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【聴きどころ】

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
ENJOY! ウィークエンド Vol.4
安江佐和子~歌心溢れるパーカッション

安江佐和子

パーカッション(打楽器)の演奏とは、皆様どのようなイメージをお持ちでしょうか?
パワフル、うるさい、体力が必要、オーケストラではたまに「ドン」「シャン」「チーン」とか暇そう… いえいえ、打楽器は言葉であり「歌」であり、音色、色彩の極みであること。
6月19日の公演では、ピアノ、フルート、歌、それぞれの名手との共演により、名曲を通して打楽器の魅力を感じて頂けましたら幸いです。

皆様よくご存知のあの曲……『メヌエット』が斎藤友子の魔法にかかり、『Ode to Ode to Joy』(歓喜の歌)がブルース・スタークの魔術にかかると!! 概念を外し、音楽の広さを自由にお楽しみ頂きますように。

『ファースト・コンチェルト』 アメリカの作曲家ルー・ハリソン(1917~2003)は、いわゆる現代音楽(的)な空気、作風を嫌い、民族音楽(特にインドネシアに伝わるガムラン音楽)の要素を取り入れることで、独自の音世界を構築しています。
3楽章からなるこの作品は、フルートの変拍子の旋律に対し打楽器は各楽章ごと3~5小節の短いフレーズ、リズムをひたすら繰り返します。お互いの変拍子によるトリックが、ルー・ハリソンの民族色に染まりゆく。ここでもガムランの音列、リピートが用いられます。

『小さな空』(ソングスから)武満徹、『朧月夜』岡野貞一作曲/杉山洋一編曲、『深い河』黒人霊歌、名曲中の名曲を天羽明惠さんの歌とマリンバ、打楽器の共演。打楽器の音色使いにより、作品をより立体的に、チェンバーミュージック・ガーデン特別ヴァージョンに描きました。

『Guten Appetit!』 拙作自演はドイツ語で「召し上がれ!」「良いお食事を!」の意。さぁ皆様、このコンサートの後には美味しいランチをお楽しみに!

『マトルズ・ダンス』 ジョン・ササス(1966~)はニュージーランドの作曲家。ピアノと打楽器(6つのトムトム)が対等にリズムをせめぎ合います。
「Matre's Dance」のタイトルは、ある狂信集団をテーマにした小説の一説に基づいたもの。「シェーナはゆっくりとリズミックな踊りのステップを踏み始めた。彼女の動きの中で、一度たりとも同じリズムは繰り返されなかった。真昼近くになる頃、彼女は疲れ切って砂の上に倒れた。」 

●チェンバーミュージック・ガーデン2014


「ENJOY! ウィークエンドVol.6」 2014年6月21日(土)
(左からヴァイオリン:白井圭、フルート:佐久間由美子、
ソプラノ:半田美和子、打楽器:安江佐和子、ハープ:吉野直子)

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