる東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、文化芸術の活性化を目指している。

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