KDDIスペシャル アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団

ANDRIS NELSONS conducts BOSTON SYMPHONY ORCHESTRA

俊英ネルソンスボストン響の新たな時代を切り開く

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グラミー賞2年連続受賞のネルソンスとボストン交響楽団

現職音楽監督との日本公演は 小澤征爾以来18年ぶり!

ネルソンス音楽監督就任から4シーズン目のボストン響。
新黄金コンビによる演奏をサントリーホール3公演のほか、名古屋、大阪、川崎で開催。
また、ボストン交響楽団首席奏者によるマスタークラス、公開リハーサル、青少年向けの公演をサントリーホールで行います。

[主催] サントリーホール(東京公演)  [特別協賛] KDDI株式会社  [後援] アメリカ合衆国大使館

アンドリス・ネルソンスのメッセージはこちら

加藤一二三九段(ひふみん)も期待するボストン響の魅力とは

※公演日をクリックしたページよりチケットを購入いただけます。

アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団

  • 11月7日(火)19:00開演

    チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲
    ヴァイオリン:ギル・シャハム
    ショスタコーヴィチ :交響曲第11番 「1905年」
  • 11月8日(水)19:00開演

    モーツァルト : フルートとハープのための協奏曲
    フルート:エリザベス・ロウ(ボストン響首席奏者)
    ハープ:ジェシカ・ジョウ(ボストン響首席奏者)
    ラフマニノフ :交響曲第2番 ホ短調
  • 11月9日(木)19:00開演

    ハイドン :交響曲第103番 「太鼓連打」
    マーラー :交響曲第1番 「巨人」

ボストン交響楽団首席奏者によるマスタークラス

  • 11月6日(月)19:00開始

    講師 : エリザベス・ロウ(フルート)※通訳付

    ※受講申込:8月15日(火)~31日(木)

    ※7月28日(金)発売

無料公開リハーサル

ボストン交響楽団青少年プログラム

  • 11月8日(水)時間未定

    ボストン交響楽団

    ※中高生対象、学校単位で参加いただく特別プログラム。一般販売はございません。

ちらしPDFファイル(1.7MB)

小澤征爾からネルソンスへ ボストン響の更なる進化

山田治生(音楽評論家)

アンドリス・ネルソンスは、2014年9月、ボストン交響楽団の音楽監督に就任した。小澤征爾の38歳よりも3歳若い35歳での就任は、楽団史上最年少記録であった。
今年で楽団創設137年目を迎える名門楽団は、最初、ドイツ系の指揮者によって基礎が作られた。なかでも後にベルリン・フィルやライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を務めたアルトゥール・ニキシュやバイロイト音楽祭の常連であったカール・ムックはヨーロッパを代表するマエストロ。飛行機のなかった時代、アメリカに渡り、ボストン響を鍛え上げたのであった。20世紀に入ると、パリ生まれのピエール・モントゥーやロシア革命後、フランスに亡命していたセルゲイ・クーセヴィツキー、フランスを代表する巨匠シャルル・ミュンシュなど、フランス系の名指揮者が音楽監督を務め、楽団はフランス的な華やかな彩りを得た。
エーリヒ・ラインスドルフとウィリアム・スタインバーグを経て、1973年にボストン響の音楽監督に就任したのが、若き小澤征爾であった。就任当時、小澤はサンフランシスコ交響楽団の音楽監督も兼務していて、まさに世界の楽団から引っ張りだこ状態の新進気鋭の指揮者であった。小澤&ボストン響は、76年のヨーロッパ・ツアーのほか、78年の日本ツアー、79年の歴史的な中国ツアーを成功させ、世界的な名声を高めた。そして、小澤は、超エリート集団であるボストン響にますます磨き上げ、彼らからより洗練された音楽を紡ぎ出した。その成果は、80年代後半から90年代にかけて録音されたマーラー交響曲全集で聴くことができる。小澤は、楽団史上最長となる29年間、音楽監督を務め、まさにボストン響の“顔”となった。そのあと、メトロポリタン歌劇場を長く率いてきたジェームズ・レヴァインは、アメリカ生まれ初の音楽監督として大いに期待されたが、残念なことに、自身の健康問題により、大きな成果をあげることなく、退任してしまった。

そしてラトビア出身で、バーミンガム市交響楽団のシェフであったアンドリス・ネルソンスが新音楽監督に指名されたのであった。彼は30代の若さでウィーン・フィルやベルリン・フィルなどの世界最高峰のオーケストラに客演。今、世界が最も注目する指揮者の一人である。ネルソンスは、1シーズン目からボストン響と大手レコード・レーベル、ドイツ・グラモフォンでショスタコーヴィチの交響曲の録音に取り組み、早くも、昨年、交響曲第10番が、今年は交響曲第5、8、9番がグラミー賞を受賞した。まさに新黄金コンビによるショスタコーヴィチ。日本では、ロシア革命(血の日曜日事件)を描く交響曲第11番「1905年」が披露される。音楽監督就任から4シーズン目、満を持しての日本ツアーでは、そのほか、ラフマニノフの交響曲第2番やマーラーの交響曲第1番「巨人」を取り上げる。小澤の長い治世のあと、若きネルソンスによって伝統ある楽団が進化を続けている。

プロフィール

Andris Nelsons, conductor (Music Director) 指揮:アンドリス・ネルソンス(音楽監督)

1978年ラトビア・リガ生まれ。ラトビア国立歌劇場のトランペット奏者としてキャリアをスタートさせ、北西ドイツ・フィル首席指揮者、ラトビア国立歌劇場首席指揮者、バーミンガム市交響楽団音楽監督を経て、2014年にボストン交響楽団第15代音楽監督に就任。翌15年にはボストン響との契約が2021-22年シーズンまで延長される。2017-18年シーズンにはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスター(楽長)に就任。ベルリン・フィルやウィーン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、欧州の主要オケにもたびたび客演している。
ボストン響とは15年に欧州の主要首都8都市で計12公演を行い、ルツェルン、ザルツブルク、グラーフェネックの音楽祭に参加。16年には2度目の欧州公演を行い、ドイツ、オーストリア、ルクセンブルクの全8都市を廻った。また2014-15年シーズンから、ショスタコーヴィチの全交響曲ライブ演奏収録を行っており、第1弾では「ムツェンスク郡のマクベス夫人」からパッサカリアおよび交響曲第10番を収録。第2弾は交響曲第5、8、9番および劇付随音楽「ハムレット」を収録し、それぞれ2016、17年のグラミー賞(最優秀オーケストラ演奏賞)を受賞した。

アンドリス・ネルソンスよりメッセージ

「ボストン交響楽団音楽監督として、ボストン交響楽団と共にはじめて日本の地を踏むことができ非常に光栄に思います。日本は素晴らしい国ですし、かつて小澤征爾桂冠音楽監督がボストン響を率いていたこともあり、我々にとって非常に重要な歴史をもった国でもあります。」
「日本在住のボストン響ファンの皆様には今回のレパートリーを是非お楽しみいただければ幸いです。ボストン響の比類なき音楽的資質を表現すべく、我々が選んだ楽曲です。ラフマニノフの激しく、感情的で表現力溢れる楽曲から、新しい思考を取り入れたマーラーの壮大な楽曲、ショスタコーヴィチによる1905年のロシア革命を鮮やかに描き出した楽曲、ハイドンの多彩な音色の楽曲まで、一連の交響曲作品は、思考、感情、インスピレーションを自在に表現するボストン響の類まれなる能力を表すのにふさわしい、幅広さと奥行きの深さを示す選曲となりました。さらに、ボストン響にとって至宝ともいえるゲストソリストの一人であるギル・シャハムを迎え、チャイコフスキーの名作、ヴァイオリン協奏曲を演奏いたします。またボストン響が誇る2人の名音楽家、首席フルート奏者のエリザベス・ロウと首席ハープ奏者のジェシカ・ジョウに焦点をあて、モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲をお届けできることも大変光栄に思います。」
「素晴らしい音楽をお届けすることはもちろんのこと、私たちは日本の美しい情景や刺激に満ちた大都会に触れ、素晴らしい和食を堪能する機会も非常に楽しみにしております。寿司は私個人の大好物なのです。また、非常に寛大で温かく、親切な日本の皆さまと交流できることも心待ちにしております。日本の聴衆の皆さまは、いつもボストン響を温かく、称賛と愛情をもって迎えてくださいます。そして何よりも大切なことは、我々の演奏によって、お客様に真のインスピレーションを感じ取っていただければと思います。またお会いするときまで覚えていて頂けるような心に残る演奏をお届けしたいと思います!」

―ボストン交響楽団ニュースリリースより引用、日本語訳

Gil Shaham, violin ヴァイオリン:ギル・シャハム

1971年生まれのギル・シャハムは、現代で最も傑出したヴァイオリニストの一人である。非の打ち所がない完璧なテクニックと、独特の温かみと高潔さが合わさって、アメリカにおける巨匠としての名声をほしいままにしている。81年エルサレム響およびイスラエル・フィルとの公演でデビュー。2008年にエイヴリー・フィッシャー賞を受賞。12年にはミュージカル・アメリカから年間最優秀器楽奏者に選出され、その演奏は「特別なヒューマニズム」を奏でる、と評された。グラミー賞受賞者でもあり、ベルリン・フィルやパリ管をはじめ世界中の名だたるオーケストラや指揮者と共演している。使用楽器は1699年製ストラディバリウス「ポリニャック伯爵夫人」。

Elizabeth Rowe, flute フルート:エリザベス・ロウ

2004年入団。ボストン交響楽団室内楽アンサンブルのメンバーとして「20世紀フランス室内楽作品集」の録音に参加しグラミー賞にノミネート。ソリストとしてもボストン響と共演多数。卓越した指導者としても知られ、指導を受けるために全米から生徒が集う。現在ニューイングランド音楽院およびタングルウッド・ミュージック・センターで教鞭をとる。

Jessica Zhou, harp ハープ:ジェシカ・ジョウ

2009年入団。アメリカやフランスなどの国際的な主要コンクールに入賞。ニューヨーク・シティ・オペラの首席ハープ奏者を5シーズン務め、その他にもスイス・ロマンド管やロンドン響、ニューヨーク・フィルとも共演。ソリストとして参加したボストン交響楽団室内楽アンサンブルの録音はグラミー賞にノミネートされた。現在ボストン大学、ニューイングランド音楽院などで教鞭をとる。

Boston Symphony Orchestra, orchestra 管弦楽:ボストン交響楽団

ボストン交響楽団の初公演は1881年にさかのぼり、今年で136年目のシーズンを迎える。
本拠地ボストンでの公演のほか、世界で最も重要な音楽祭の一つとして挙げられる夏のタングルウッド音楽祭、同楽団の首席奏者で構成されるボストン交響楽団室内楽アンサンブルや、ボストン・ポップス・オーケストラは世界的に知られている。また、「エデュケーション・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム」を通じて、ボストンとタングルウッドでの教育プログラムや、ボストンの街全体を巻き込んだ教育・社会支援活動も積極的に行っている。その他にもインターネットやヴァーチャルメディアなどの手段を幅広く活用し、変化の激しい現代社会を常に意識している。
音楽監督は初代のヘンシェルからゲーリケ、ニキシュ、クーセヴィツキー、ミュンシュ、スタインバーグらへと引き継がれ1973年には小澤征爾が13代目音楽監督に就任。小澤は桂冠音楽監督に任命される2002年まで29年間務め、2004~11年はレヴァインがアメリカ人として初めて音楽監督を務めた。2014年シーズンからは国際的に活躍する若手ラトビア人指揮者アンドリス・ネルソンスが音楽監督に就任、同楽団の新たな時代の幕開けとなった。

他都市公演

名古屋公演

日時
11月3日(金・祝)17:00開演
会場
日本特殊陶業市民会館フォレストホール
曲目

チャイコフスキー:

ヴァイオリン協奏曲
(ヴァイオリン:ギル・シャハム)

マーラー:

交響曲第1番 「巨人」

お問い合わせ
中京テレビ事業
052-588-4477

大阪公演

日時
11月4日(土)16:00開演
会場
フェスティバルホール
曲目

チャイコフスキー:

ヴァイオリン協奏曲
(ヴァイオリン:ギル・シャハム)

ショスタコーヴィチ:

交響曲第11番 「1905年」

お問い合わせ
フェスティバルホール
06-6231-2221

川崎公演

日時
11月5日(日)15:00開演
会場
ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目

チャイコフスキー:

ヴァイオリン協奏曲
(ヴァイオリン:ギル・シャハム)

マーラー:

交響曲第1番 「巨人」

お問い合わせ
ミューザ川崎シンフォニーホール
044-520-0200

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