社長のおごり自販機事例
「丸正印刷って楽しそう。」
そう思ってもらうための仕掛けづくり
「社長のおごり自販機」を
導入した結果
課題
効果
リクルート施策の強化
リクルートサイトやSNSへ社内交流の光景を掲載し採用活動に繋がった


丸正印刷株式会社
安里さま 新垣さま
業種総合印刷会社
ご利用規模約180名
導入目的コミュニケーションの活性化
「社内の交流を深めつつ、自社の魅力を外にも発信したい」
そんな発想からスタートしたのが、丸正印刷における「社長のおごり自販機」の導入でした。
導入を主導したのは、同社の広報委員会です。社外に向けて丸正印刷の企業文化や魅力を知ってもらうにはどんな手段があるかを話し合うなかで、サントリーが提供する「社長のおごり自販機」の存在を知ったそうです。社内のコミュニケーションを活性化しつつ、サントリーの全国事例に掲載されることで自社の露出にもつながるのではないかと、前向きに導入を決められました。
印刷会社ならではの発信力強化へ
導入時から、目的は明確だったそうです。それは「リクルート施策の強化」でした。 「まずは社風を多くの方に知ってもらいたかったんです。『丸正印刷って楽しそうだな』と思ってもらうことで、新卒や中途問わず、採用につながると嬉しいなと考えていました」と語ってくださいました。 この背景には、すでにリクルートサイトの新規公開など、採用に向けた動きが進められていたこともあったようです。SNS活用も含め、印刷業界に対する堅いイメージを少しでも変えていきたい、若い世代に興味を持ってもらいたいという思いが込められていたそうです。
自販機がつなぐ、部署の垣根を超えた対話
導入後、180名規模の従業員を抱える丸正印刷では、目に見える変化があったそうです。
「普段なかなか接点がない他部署の人にも、『せっかくだからお茶でも飲みに行きませんか?』と声をかけやすくなったんです」と笑顔で教えてくださいました。
その変化を生んだのが、丸正印刷が独自に考案した“無限カード”の運用方法です。
このカードは、「社長のおごり自販機」の導入企業様に配布される“上限本数設定の無い”カードですが、丸正印刷では各部署に1枚のみ配布をされたそう。物理的に同じ部署内では使用できないという制約を作ることで、必ず他部署の誰かを誘って使う仕組みにされています。
実際、インスタグラムには自販機前で談笑する社員の様子が投稿されており、工場勤務のスタッフが2階のオフィスに上がって誰かを誘うこともあるなど、日常的に社内交流の光景が増えているといいます。
「誘う側」も「誘われる側」も気まずくならない工夫を
もちろん、すべてがスムーズというわけではなかったそうです。
たとえば、無限カードの使用回数には「1人あたり月2回まで」という制限があり、誘われた相手がすでに使用上限に達していると断られてしまう可能性もあるとのことでした。
「使い切っているかどうかわからないと、誘う側も少し気を遣ってしまうんですよね。なので、PCモニターに『今月の残り回数』がわかるPOPなどがあると、もっと気軽に誘いやすくなると思います」と今後の改善にも意欲を見せてくださいました。
最後に:導入を検討している企業へ
「飲み物1本が無料になるだけで、ここまで社内に変化があるなんて、導入前は想像していなかったです」
そう語ってくださったご担当者の表情は、充実感にあふれていました。
「社長のおごり自販機」は、単なる福利厚生ツールではなく、企業文化の“見える化”にもつながる施策として活用されています。リクルートや社内交流に課題を感じている企業にとっては、大きなヒントになるかもしれません。
「ちょっとしたアイデアで、職場の空気がふわっと変わる。そんな体験を、これから導入される企業さんにも感じてもらえたら嬉しいですね」